2015/11/16
仮面ライダーゴースト 第06話「運命!再起のメロディ!」
今週の英雄はベートーベン。作曲することに捉われた若き作曲家が眼魔さんに狙われます。
真の作曲家は死して大成するという眼魔の言葉に、高所から飛び降りようとする作曲家さん。
しかし、耳が聞こえなくなり死をも考えたベートベンがその後も生き続けたことを説き、眼魔さんの術を解いてベートベンの眼魂を手に入れるタケル殿。
相変わらず抱きしめて解決する様が分かり辛いんですが、眼魂と引き換えに被害者の命を使う代わりに、タケル殿の命の火を利用しているとかそういうコトなんだろうか。それなら理屈として分かるし、戦うほどにすり減っていくという靖子にゃんっぽいヒーローです。靖子にゃんじゃないけど。
後で説明するのかもしれないし、このまま説明しないのかもしれないし…というフワフワした状態なのが気にかかります。
今週はスペクターさんに負けて心の折れたタケル殿を支えるアカリ殿視点のお話。
死んでしまったタケル殿も不安ですが、残された側となるアカリ殿としても不安なのです。その思いは間接的にぶちまけられる。
切ない仮面ライダーという売り込みのゴーストさんなのですが、忙しない印象が強くてなかなかその部分を感じるに至らなかったのですが、今回は初めて「あ、切ない!」と思ったかも。
死んだ人間よりも残された人間の方が視聴者的には共感しやすいというコトですかね。
まぁ残念ながら視聴者の多くは死んだ経験がないので、死んだ側からの思いは共感しづらいというのは否めないかもしれない。
これまで切なさが出辛いように感じたのも、タケル殿の視点で話が動いていたからなのかな…。
死んだことで生きている友達に気付かれなくなるとかは「あぁ、可哀想に」と共感しやすいのですけれど、タケル殿は見ようと思えば見れるのでその辺が中途半端になってしまうかも。
となると、死んだことでタケル殿がドラマ性とは何かと考えるには、99日で眼魂を15個集めないと完全に死んでしまうというコトでしょうか。
しかしこれは、タイムリミットによるサスペンス性のドラマなので、「切なさ」とは趣を異なりますわねぇ。
「切なさ」を前面に出すには、今回のようにタケル殿の周りの人間から見たドラマを描く必要があるのかなぁ。
⇒仮面ライダー 各話レビュー
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