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2006年 10月 08日

「傷だらけの街、ニューヨークからワケも分からず強制送還… 今じゃ、何の因果かマッポの手先。この身一つと決意の筈が、不意に出会ったダチの為、期間限定ッ、スケバン刑事、麻宮サキ!」(うろ覚え)

プッ、クスクス… て、笑われてましたけどね麻宮さん。ま、そりゃあねぇ、これから殺し合いをするって時に、いきなりそんな口上言われたら、そりゃ吹きますよ。

てゆかね~、やっぱ松浦さん眼がイイんです、眼が。
アイドルて、厳しい顔して映えるんですよねぇ。
やはり、アイドルとこういうキャラクターモノの相性はとてもイイと感じます。
女性アイドル男性アイドル問わずね。

前に松浦さんが主演した、柔道の連ドラありましたけど。
ナンでジュードー!? と、切に疑問に思いました。
あんだけの出来るアイドルをブッキングしておいて、何で柔道!?
絶対キャラモノの方がいいのに… 絶対ハマルのに… て、ずっと思っちゃたし。

嘘か誠か、上野樹里主演でスケバン刑事復活!という情報を目にした事がありました。
上野樹里は確かに上手いし、それなりのモノが出来るんでしょうけども… 彼女は女優であって、アイドルではないですからねぇ。ちょっと物足りない感を感じましてね。
芝居が上手いのは分かるんだけど… 芝居力とは違う力がキャラモノでは必要になるというか…
ん~具体性の無い説明だ。誰かアイドルとキャラモノの相性についての論文とか、書いてないのかよ。

とりあえず、「スケバン刑事」の原作は読んだこと無くて、ドラマシリーズしかボクは観たことありません。あ、でもテレ東で最近放送した劇場版第一作も観たか。
ドラマも、CSのファミリー劇場での再放送で観ただけですけどね。もち、リアルタイムの記憶はありません。

個人的には決め台詞は初代が一番好きかなぁ。

「スケバンまで張ったこの麻宮サキが、何の因果か落ちぶれて、今じゃマッポの手先。笑いたければ笑うがいいさ。だがな、××(その回によって変わる悪事)××ほど、魂は腐っちゃいねえんだよ!」

自分の意図せざることによって仕方なくやっている反骨さとか、孤高さとか、正義感とか、一番スケバン刑事らしさが出ている気がします。
悪人が「さ、桜の代紋!?」て類型的に驚く件から好きですね。
桜の代紋があるだけで、刑事だってすぐ認めちゃうんだもん。
所詮ヨーヨーじゃねえかよ、まったく素直な悪人だぜ。

個人的には初代・二代目の前期、つまり一話完結で犯人を捕らえていくスタイルが好きなんです。
だから、いつも後期になって話が無駄にデカくなってくのには「オイオイ…」と思いながら観てました。

え? 三代目? あ~現在ファミ劇で再放送してますね「少女忍法帳伝奇」。
ん~… ま、観てるけど… あれ… 何処がスケバン刑事なの? もはや全然違うモノのような気がしてなりません。確かに「スケバン」ではあるけれど、何かもう「刑事」じゃ無いし…
浅香唯は今の方が可愛い気がするのは気のせいですか?


しかし、“スケバン刑事”って何者ですか?

不良でありつつ刑事。
反権力でありながら、国家権力を背負う。

矛盾の存在です。
パンフレットの作者・和田氏の言葉を読む限り、スケバン刑事は学生の事件は学生が処理する、自分らの始末は自分らでつける、という考えの元に生まれた存在のようです。
その矛盾はある種の必要悪のようなモンなんでしょうか。


スケバン刑事の形は、往年のヤクザ映画の系譜に並べられるモノでしょうね。
つまり、高倉健などが主演したプログラムピクチャー時代のヤクザ映画類です。
コレには一つの形式が決まっていました。

・まず、対立する二つのヤクザの組がある。
一つは主人公の属する、仁義に熱い汚い真似はしない、善いヤクザ。もう一つは人殺しでも何でもかんでもしちまう、外道なヤクザ。ま、ヤクザに善いも悪いも無いだろって気もするけどね。
・悪いヤクザの方が、主人公に近い人間を殺してしまう。
・怒った主人公、単身で相手の組に乗りこんで、復讐。

