まあ、そんな期待を持ちつつTjoyへ。あれ?この映画は確かアニメ特撮世代の人間達が作った映画だよね?どうして劇場に白髪の御老体がこんなにいっぱい?ほぼ6~7割の客はこの世代でした、マジで。あと、他にも以外と若い女の子も来ているのがありがたいですね。もう、作り手の目線ですから。
ドラえもんの時にはまず間違いなく、クレしんとコナン、シネコンならワンピースの予告編も見れちゃうんですが、ローレライには一つもついて来なかったですね、さすがに。ウズウズウズウズ…真下の予告編やれやれやれ…みたいな気持ちでいっぱいです。フジの製作ですしね。で、ありがたく「交渉人真下正義」の予告を拝見。パニックムービー爆な予告。もちろん前売りは既に買いました。「容疑者~」と合わせて買うと、二種類のポスターがついてくる。ニヤニヤです。張りもしないくせに。
で、やっと本編に入るといきなし伊507の戦闘シーンから。見せますね~正攻法です。さらに冒頭の字幕のフォントなんかを見るたびにマニアックに喜んじゃうのね。うわ~樋口っぽい、樋口ぽい。ガイナ、ガイナみたいな。俺の予想よりも早めに潜水艦が出航してくれて、好いテンポです。なるたけネタバレしないように書きますが、ローレライシステムというのはCMでもやってる通り『目』です。従来のソナーなどとは比較にならない正確さで敵を撃沈出来るわけです。このシステムがこの映画の核で、ファンタジーです。結構アニメぽい設定のように思えたんだけど、御老体がたは納得して見て頂けているのだろうか……。しかも、そのローレライの要の少女パウラはなんか凄いアニメぽいエロさをかもし出す服を着ているし。この辺はアニメの血、爆ですね、ええ。
ちゃんとアメリカ艦隊の人間の描写も入れてるために、善対悪の構図ではなく、あくまで敵対味方の構図になっていて、お客としてもスッと認められるし、この辺は気を配ったんだろうなぁ…。戦闘シーンはやっぱ得意のケレン味を振り絞って気合気合気合の感じだし。ハリウッドの映画はね、お金いっぱいかけてるんだけど、こういう画のケレンがなんか少ないような気がするんだけど。もっとそういうの出して欲しいんだけど、日本特有なのか…?リアルを求めてるのかやはり?でもなぁ、やっぱ格好いいんだよなぁ~、こういうアニメ画てのは。
それにしても、長編デビュー作の樋口監督ですが、画に対しては何の不安も無かったんですが、思った以上に芝居パートしっかりしてましたね。むしろ非常にスタンダードな感じで邪魔しない感じでした。いやホントに役所広司カッコエエすわぁ。何度か艦長の演説シーンがあるんですが、いやぁ…泣きました。まさかですね。しかも一応戦争映画ですし、まあ銘打ってるのはどっちかっていうと東宝特撮映画みたいな感じだけど。こんなにドキドキワクワクですか。東京に原爆落とされちゃうよぉー!早くー!みたいな。
熱い、マジ熱いす。思てた以上に面白かたあるよ。うわ~見覚えのある名前がいっぱい。特撮に佛田さんもいるんだ。東映東宝ごちゃ混ぜだなぁ。あれ?音楽:佐藤直紀……なんか最近よく目にする名前だな…。とか思って後で調べて見たら「H2」とか「プリキュア」とかの音楽の人でした。凄いなぁ、あのローレライの高揚感ある音楽からプリキュアまで……主題歌も…。広いです。大島ミチル並ですね。
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