■かみのまにまに前回、バラの中から出てきた謎の宝石。
それはトランプ王国の王宮にあったという伝説の宝石・ロイヤルクリスタルではないかとダビィさん。
五つ集めると何かが起こるといいますが、王宮でもバラバラに保管しておったのだろうか…。
そもそも五つじゃ人数が合わないわけですが…はて…。
そんなことより重大なのは、菱川さんの試験の学年順位が落ちた事。
いつも学年1位だった菱川さんが、今回2位に陥落…。
激しい動揺を隠せない菱川さん…。
でもこういうのって順位じゃなくて点数の方が重要ですよね。
出来の悪い人たちの中だけでトップ取ってもあんまり意味ないし(ぉぃ)。
成績が落ち、部屋では奇声をあげ、食事中におかしな呪文を唱える…。
ダビィさんとシャルルは確信しました。菱川さんが遂にグレたと…。
相田さん達のツッコミのキャパシティが崩壊してしまったのかもしれない…だから前回、「ネコがいるからピアノが弾けない!」とボケ側に回ってしまったのか…。
この世界もう誰もツッコミがいない…世界の崩壊を告げる恐ろしい事態となってしまいましたな…。
しかして実は、菱川さんは競技カルタにハマッていたのだという。
百人一首の恋の詩に心ときめかせ、気付けば競技カルタに入門。
しかし、そのせいで成績が落ちてしまったのだと反省…。
みんな、1位になった十条君の成績がアップしたからだとは考えないんだね…。
ママのような医者になる。
子どもの頃に交わした約束のため、菱川さんは成績を下げるわけにはいかない。
かるたクイーンとのお手合わせ会を最後に、競技カルタは引退すると決意。菱川さんの最後の戦いのため、相田さん達はカルタの特訓と勉強を全力でサポートする。
そしてやってきたお手合わせ会の日。
クイーンの強さにガクブルしていた矢先、クイーンの心はジコチュー化。
巨大カルタで戦いを挑まれるも、クイーンの実力に歯が立たない…。なんか今シリーズ、こういう変則的なバトル多いなぁ
しかし、ダイヤモンドさんには仲間の応援と積み重ねてきた努力の日々がある。
接戦にて一枚ゲットし、ジコチューを撃破。
え、一枚だけでいいの…? 勝ってない気もしますが…。
その後、無事にクイーンとカルタ勝負をすると、クイーンから貰った百人一首からロイヤルクリスタルが現れる。
バラに続いてカルタからクリスタルが…。
これはアン王女が五星ローズガーデンに寄り、かるたクイーンとコンタクトを取った事を意味しているのでしょうか…。
「五星」と「百人一首」…クリスタルの出現する数字を集めると、何か暗号にでもなってるのだろうか…。
ミステリー…なのか…しら?
