■心に剣 輝く勇気ベールさんに飛ばされた異空間。
そこはジコチュー達に支配された、かつてのトランプ王国だといいます。
そして今明かされる、トランプ王国崩壊の真実…。
トランプ王国はとても平和な国でした。
その国を統括していたのはアンジェ王女。
国を守護する役目を持ったプリキュア・キュアソードさんは、時折、王女に歌を唄って親しくさせて貰っていた。
そんな王国にやってきたのがキングジコチューさんとその配下の皆さん。
アンジェ王女さんは自身もジコチュー達と戦い、キングジコチューの動きを止めるコトまでは出来たのといいます。
プリキュア界のクイーンにしては恐ろしく頑張った方だと思います。猫の背中にくっ付いた人にも見せてあげよう。
しかしジコチューの皆さんは王国の人間を次々にジコチュー化しているため、はっきり言って勝算がありません。戦えば戦うほど相手に兵隊を与える結果になるのです…。
キングジコチューは一先ず動きを止めたものの、王国は崩壊…。
王女はシャルル達を別の世界に移送して新たなプリキュアで再武装を試みる。
王女を守ろうとするキュアソードさんも、王国は復活すると諦めてはいなかった。
王女様に手を離されるあの時までは…。
その後、こちら(?)の世界へやって来たソードさんは、何処かにいるであろう王女を見つけ出すために路上ミュージシャンからアイドルへと登りつめたのだとか…。
王国崩壊してからそんなに時間が経っているとは思えないのですが、凄いペースでサクセスストーリーを駆け上がっていったんですな。
ソフト化されていないのが残念です。
それが王国崩壊とソードさんがアイドルをやっていた事実。
王女を見つけられれば、キングジコチューさんを完全に封印する事も出来るかもしれないのだとか。
しかし未だに王女は見つからず、最近は剣崎さんも気持ちを忘れかけていたのです。王女が歌番組やバラエティ番組を見ない人だったら厳しいかもなぁ…。
ジコチューに追い回されて逃げる途中、剣崎さんは橋から落ちそうになる所を相田さんに助けられる。
やっぱり剣崎さんはこのぐらいヘナチョコなのがよく似合う(え)。
咄嗟に手を出して助けてくれる相田さん。タワーから落ちたソードさんを助けた時と同じように。いや、今回は更に菱川さんと四葉さんも一緒に手を伸ばしている。
王女様には離されてしまった手を、3人は繋いでくれる。
1話で剣崎さんのラビーズを相田さんが拾うというシーンから印象的に扱われてきた手と手の触れ合いですが、ついぞここで四人の手が結ばれるというまでに到るわけですね。
さらに今話のラストの…EREMENTS的な手重ねに繋がるのだと。
元の世界へ帰る為に王宮の鏡の間へとやって来た一同。
しかしそこには既にベールさんが待ち受けており、鏡も割れて、剣崎さんの心も折れる。がっくり。
しかし相田さんの心は折れていませんでした。
鏡が無いならまたベールさんに送り届けてもらえばいいじゃないか。
その手があったか…。
確かにベールさんがそんな優しい事をしてくれる可能性は恐ろしく低い…普通に考えたらありえないワケですが、それでもゼロじゃない…。
可能性がゼロじゃないのなら、まだ希望を失うことはない。
その姿に剣崎さんも触発されて復活する。
もう逃げないし、諦めたりもしないと。
これまでツンケンとしていた剣崎さんことキュアソードさんでしたが、それは王国を守護できなんだ自責の念や、王女に手を離された事などが積み重なっていたという事のようですね。
本来はプリキュアさんの方が守らなくてはいけないのに王女に守られてしまった事だとか、あそこで手を離された事で裏切られたような気持ちを抱いたのかな、とも思える。
王女様としてはソードさんを守ろうという献身だったり自己犠牲だったりなんでしょうけど…あ、つまり王女は相田さんと同期したキャラクターなのか。
そうなると王女が離した手を相田さんが握るというのは、よりドラマチックな事だったのだと分かるなぁ。
また、王女の末路というのは、一人で突っ走ってしまう相田さんの末路でもあるのではないか…とも読める気がする。
手を繋いだまま、リンクしたまま道を探るのが解決への筋道なのかなと思えるけど…どやろな。
トランプ王国の崩壊が結構しっかりと描かれて、何とも壮絶なお話。
今までにも謎生物の故郷が侵略されたというお話は幾度もありましたが、明確にその様子が描写されたのは今回が始めてなだけに、なかなかドギツイなと感じる。
ジコチューだらけの国に居ながら変身出来ないという状況下は、まだシリーズ序盤とは思えぬ緊張感があって面白いです。
やっぱりハードさは例年よりも強めに出ているような気もする。
いや、むしろプリキュアってこんな感じだったんだっけな…?
