■燃えて散って花火学園では夏休みを迎え、生徒たちはみな我が家へと帰省していきました。
帰る家の無いプリンセスはどうすればいいのかと思っておりますと、みんなで春野さんの実家にお泊りする会へと巻き込まれる。
知らない間に面子に入っているし荷物はまとめられているし、逃げ場はない。
そして今回は七瀬さんも一緒ですね…海藤さんのリゾート地漫遊の時とは違って…。
風情ある城下町の装いを残している、ほぼ川越的な町にある春野さんの実家は和菓子屋さん。
そこで普段は出来ない夏休みならではの体験をしようと試みる一同。
店の手伝いに流しそうめん、トウモロコシのかぶりつきに温泉入浴。
そして花火。
みんなが楽しむ中、ひとり夕闇に不安な気持ちを募らせる紅城さん。
夜が近づく度に、またトワイライトさん時代の闇に飲まれてしまうのではないかという不安に駆られるのです。
そんな紅城さんに、海藤さんは「怖い時はみんなを頼ろう」と助言する。
オバケの怖い海藤さんも仲間の助けで立ち向かう事が出来ました。あの時の経験がここで同期してくるとは。
海藤さんと紅城さんのコンビ回だから、てっきり兄妹話でまとめてくると思っていたので、全く別アプローチでの共通項を紡ぎ出しているのに感心致しました。うむむ。
花火というのは夜にしか出来ない遊びであり、また、一人で行う事はまず無い、みんなでやる遊びなのです。
みんなと一緒に夜の闇を楽しむ、花火にはそのテーマが詰まっている。
その想いを理解した上で、スカーレットさんは花火の鍵を使うのです。
不死鳥を纏うスカーレットさんが何故「花火」というややノーテンキそうな鍵を使うのか…今回はそんな疑問に答える為の話でもあったのですね…。
そう…今週は、花火キーの販促回だったのだ!(ドン)
初見の際は、紅城さんの不安要素が描かれるのがちょっと遅い印象で、どこに行こうとするのか掴みにくいふわっとした話に思えたのですが、2回目を見ると海藤さんの視点で紅城さんの不安の謎を解こうとするミステリー的なフォーマット(ぇ)だったのかなと思う。
また、海藤・紅城の融和回でありつつ、そこに「花火」の販促回的な要素を繋げて一体化させている後半の構成が上手いお話です。なるほど。
販促の緻密さに気付いた瞬間、自分の中のポイントが音を上げて2割増ぐらいになるんですよ…うん。
■夏の紅城さん強化週間が続いておりますが、次回は謎生物との絡み回。
ううむ、地獄しか思い浮かばないこの三位一体…。
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プリキュア 各話レビュー
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