ヤクザ映画といえば東映。東映といえばヤクザ映画。
今回の映画でも、その東映のお家芸をしっかりと受け継いでいます。

・対立する二人の特命刑事。
・友人、拉致られる。
・友人の復讐に、単身乗り込んでいく麻宮サキ。

これはテレビシリーズでも基本的には同じですよね。
特命刑事とか言ってるけど、ラストは仕事というよりも、もっとエモーショナルな部分が爆発してるだけですから。やはり刑事ドラマの系譜じゃなくて、ヤクザ映画の系譜なのですね。


にしても、なんかもー、どんどんカッコ好くなってくるんですけど、麻宮さん。
レイカにいじめの抗議をしに教室で暴れるところとか、フツーにスカッとしちゃったよ。
うぉぉー、そうだそうだ、面倒くさい奴は皆のしちまえ!て。

そういや、ヨーヨーが上手くない、てのも今回の麻宮さんの特徴でしょうか。
カッコ好くホルダーからヨーヨーを握って、投げたぁ! …けど外れた。痛ッ!
あそこ、たぶんギャグシーンなんだろうけど、演出とかがギャグライズされてないので笑えなかった。監督、逃げないで笑いの演出もして下さい。
騎村に捕まるところでも、まだ上手くないですもんね。

やっとヨーヨーが決まるのは、体育館で拳銃を持った男を倒すシーンです。
ま~気持ち好かったですねぇ…。
サキの怒りのボルテージと、ヨーヨーの実力が比例するようになっているのでしょうか。
溜まりに溜まったフラストレーションが爆発する瞬間。
この映画、悪い奴がホンット悪いおかげで、そういうカタルシスを率直に感じられるエンタメですね。

バトルに向かうサキに、皆が道を開けるシーン。
男前… カッコエエ…

アクション監督の横山さんは、アイドル映画かと思ったら凄いアクション映画だったと思わせたいと語っていますが。
なるほど、これはね、もう仮面ライダーッすよ。
あのバトルスーツからして、仮面ライダーだよ。「THE FIRST」だよ。銃弾、弾いてますよ。
飛んだり跳ねたり、斬られたり。麻宮さん、お嫁にいけないような身体になってませんかね?
テレビのメイキング映像では、あのバトルスーツの性能について吉良が話すシーンがあったような気がしたんですが、カットされた模様ですかね。


サキと騎村が戦うシーンは、まさにサキの「孤高」を感じました。
自分一人、仲間もいない、吉良は脚引きずってるから現場じゃ役に立たない、暗闇警視は照明のある所に行く気も無い。
誰も助けてくれない、だけどやるッきゃない、て。
惚れる。
最近は「孤高のヒーロー」って、実は意外と存在してなくて。
「仮面ライダー」は毎年ライダーが何人も出るのは当然だし、「戦隊」は全くベクトルが違うし、「ウルトラマン」は仲間どころか兄弟いるし、ヒーローが一人だけで、仲間もいないって、そんな番組はいつの間にか消えてしまったんかいな…
だから、もうこの麻宮さんの背中のカッコ好さにグッと来ちゃったよ。

だから、ついでにもう1枚

だぁー、もうカッコ好過ぎです。
ヨーヨーで真剣白刃取りしたり、超必殺技ではヨーヨーが光ったり。
もー、超イミ不明!!!(誉め言葉)

まぁ、スケバン刑事の伝統(て、テレビシリーズしか観てないけど)として、「基本、何でもあり」「トンデモ感一杯」てのがあるよーな気がするんですけど。てか、それが無いとスケバン刑事じゃねえ!とさえ思えるんですが。
そのトンデモ感、今回も一杯詰まっていましたね。
まず、どう考えても生徒・先生がイッちゃってる。頭がオカシな奴らで一杯です。
爆弾で自殺未遂した子は、何故か顔がすごくキレイなままだし。ブラックジャックに整形手術頼んだのかと。
「警察は学校には介入できない(by暗闇警視)」いや、出来るだろ! あそこまで大事になってるんだから!爆発だゾ、爆発! つーか、警察が無能! てゆか、サキ以外みんな無能っす!