徐々に女の子番組化してたから、よく分からなくなっているかもだけど。
■他のプリキュアさん方は…必殺技をまともに食らって正気でいられるベールさんは幹部らしい強さですなぁ。
幹部他二人がハート様に翻弄されていた事を考えると、ベールさんは3人の中でもかなり強いのだなーと分かる。
そのうちベールさんと対等にやりあえるようになる描写などあれば、プリキュアさんの能力が増しているのだと分かり易く提示出来るでしょうね。
謎生物がベールさんを本気で殺しにかかってるのも、なかなかハードですよね…。
王女様のクレジットが無いのが気にかかりますが…。
次回登場予定のあの赤ん坊がどうせ…いや、どうかな。
⇒
プリキュア 各話レビュー
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コメント
愛の古傷(しるし)
様々な人達からの想いを噛み締め、再出発する心情が順を追って、しっかり描かれていましたね。
次週登場の赤ちゃんの秘密は皆まで言うな、ですね、分かります。
2013/03/21 09:44 by ゼノドレイク URL 編集
マナ「私たちのこのてが真っ赤に燃える!」
変身も妖精達の一体化が感じられますし、今のところはもはや無敵なんてレベルじゃないです。
2013/03/21 22:34 by 横浜学園都市部 URL 編集
心に剣 輝く勇気
あなたの力を借りると主張しつつ、肉体言語の交渉に訴えるハートさんの思考回路もかなり恐ろしいですが(汗)
そして玩具ネタバレに間に合わなかった、あの赤ん坊の名前……。
どういう流れで登場するのか分かりませんけど、どういう形だとしてもかなりえぐい展開のような(--;
2013/03/22 20:22 by kanata URL 編集
奇跡…切り札は自分だけ
いや、むしろプリキュアってこんな感じだったんだっけな…?
徐々に女の子番組化してたから、よく分からなくなっているかもだけど。
ドキドキになって主要スタッフの大半が入れ替わりましたけど、
今のところプリキュアらしさは損なわれておらず、それどころかシリーズの原点
「ふたりはプリキュア」に近いノリ…狡猾な悪役の罠、
一寸先は闇で先が読めない、緊張感ある燃えるストーリー展開が戻ってきたのは意外でした。
今週は完全に男の子番組の雰囲気でしたね。かと思えば次回は不思議赤ちゃん登場…。
まさに女の子向け番組の王道的展開。プリキュアって本当、奥が深いですね…。
2013/03/22 21:41 by 寒色派 URL 編集
7ストレート!! 揃った切り札
そして王女の発見と王国復興を目指した戦いの幕が上がった直後のあの予告…いきなり何があったと思いますが、いかなる流れでああなるのでしょうか…。
2013/03/22 22:45 by 銀河勁風 URL 編集
◆コメントありがとうございます!◆
一度途切れたリンクが再び繋がるというのが握手によって明確に表現されておりましたなぁ。
これでソードさんが「いい気にならないで」といった台詞はもう吐かなくなるのかと思うと、それはそれで勿体無い気もしますが。
>横浜学園都市部 さん
絶望も希望に、ピンチはチャンスなのです。
おじさんひとりをボコ殴りにして言う事を聞かせるぐらいは楽勝の範囲内というのはさすがプリキュアさんですよ。
ひゃぁこわぃ。
>kanata さん
ちゃんと必殺技に当たってるのに生きているとは…所長、ブレイドの映画ではすぐやられてたのに。
あの赤ん坊、予告では卵から生まれてましたね…。
王女と同一人物だとすると、ピッコロ大魔王的な感じで分裂したのかしら…。
>寒色派 さん
明確に指針があるのか分かりませんが、主要スタッフが入れ替わってもある程度安定した同じモノを作り出しているってのは凄いですよね。あるいは原作者の東堂先生が綿密なチェックをされているのか…(え)。
育児要素も初代から綿々とありますしね。やっぱり女児モノにその訴求力はあるのか。
へたに人間に近いデザインですが、徐々に成長して見た目が変わったりせんやろうなぁ。
>銀河勁風さん
他のプリキュアについての言及が無いので、他の皆さんがどう戦ったのかは気になるところですね。
実は動けるのはソードさんだけで、あとはみんなもうおばあちゃんだとか、そういうコトだったのかもしれないしなぁ…。
次回、あの卵はどうやって手に入れるのか…所長が宅配便で送ってくれるのかな。
2013/03/22 23:00 by TJ-type1@管理人 URL 編集