2016/01/18
手裏剣戦隊ニンニンジャー 忍びの44「最終決戦!ラストニンジャの試練」
とうとう復活した牙鬼幻月。側室の子である九衛門は十六夜九衛門新月と名を改め、蛾眉雷蔵も蘇らせ、布陣も揃う。
幻月復活を知った好天はラストニンジャの最後の試験を行うコトとする。
ラストニンジャ最後の試練は好天との真剣勝負。
それは先代ラストニンジャを殺し、その忍タリティを奪う事で新たなラストニンジャになれるからだという。
好天自身も、実の父親を殺してラストニンジャとなったようで。
実に忍者らしい殺伐とした話ですが、天晴はその話には乗らない。
思い返すとこれまでも好天はキンジにお命頂戴を命じたりと、忍者らしい厳しい試練を与えたりしているのですが、天晴たちは忍者らしくない回答によって毎度それを切り抜けているんですよね。
かたや晦正影は、牙鬼軍団が正義の味方であると町の人々や霞たちの記憶を改ざんする術をかける。
風花と加藤クラウド八雲にもその術をかけて、これまで天晴がしてきたニンニンジャーとしての貢献を全て晦がしてきたように記憶を書き換えようとする。
しかして、風花や八雲にとっての天晴というのは、頼りになるアカニンジャーというだけでなく、バカで頼りない兄と従兄という存在でもある。それを晦と入れ替えることは到底出来はしないのだと術を跳ね返す。
これまでの話の積み重ねという熱さとギャグが混然一体とした描写で、熱っぽさも笑いも大事にするという、実にニンニンジャーらしいくだりで好い。凄く好い。
アカニンジャーの代わりは出来ても、家族に代わりはいないのです。
それこそが天晴が好天を斬れない理由でもあるし、家族の死を利用している幻月親子との対比でもある。
家族を殺して強くなるのでは、牙鬼軍団と同じでしかないのだから。
そんなところで次回へ続きますが、予告の画が凄く楽しみ。
⇒スーパー戦隊 各話レビュー
- 関連記事
-
- 手裏剣戦隊ニンニンジャー 忍びの45「親子三世代!ニンジャ全員集合」
- 手裏剣戦隊ニンニンジャー 忍びの44「最終決戦!ラストニンジャの試練」
- 手裏剣戦隊ニンニンジャー 忍びの43「伝説のニンジャ!妖怪かるた大作戦」
コメント