2015/05/11
仮面ライダードライブ 第29話「強盗事件で本当はなにがあったのか」
頻発する連続銀行強盗殺人事件。犯人は融合進化態となった根岸という男。根岸は12年前に進ノ介の父親が殉職した銀行強盗事件、その二人組の一人だという。
父親を殺した男の犯行とあって頭に血が上る進ノ介ですが、12年前の事件にはどうやら公表されていない裏の真実があるらしいとのこと…。
ロイミュードを取り逃がしたことで捜査にまともに参加させてもらえない特状課。仮面ライダーといえばこれまで個人活動が主だっただけに、警察組織ゆえの面倒くささがこういう時について回る。
雑務を押し付けられた特状課が実に「踊る」っぽい。
これまでの刑事vs犯人という刑事ドラマだけでなく、上層部vs現場という対立軸が増えた警察ドラマの装いも出せるのですね。
ロイミュードが融合進化態になって犯人の人間とイコールという分かり易い設定になったのも、“上層部”という新たな敵の登場があるので現場の悪役は分かり易くするという全体のバランスも考えてだったのかもしれないなぁ。
刑事ドラマだけでなく警察ドラマの要素も入れて来て、「仮面ライダー×刑事ドラマ」というお題目を決して表層だけではなく、かなり深い所まで斬り込んで創造しようとしていると感じる。
「犯人逮捕・退治」という部分は他のライダーでも出来る事だけれど、組織の中にあって組織と対峙していくという内容は、それこそ「仮面ライダー×刑事ドラマ」の「ドライブ」でしか描けないものだものね。
これまでのライダーは大体1話で主人公側の組織は壊滅するし…。
前半は1話(2話)完結、後半は連続モノの刑事ドラマというと…「スケバン刑事」を思い出すな…。
剛は何故だかロイミュード側に。
操られてるのか別の理由なのかはまだ分からない…。
初登場の時はあんなにアホっぽかったのに…。
⇒仮面ライダー 各話レビュー
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コメント
物語の構造が複雑になってきて、ちょっと苦手だな、こういうの。
うむ、たしかにそういった印象も受けるのですが、それでもやはりテーマの主軸としては家族、ひいては家族愛が描かれるのかと。たとえば、ロイミュードだってロイミュードどうし同族で家族みたいなものじゃないかと、ならば仲良くしなければ、というハート様も描かれてるようですし。そういった意味でも家族愛、同族愛みたいなものが今後の鍵になるのではと予想。その点をふまえると、Go!プリンセスプリキュアでも家族愛みたいなものがテーマになっていくのかなと。なぜならばライダーとプリキュアは毎年テーマがかぶるってる印象もあるので。なので、おそらくトワイライトさんも洗脳されてる可能性が高いのかと。うむ、これはこれはトワイライトさんの耳の後ろにもあの焼印のような傷があるとみた!
…と、冗談はさておき…(ぉぃ
なんとなくですが、いまは家族というものを理解できてないチェイスなのですが、さて、どうやってチェイスが家族を理解していくのだろうかと予想するに、おそらく、やっぱ霧子が解決してくれるだろうと。
チェイス「俺には家族というものが分からない…」
霧子「なら、あたしと家族になろっ?」
みたいな、くすぐったい展開があるんじゃないのかなと期待。
うむ。
いまの霧子は、剛が、理由はわからないが悪堕ちして、それどころじゃないのだろうけれども…
2015/05/12 10:21 by いちご牛乳 URL 編集
◆コメントありがとうございます!◆
家族の為に、というのが明確にライダー側の目的として上がって来た印象ですね。
これまでも家族テーマは何度かありますが、石ノ森イズムの「父殺し」というテーマとも絡ませ易いし、視聴者の理解しやすい部分なので使い易いんでしょうかね。
前シリーズの鎧武がどんどん話が大きくなっていったのに対して、今シリーズは自分の身近な家族の話に集約していくるという逆のパターンで攻めて来ているのでしょうかねえ。
2015/05/15 22:05 by TJ-type1@管理人 URL 編集