■歌は地球を救うミラクルドラゴングレイブがレジーナさんの手に渡り、もはや猶予出来ぬとレジーナ抹殺を掲げる強硬派の円さん。
しかし、レジーナさんにも父親に対する愛情があり、愛情があるならば殺しあい以外の道があると信じる相田さん。
自分の想いが届くまであきらめる気はない模様。
かたや、剣崎さんもレジーナさんを信じたいと思っていた。
亡国の仇の娘であったはずが、いつのまにやら剣崎さんの中にもレジーナさんの愛を信じたいと思う心が。
そんなレジーナさんの愛を取り戻す為、自分に出来る事はないかと思っていた矢先、いつぞやのアイドルさんからファンには歌で思いを返すのも一つのやり方なのだと教わる。
同じ事務所だったのか…てゆか、まこぴーちゃんと事務所に所属してたんですね(え)。
割と自由に動いていたから個人事務所なのかなーと思ってた…。
そんなわけでレジーナさんに向けた新曲を作ることにしました。
曲作れる人なんだ…と思いましたが、よく考えたら元・路上ミュージシャンだった。
剣崎さんの想いは一人にあらず、相田さん達も曲作りに参加して、ようやっとみんなでレジーナさんに向けた曲が完成したのでした。
その新曲発表会ではおおよその予想通り、レジーナさんが襲撃してくる。
剣崎さんは一計を案じ、その場でレジーナさんに歌を聞かせる事にしました。
レジーナさんに向けた歌を作ったら向こうからやって来てくれた。まさに渡りに船とも言える状況。
てゆか、よく考えたらそもそもその歌をどうやってレジーナさんに聞かせるつもりだったのかが念頭に無かったのではないかという気がしないでもない。
次会ったときにCD渡すつもりだったのだろうか…。
歌が思いを託す言葉なら、その為のコミュニケーションツールも用意しておくべきでしたね…。
剣崎さんは歌う。
後ろでハート様他が殴り合いをする中、ただひたすらにレジーナさんに向けて愛を唄う。
作画…っていうかカメラ写りがすごくイイです。
こ、これがアイドルの本気…。
この歌演出は個人的嗜好にもかなりググッと来る好いモノであります。
歌とバトルとを合わせた作品ってのはそこそこありますけど、歌いながら殴るよりは、殴り合いよりも歌の方が強いという、歌で世界を救うといった理想が相まったスタイルの方が個人的には燃えるのであります。
アイドルアニメ隆盛期とも呼ばれる昨今なのですが、「アイドルは宗教」説を唱えるボクとしては、自己実現のアイドルよりも、神としてのアイドルが描かれる事の方が燃えるわけです。
てなわけで、今回の描写はかなりドンピシャで…好いですね。
歌いながら近寄ってくる剣崎さんを見て心がざわついてくるレジーナさん…。
愛が伝わっているのか…あるいは神に対する畏怖なのか…。
今やレジーナさんに愛があると信じる者は相田さんだけではなくなっている。
OP歌詞の「信じる。ために戦う」はかなり重要ワードだったんですね。あるいは予言者の力…。
ちょっと前は周りのみんなが相田さんに近づこうとする話を見せていましたが、今回では全員が(円さんはそこまでじゃない気もしますが…)相田さんと同じステージに上って来たという印象。
相手の中にある愛を「信じる」力が強まり、そしてパワーアップ。ふむむ。
心に愛が生まれた時、新たなラビーズが誕生する…といういつぞやの説明通り、新たなラビーズが生まれる。
マジカルラブリーハープ。
ラブリーパッドに合体させるオプションパーツ。
何故かゲームボーイのオプションを思い出す感じ(え)
CMで既に出ていましたが、てっきり何たらグレイブか、何ちゃらクラウンがアレになるもんだと思っていました。
岡田が帽子を外して実は何ちゃらクラウンだった帽子がハープになるという神展開を期待していたんですが…残念。
■ひとりだけメカ羽が居ないか…と探したのは言わずもがなたぶん剣崎さんのラストメイン回かなとは思いますが、こうやって各人が相田さんと同等のステージにまで登る事がそれぞれのドラマってコトで描かれていくのでしょうかね。
いつぞやのアイドルさんともそこそこ仲良くやっているっぽいのも、カメラに映っていないところで愛が伝えられた結果なのかもですしね。
次回は四葉さんのお話。昔馴染みだけど友達とは言われなかったあのお嬢様が再登場。これもあのお嬢様に愛を伝えるというカタチのラストエピソードになるのかしら。
それにしても予告からぶっ飛んでてよく分からないんですが…地球に迫った隕石を破壊しに行くような話でしょうか…?
⇒
プリキュア 各話レビュー
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コメント
そういえば今年は藤林さんが初めて作詞されたのでしたね。
剣崎さんはレジーナのことを信じて「歌う」という戦いをし、ハート達はみんなで作った曲が伝わると、彼女なら伝えてくれると信じて戦う…作画の方も歌う剣崎さんに奥行きが感じられる戦闘と見事なもので、かなりグッと来るシーンでした。
2013/11/21 22:45 by 銀河勁風 URL 編集
◆コメントありがとうございます!◆
歌いだしのところから「うわ、めっちゃ動いてる東映のくせに!」とか思ってました。
さすがにダンスこそしませんでしたが、今回こそは本当にアイドルに見えましたよね。
いつも見えない分、その感動も大きい。
2013/11/22 20:53 by TJ-type1@管理人 URL 編集