
実は、ホントに描きたかったのは左下の方だったりする…ん〜… 不思議なモンです。
基本的に、ボクは衝動的に映画を観るということは無くて。
観る映画は数ヶ月前から決めて、チラシ集めて、前売り券買って、満を持して観に行くんです。
当日券で観た映画って、凄く少ないんですよね。値段、高いし。
そんな中、まんまと当日券で観てしまいました「時をかける少女」。
至る所で、絶賛の嵐。
悪い評判を何一つ聞きません。
なるほど、そうなると結構面白いんだろうなぁ〜ぐらいには思っていたけれど、DVDかWOWOWでいいや、ぐらいのテンションなんですよね…
だけど、よく行くブログ様なんかで、切々と面白いぞ〜面白いぞ〜と書かれているのを見ると、凄く静かに観たい衝動が湧いてくるんですよ。
けど、上映館数少ないし〜近所でやるなら考えよ――と思っていたら、近所で上映をし始めたり。
さらに、ブログのコメントで「時間モノ・藤子ファンなら是非とも」というお言葉を頂きました。
「時間モノ・藤子ファンなら…」
藤子ファンなら、だとぉぉ―――!!! うああ――(ハルク化)この単語を使われた日には、オレに真っ向勝負しろと、そういう事か、ええ?
それまでの「観たい度」は55ぐらいでしたが、このお言葉で75にまで跳ね上がりました。
スゲー、単純。
しかも、調べてみると、その近所の映画館も数日で上映終了!
さらに、何故かその日は500円引きの日!
うわ〜、なんか追い込まれてるよ追い込まれてるよ… ホントに観なきゃいけないのか…
でも、例え今日安くても、上映時間との兼ね合いがあります。
見ると、あと50分で今日の最終上映回です。
……映画館まで原付でおよそ20分。
ヤベー! 間に合っちまう!! 観ないという理由付けの材料が確実に消されていく!!
どーするどーする…と10分ほど、考え――
だぁー!行くよ行きゃイイんだろ!と遂に決意(?)しました。
その吉祥寺バウスシアターって映画館は、単館系の映画や、昔の映画、流行りの映画を館主のセレクトで上映しているトコのようで。今の時代、こういう自由な興行をしている映画館は少ないので、非常に貴重な存在です。
1番劇場は、どうやら元々は映画館ではなく、小さな劇場を改造して作った映画館のようです。キャットウォークみたいのがありましたし、音響が備え付けではありませんでした。
いやぁ、久し振りだな〜こんな整備されていない音響で観るのって。
映画は野球をする真琴の姿から始まります。
ココで、素朴に感じたんですけど。
アニメ映画にしては、ずいぶんと人物の画の密度が薄くない?って。
人物画に、暗部もハイライトもほとんど無いんですよ。色がノペッとしてるんですよ。
フツー、アニメ映画ではテレビよりも密度が濃くなってるもんだと思っていたので、おや?と思ってしまいました。
予算の問題か? なんて思っちまいましたが、背景がアレだけ作り込まれているコトとの対比なんでしょうか?人物がよりアクティブに見えるようにあえてシンプルにしているとか? ま、最初こそ気になったけど、すぐに忘れましたけどね、ンなコトは。
この映画、確かに面白かった…!
文句も思い浮かびません… て、書くとパーフェクトみたいに読めちゃうけど、すごくシンプルなお話だから、飾ってないし、ホントに真っ直ぐってコトなんですよ。パーフェクトと言うのとは違うような。
しかし、レビューを書く身としては難しいな。
何がどう面白かった、て書き辛いです。少なくともボクにはその力が無い。
つまりね、ん〜… 全体的に面白かったんです!
「ときをかけるしょうじょ」をみました。おもしろかったです。
――て、小学生の感想文じゃないんだけどさ… え? 普通の小学生はもそっとマシな感想文? だってオレの小学校の読書感想文と言えば、9割あらすじ書いて、残り1割は出版社名と値段を書いて、一口感想を書くだけとゆー、明らかに読書感想文を勘違いしている小学生でしたよ。みんな、そうでしょ?
