■青は医者海藤さんは夢を見ました。
海の中で海洋生物と戯れながら泳いでいたのにそれ以上進めなくなり、背後から巨大な船影が現れるという夢です。
フロイト先生の夢分析が待たれる…。
学園ではクリスマスパーティーの準備が進む中、海藤さんは思い悩んでおりました。夢について…。
それを察して相談に乗ろうと試みる天ノ川さん。これもシリーズ序盤の天ノ川さんではあり得ない行動ですかね。
この1年で人との出会いと関わりの中で変化していった天ノ川さんに対し、まだ変化を恐れて迷う、仲間内のなか最も変化の速度が遅い海藤さんでもある。
いつもなら海藤さんの迷いを察して行動するのは春野さんの役割かと思いますが、今回は天ノ川さんがその役目を買って出る。
前回、学園の色んな人のおかげで助けられ、復活を果たした天ノ川さん。今度は自分が誰かを助けたいという気持ちでいっぱいなのです。
基本的には主人公である春野さんが各メンバーにアプローチして解決の糸口が出て来るというのが話のパターンとしてありますが、今回はその主人公を介さないアクションとなることで、春野さん的存在の継承を描いてもいる。
王子に助けられた市民が新たな王子となって広がっていく様を。
海藤さんは新たに浮かんできた夢と、以前からの夢との間に挟まれ苦しんでいた。
その迷いによってか、プリキュアさんとなってもパワーが出ないという。
悩んだり迷っていると弱体化してしまうのか…やはり「忍ばない」気持ちは大事。
自分の新たな夢への思いが押さえられないモノとなっているコトに気付いた海藤さんは心を決める。海の生き物を愛する獣医となるのだと。
心を固めてみると、本当は前から気付いていたのかもしれないと感じる…。
いや、ボクも何となくそうではないかと思っていました…。
だってね…マーメイドだしね…。
プリキュアさんの姿は各自の理想の姿。本当に稼業の経営に加わりたいと思っていたら、キュアビジネスウーマンか、キュアシップになっていたはずじゃないですか、うん(ぇ)。
といったわけで海藤さんが自らの思いに決意を固めるお話。
いつぞやあった獣医さんと出会ったお話のアンサーエピソードでもある。あの話だけだとテーマとして成立していなかったので、それが着地するお話が描かれて一安心。ふぃー。
■シュハリ今週、「ニンニンジャー」の方では「守破離」についての説明があったお話だったのですが、期せずしてこちらも守破離な内容になっていて、相変わらず妙な偶然が楽しい。
ラストニンジャとグランプリンセスは何処かで融合するかもしれない…。
次回は海藤さんにとってのラスボスとも言える家族との対決。
それは強大な敵か、あるいは自分の心が生んだ幻影の敵なのか…。
⇒
プリキュア 各話レビュー
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