2015年 12月 27日
熱いライダー、切ないライダーが揃うと銘打たれた今回のMOVIE大戦は、いつもの3章立ではなく1章立。
最初から最後まで世界が融合しっぱなしでお話が進むという…クロスオーバーの裏の裏をかいたら表になったような、そんな映画かも。


不思議な事件を捜査していた泊進ノ介は、大天空寺という寺に行きつく。そこで仮面ライダーゴーストこと天空寺タケルと出会い、眼魔という怪人の存在を知ることに。

映画制作のスケジュールの都合上から仕方ない部分ではありますが、ドライブ最終回の事を思うとゴーストも眼魔も全く初見な扱いには微妙な違和感を禁じ得なくなってしまいますかね…。
あれ? でもどっちも金田監督だよな…?

進ノ介とタケル殿は10年前の大天空寺にタイムスリップしてしまう。
それはタケルの父・天空寺龍が死んだ日のわずか前。
タケルは父に正体を隠しつつ、父の死を食い止めようと決意する。

かたや現代では、世紀の天才ダ・ヴィンチ眼魔が暴れる。
10年前に誕生したというダ・ヴィンチ眼魔の影響で、現代ではロイミュードが倒されていない歴史となってしまっているのだとか。

歴史が変わったのは進ノ介とタケルがタイムスリップしたからなのか、ダ・ヴィンチが誕生したからなのか…また、歴史が元に修正された理由も分かるような分からんような…でちょっと難しい。
むしろタケルが龍を救おうとしていた事がバタフライエフェクトの要因だったのでは…って気もちょっとします。
それなら結局歴史が元へ戻ったのも分かるし。

ジェネシス、創生という名の元にゴーストとドライブの誕生についてを描いている…という名目なわけですが、ゴーストに関しては父の死と幼いタケルの成長を描いているので凄く分かるんですけど、ドライブに関して見ると「それは創生?」って思っちゃいますよね…。
ベルトさんが草むらにいた理由が何かしら説明されるかと思いましたが、そこのところ特になく突っ走っていたので、ベルトさんがポケモンの一種みたいになってしまっていたのが不思議な味わいでした。

全体的にゴーストのストーリーがベースになっていたので、ドライブ側がちょっと肩身の狭い印象だったかなーと感じました。
プロポーズだったり剛とチェイスの共闘だったりありましたが、それらはドライブの物語を広げたり掘り込んだりというよりかは、邪魔をしないように付け加えているような、非常に謙虚な立ち位置のエピソードだったかなぁーと思いました。

ゴーストの物語としては、ラストバトルで登場する闘魂ゴーストに全てが繋がるように出来ていて、なるほどそうだったのかーという作りでした。


初の1章立てMOVIE大戦だったワケですが…個人的には、やっぱり3章立てが好みだなぁと思ってしまいました。

いわゆる戦隊のVSシリーズに近いシステムだと、どうしても新作優位のお話になっちゃうんですよね。いや、それは仮面ライダーというコンテンツとして勿論当然のコトなんですけどね。
MOVIE大戦には新シリーズのスタートプッシュと同時に、どうしても最終回を終えたシリーズの同窓会的な味わいをもとめている節があるので、今回はちょっぴりドライブ側が物足らなかったかなと…。

と同時に、別々の物語が途中で一つに繋がるというのが「MOVIE大戦」の面白さだとも思っているので、最初から融合していると春映画とも住み分けが曖昧になってしまうのではないかという、企画としてのアイデンティティも考えたり。
とはいえ、色々と試行錯誤するのは良い事なわけで、痛し痒し。

話題の片岡鶴太郎×竹中直人大戦のシーンは、ボクも含めて劇場のお客さんがみんな声出して笑っていました。
あれだけでも見に行く価値があるという情報を目にしていたんですけど、たしかにあれは素晴らしいモノでした…。

仮面ライダー 各話レビュー
関連記事
≪メッセージもどうぞ。

COMMENTS

コメントの投稿


管理者にだけ公開する
TRACK BACK

トラックバックURL :

Tracked from blog mr at 2015-12-27 09:05
タイトル : 『仮面ライダー×仮面ライダー ゴースト&ドライブ MOVIE 大戦ジェネシス』
 まとまってる。  現在と十年前の二つの流れがあるんだが、相互に協力して進めようとしてるから流れが分断されない。  余計なコントもないし。まぁ、鶴太郎と竹中直人のやりとりはあるが、久しぶりに「笑いながら怒る人」が見られて喜んでる、というのもあって評価は甘くなってるかもしれない。ちょっと長いとは思ったが。  進之介の変身アクション、間の取り方が堂に入ってて、さすが一年やっただけのことはある、...