しかし、何故に敵役の秋山レイカまでサキと同じくヨーヨーを使うんじゃらほい、と映画を観る前は思ってましたが。
まさか、もう一人の特命刑事だったとはね。やられたよ、納得だよ。
言わば、秋山レイカは闇に落ちたスケバン刑事、なんですね。
捜査の為に内偵していた筈が、「こっちの方が面白いから」と、騎村の手に落ちる。

おそらく秋山レイカもサキと同じく、普通の素性ではない筈。
反社会性が内在していて、元々闇に陥りやすい性質を持っていたのかもしれない。
サキも実際、騎村には幾ばくか惹かれていた節がありましたし。
特命刑事てのは諸刃の剣なんですね。

しかし、実際にはサキは騎村の元へは陥らなかった。
同じ特性を持ちつつ、サキとレイカを分かつ理由とは何なのか…
ん~… ボクの答えとしては、“正義感”なのでは…と?。

司法の正義ではなく、自分の中の圧倒的な正義。
たとえ不良だろうとも、卑怯な事は許さない。
今回の映画では、麻宮さんの正義感の強さをヒシヒシと感じるんですよね。

その分、敵である騎村も非常に純粋な悪ですね。
全てがゲーム。自分の命さえもゲームの対象にしてしまう電波ぷり。
かつらを外すシーン、何の意味があるんだよ。て、思ってましたけど、要するにあの男には真実が何一つないんだという意味、なんでしょうね。
同情の余地など一切介入しない、闇に染まり切った奴だったと。
そんな奴でも、サキは最後まで助けようとしていましたけどね。
やはりエモーショナルなんです。


やっぱにゃ~、テレビシリーズでもやって欲しいなぁ~。
竹内力さんもイメージと違う髪形で面白かったし。てか、吉良の正体が気になるしね。父親なのかなぁ?て。 煙草の消し方が母親と同じ、てのは煙草の吸い方を教えたから、てだけなのか、はたまた…。
ま、一番は太ももからヨーヨー取り出すシーンまた観たいからだけど。(オイ)


演出的には、映像の編集がちょっとウルサイ感じがしましたけどね。
あと、何故に人間の死ぬシーンを直接見せないんでしょうか。バトルロワイアルみたいにR指定受けたくなかったのかしら。一応、ファミリー映画ってコトなんでしょうかね、この映画。
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COMMENTS

Commented by m-ohgi URL at 2006-10-09 20:39 #- Edit
Title : 「スケバン刑事」と「プリキュア」
1枚目のセーラー服画像は薫、2枚目の戦闘服画像は満に似ていますね。似ているといえば、サキと咲、指令依頼の承諾した時の眼帯(リンチを受けた時、左眼が真っ赤になっていました)をかけたときの服装とポーズが「プリキュア S☆S」のコミック単行本のオマケのページの薫、学園に潜入した時のヘアスタイルも薫にそっくりでした。
また、いじめられッ子同士のためのチャットサイト「ベローナ」、ハンドルネーム「ロメオとジュリエット」は
「プリキュア 無印」のベローネ学園、そして学園祭の芝居の演目を連想させます。
それにしても、他の批評ブログを見ますと、深作さんや
宮崎さんなど、いわゆる偉大な父親のあとを継いだ二代目監督は全然ダメだという酷評が多いですね。
Commented by TJ-type1@管理人 URL at 2006-10-11 00:50 #ZAYoVZVs Edit
Title : ◇コメント、ありがとやす!◇
>m-ohgiさん
おぉ、m-ohgiさんも観たんですね!
そうそう。サキの髪型は、薫が実在したらこんななんだぁ、と思っちゃいました。全く同じ髪型ですからね。
そうですか、コミックの… あれ? もしかしてボクに「S☆S」のコミックを買えと、そー言ってるんですか? そ、そんな、俺の心を惑わすような事を…あ~…
てか、薫とサキの描き分けが出来ていないのは秘密です…
あと、“ベローネ”って“ベローナ”から来ていたのかぁ…と気付かされ、無知な自分を確認したり。

伊丹十三とか、二代目の方が有名な監督もいますけどね。
初代の方が知られてないだけかな?
ま、ボクはレビューの通り、フツーに楽しんじゃいましたけど。

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