ん〜… いや、面白かった部分を一つ一つ書けと言われりゃ、書けますよ。
・時をかけた後に、必ず頭をぶつけるトコとか、
・タイムリープでまんまと生活を楽しむ真琴とか。
・告白されたくないなら、何度も自転車の後ろに乗るな! とか。
・( ゜Д゜)ハァ? とか。
――ほら、キリが無い。
「時をかける少女」といえば、数々映像化さている小説ですが、ボクは原作読んだことも無ければ、大林版以外の映像作品を観たことないです。ホントは内田有紀版とか観たいんですよ、脚本・君塚良一ですよ!どこのツタヤにあるんすか!
そんな唯一観たことある大林版「時をかける少女」ですが。
…ん〜… そんな… すごく… 面白かった記憶は無い…
だってだって、こっちは「時をかける少女」というタイトルから来る、SF的ジュブナイル的なモノを観たかったんだのに、映画始まって数十分… 全然時かけねえー!!!
やっと時をかけたと思ったら、映画も半分終わってたんだもんなぁ。
ま、冷静に考えると、あの映画はSFとかジュブナイルとかじゃなくて、原田知世を観る為の映画だったんだな、と気付きましたけどね。少なくともレーザーディスク観ている間は気付かなかった。
それと比べたらコチラは、まぁ〜時をかける、かける!
これだよ、オレが観たかった「時かけ」はぁ!!
受動的に身を任せるがままの大林版ヒロインとは違い、タイムリープをとことん能動的に、アクティブに使いまくるヒロインが、すごく気持ちイイです!爽快っす!鉄板焼き食いたいが為にタイムリープだなんて!
「サマータイムマシーン」並に何度も何度も時間移動してまして、テンポもイイし、頭ぶつけるし。
三叉路で何度も何度も頭ぶつけてたのは、流石に頭蓋骨割れるんじゃないかと思ったけど…
そういや、タイムリープ時の作画線は黒じゃなくて赤っぽかった。
これか、細田監督がデジモン映画でやったとゆーテクニックは。
えと〜、コメントで頂いた「藤子ファンなら」というお言葉が、気になってるんですが…
いえね、これは「藤子テイスト溢れてますよ」という意味なのか、はたまた「劇中に藤子作品へのオマージュがありますよ」という意味なのか。
そのコメントがどちらの意図であったのかは計り兼ねますが、実際に映画を観てみると、前者だけでなく、なんと後者の方の意味も実際に存在しましたよ!
前者のFテイストてのは、SF的だったり、真琴のタイムリープ活用法がのび太チックだったり、因果応報があったりとか、全体から感じるのではありますが。SFとジュブナイルを一緒にすれば、否応無しに幾ばくかの藤子テイストが出るのは当然だので、まぁそれは予想通りというかね。
しかしね。あったんだよ、「ドラえもん」への物理的オマージュが。
真琴が初めてタイムリープする件で、買い物途中の太ったオバサンと接触しそうになり――
「目がなんで前に付いてるか知ってるかいッ! 前を見て歩く為だよ!」――と、怒鳴っていたのを憶えてますか?
これは、かの有名な「ジ〜ンと感動する話(てんコミ9巻)」で、先生がのび太に言った、感動的なお言葉、そのままではないですか!!!
え? ただの偶然?
ちょ、ちょっと待って下さいよ。だって、普通に考えたらこの時オバサンが言う台詞は
「どこに目ぇ付けてるんだい!」
的なコトの方がむしろ相応しいじゃないですか。
それをわざわざ微妙に説教じみた台詞にしているなんて、これはやはりオマージュと考えるべきです。てゆーか、そうだ、そうに決まっている!
この映画、リピーターが多いという話も聞きますね。
確かにね、また観てもイイなぁ… て思っちゃうんですよね。
何なんでしょ…? あれがこーで、あそこがとびきりスゴイから面白いんだ! て映画じゃなくて、んん〜… これ「響鬼」の時にもちょっと感じたんだけど… 説明しづらい…てか、オレのボキャブラリーの欠如でしかないのだろうが。
レビューとして、すごく卑怯な言葉ですけど…
空気? てコトかしらね…
ただ、間違い無く人に勧められる映画であることは言い切れます。
何故なら、この映画には好き嫌いが無い! …と、思うから。
誰もが素朴に楽しめるし、はたまた玄人的にも語りがいがありそうですし、たぶん。
とりあえずボクはその日、お風呂に入って数字が身体に書いてないか探しましたけど、何か?