娘のカルタの試合を見ていた六花ママ。
もっと自由に、自分のやりたい事を全力でやりなさいと娘に諭す。
菱川さんは、母親との約束か、自分のやりたい事かで揺れ動く。
それは「誰かの為に」と「自分の為に」という、二つの心の葛藤だったのかしら。
母親との約束の為に自分のやりたい事を切り捨てようとする菱川さんは、周囲の為に自分が犠牲になっていく“幸福の王子”の姿にも近い気がする。
相田さんほど病的ではないにせよ(ぇ)、菱川さんにもそういう部分があるのだと。
最後はもそっと自分自身のやりたいコトも大事にしようという方向性で締め…とりあえず、今のところは。
明確にどうしたいのか菱川さんもまだはっきりしないだけに、この続きの話がいつかありそうな予感もある…。
前回今回と、「自分」と「他者(仲間・親)」との関係とゆーか、折り合いのようなモノを描いているような印象も受ける。
友達の悪口で我を忘れていた(自分を失っていた)四葉さんや、親との約束の為に自分のやりたい事を捨てようとした菱川さんが、もう少し「自分」というモノを保つコトが出来るようになった話…というか。
かといって単にジコチューが強くなったのかというとそうでもなくて、その「自分」を維持できるようになったのは「仲間」のおかげだったりする。
仲間がいたおかげで、自分を見つける事が出来た。
自己愛と他者愛との関係性は、この辺りに落としどころがあるような気がせんでもないなー。
■カルテ・カルタ・カード…しかし、なんでカルタだったのだろうね…。
恋の詩(ドキドキ)を札の中から見つける、“自分の心を見つける”話だから…という解釈かしら。
対して、「医者」ってのは“人のため”の仕事だもんな…。
そうかそうか…。
カエルが好きだから、字面がちょっとだけ似てるカルタに惹かれたとか、そういう可能性もあるけどな…うん。
次回はまこぴーさんの御当番。
前回今回の流れから見ると、「芝居」=「他者になりきる」というコトから自分を発見するという流れだろうか。
アイドル=偶像(偽物の神様)という事を鑑みても、然りかしら。
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プリキュア 各話レビュー
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コメント
「もっと馬鹿になれ。真面目過ぎるんだよ、お前は」
今回や10話の様に人との交流を経て自分の気持ちと向き合う下りが丁寧に描かれてますね。
幼馴染みの様子がおかしいことを本気で心配し、目標に向けて親身になって付き合う王子を見るに、
昔から現在に至るまで一番近しい絆故の関係も、今一度実感できたのも良かったなー、と。
2013/05/09 00:15 by ゼノドレイク URL 編集
青いカルタ!! 襲撃する百人一首
>変則的なバトル
本作は歴代と比べても、怪物固有の特性を活かした戦闘が多い気がしますねえ。こんな感じばかりでもあれですが、肉弾戦の合間に適度に挟まれると楽しくていいですね。
2013/05/09 21:40 by 銀河勁風 URL 編集
カエルの妖精?
つMH映画1のカエル達
2013/05/10 00:36 by オルタフォース URL 編集
今回演出は黒田成美さんでした。そして作画監督は稲上さん。そういえばアイちゃん回もこの組み合わせだったような。まさか来年はシリーズディレクターが黒田さんで、キャラデザが稲上さんじゃ…!などと考えてしまいましたw。稲上デザインのプリキュアまた見たいなぁ…。黒田演出はノリが楽しくていいですね。
それにしてもまこぴーは見せ場ないなぁ。紫系最弱とか言われそう…。
2013/05/10 17:41 by クズマ URL 編集
◆コメントありがとうございます!◆
いつも気を張っているだけに、前回のように「ネコがいてピアノひけない!!」というボケも時には受け止めてあげるべきなんでしょうかね。人間だもの、時にはボケに回ってみたい時もある。
いつも相田さんにつきあって何かしているという描写が多いだけに、菱川さんも自分だけの何かを見つけるというコトが必要になっているんですかね。この辺は相田さんと同一テーマなのだなぁ。
>銀河勁風 さん
とりあえず、まこぴーが「王女様は××が好きだったわ」と言えば何とでもなってしまうんですよね。
次回辺りトンコツラーメンが好きだったと言ってもおかしかないわけで…。
敵モチーフに強く由来するバトルは、ジコチューの個性を引き出すというか…ウルトラ怪獣的な面白さもあるのかもしれませんね。これも目指している少年漫画っぽさの一つなのだろうか…。
>オルタフォース さん
あー、いましたっけね。
さほど可愛くは無いカエル…(ぉぃ
>クズマ さん
菱川さんは生徒会長とかアイドルとかお金持ちといったアニメ的漫画的記号を背負ってないキャラなのですよね。最も普通の人間の感覚に近い場所にいる娘なので丁寧にやりたくなるんですかね。
ま、まこぴーさんは次回大活躍ですよ!
最近アイドルっぽさは感じられなくなって誰もチヤホヤしてませんが…。
2013/05/10 21:37 by TJ-type1@管理人 URL 編集