2014/08/11
仮面ライダー鎧武 第40話「オーバーロードへの目覚め」
ライダーと怪人は同種の存在…というのを徹底的に見せつける話でしたが…まるで地獄に落ちたかのような話だったんですが、これをチビッコたちはどういう思いで見たのだろうか…とちょっと思ってしまった。レデュエの術にはまって幻覚の中に落ちる紘太。
そこは紘太がインベスとなって、人間から狩られる存在となった世界。
世界を救うためにベルトと果実、果ては黄金の果実の一端を使って超人的な力を手に入れた紘太。
しかし、それは本来ある世界の理を逸脱しているチカラ。
ルールを破り、世界の枠の外側にはみ出た者は異端者、怪物と呼ばれる。
それはインベスやオーバーロードと同じであるというコト。
ならば紘太が共に居るべき仲間とは怪人たちの方ではないか…。
裕也が鎧武となり、紘太がインベスとなった世界。
それはもしかしたらそうなっていた可能性の世界でもあり、徐々に人間から外れていっている紘太の未来の姿かもしれない。
世界を救うためには人間の枠を超えた怪物とならなければならないが、世界と人間は怪物を拒絶する。
ぐっさん曰くの、世界の為に自分を犠牲にするか、自分を守る為に世界を捨てるか。
紘太は、たとえ怪物となろうとも忌み嫌われようとも、自分の大切な人を守る為に戦う事に変わりなしとレデュエの誘いを断ち切る。
舞も、紘太ならば自分の方を犠牲にするだろうと理解している。
それまでが地獄のような展開だったので、紘太さんがぶち切れたところは爽快。
とはいえ、このままでは世界は救えても紘太は滅ぼされるのか…という不安材料が残る。
世界か自分かどちらかが生贄にならなくてはならない。
希望を得るためには、何かが絶望に落とされなくてはならない…という、ここでもその宇宙の理。
やはりこの理そのものを破壊しなければ、絶望は残り続けるのだなぁ。
レデュエさんが作った人間電池。
紘太が「どうすれば外せるんだ!」と言っていたのを、キック一閃で破壊してみんなを救出した戒斗。
もしかしたら戒斗は救世主の逸材かもしれない…。
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