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スマイルプリキュア! #48「光輝く未来へ!届け!最高のスマイル!!」


シリーズ9年目をも突破したプリキュアさん。

気付けば最近では魔法少女モノの代名詞のように扱われるまでになっていて、海の物とも山の物とも分からぬモノがよぅここまで辿り着いたものだと感慨深げに思ったり思わなかったり…。

そんなシリーズ9作目「スマイルプリキュア!」。
最後のページをめくり終えての諸々。
我ながらとても長い記事になってしまって泣きそう…。
■ ULTRA HAPPY

ブラックホールと化した皇帝ピエーロ様の攻撃によって地球は地球は大ピンチ!!
いや、ピンチというかジャイアント・インパクト並の宇宙的惨事です!
月がもう一個出来てもおかしくない事態じゃないですか…。

このピエーロ様を前に、さすがのプリキュアさん達も成すすべなく倒れる。
しかもパクトは石化して、もう変身も出来ないのだといいます。
前回のラストで華麗に最終形態へ変化したのは何だったのか…。
立ち上がっては転び、立ち上がっては転び… 生きることはその繰り返しばっかりだよ。

ピエーロ様は、貴様たちは本当の絶望を知らないのだ…と女子中学生に言い放つ。
対して女子中学生は「もっと生きたい!」と諦めない。
その願いに応えたミラクルジュエルの力で、もう一回だけプリキュアに変身することが出来るといいます。
ただしそれはメルヘンランドと地球の繋がる道を閉ざし、キャンディやポップと二度と会えない事を意味しているのだそうです…。

キャンディとの避けられない別れ。
それはメルヘンからの卒業でもある。
終わらない物語なんて無い…。
シンデレラの魔法は12時に消えてしまう…。
人はいつか、子どもの頃に読んでいた絵本を卒業する…。

でも、星空さんはそれを受け入れたくない。
星空さんはキャンディと出会った事でプリキュアになり、友達ができ、思い出を育んできた。
星空みゆきがキャンディ(メルヘン)と出会って、理想の自分を思い描き、仲間が出来て、白紙のページを色鮮やかに描いてきた物語、それが「スマイルプリキュア!」
全てはキャンディと出会った瞬間から始まった物語。

メタ的な見方を含むと「スマイルプリキュア!」終わりたくないよぅ!と泣き叫ぶ主人公の姿でもあるのかも…。
「友達が消え、未来も無くなる、それが絶望だ…」とピエーロ様は言っておりましたが、それは「スマイル」という番組自体のバッドエンドも意味しているなぁ。


     □  □  □

しかしキャンディは自分自身で決断する。
自分もウルトラハッピーをみんなに分けてあげたいからと。
どんなに辛くても、みんなで未来へ向かって歩いていく。
離れ離れでも心が繋がっていれば、未来はキラキラ輝いている。

これから先の未来にどんな困難があっても、

私たちは前に向かって絶対進んでいく。

これからも大変なことはいっぱいあると思う。

それを全力で乗り越えて、初めてホンマもんの笑顔になれるんや。

私たちはどんな時も本当の笑顔を忘れない。
絶対頑張っていくんだもん。

辛い時、苦しい時、絶望を前に瀕した時。
そんな時には… がんばる!!

要はそこ。それ以外にないのです。
今までそうしてきたように、地球が消滅するか否かの困難でも、友と二度と会えなくなる絶望にあっても、諦めずに立ち上がって頑張る。
人が出来るコトはそれしかない。


といったわけで頑張ってみた結果、巨大化しました(え)。

ピエーロ様が「なにィ!?」と驚くのも無理ありません。
次の瞬間には抱きしめられ、ピエーロ様は消し飛んでいました…。
たぶん優しさで包み込んだ的なイメージなんでしょうけど、戦いは一瞬で決していた…。

今年初めの回でも感じましたが、個人的には理屈をすっ飛ばした巨大化はやっぱりズルイなーと思ってまう。
尺を使わずに、しかし漠然と視聴者を説得させてしまう伝家の宝刀という印象。
無限シルエットさんは理屈付けがあるから分かるのだけれど、この巨大ハッピーさんは一種の飛び道具のような気がしてしまう。
明確ではないけど、何となく理解できてしまうってのが…ずるいで。


     □  □  □

キャンディと別れ、星空さん達の生活は日常へと戻りました。
学校のみんなや家族、かけがえの無い友人と居られる幸福。

ウルトラハッピーを探し続けていた星空さんでしたが、幸せは探すものではなく、感じるものだと理解する。
実は自分のすぐ近くにあると感じるもの。
青い鳥のように。

そして初回冒頭のように曲がり角を曲がったところで、星空さんはキャンディと再会。
その喜びを分かち合う。

これはもはや初代プリキュアさんからの伝統芸。
この展開を映画含めて3回ぐらい見ているのですが、相変わらず何故帰ってきたのか理由はよく分からないようです。
9年もやってるんだから、そろそろ「ウソ800」みたいな、何かしら理屈付けの一つぐらいあってもいいと思うんですがねぇ…。無いのか…。
だって理屈っぽいのが好きなんだもの。うにゅぅ。

まぁ、よく考えたら帰って来られないというのはポップがそう言ってるだけであって、他に何の確証も無いコトなんですよね。
これまでにも同じような事態でミラクルジュエルを使ったことがあるとも思えないし…。
大体において今までも「ポップがそう言ってるだけ」ってコトが多いんですよね…。
あんまり情報を安易に信用してはいけないね、うん。

そんな初代プリキュアさんからのお約束…ということを抜きにしても、メルヘンを離れても繋がりは消えないというコトがずっと番組で描かれていただけに、キャンディとの再会は約束された必然だったと言ってもいい。
メルヘンとの再会までを含めて番組のテーマですからね。


     □  □  □

最終回は、ピエーロ様とのバトルはさておき、キャンディとの別離を描いたお話といった様子。
終始みんなが泣いているなぁという印象で、ピエーロ様はちょちょいと片付けているような…。
み、みんな、もうちょっとピエーロ様のことを考えてくれてもいいんだぜ?


初回でキャンディと星空さんが出会う話だから、最終回でその二人の関係性を描くのが当然というのは分かる。
分かるのだけれど、やはりいきなり感はある。

やっぱり消える消える詐欺を働くなら(ぉぃ)、何話か前から「消えるかもよ~」という事前アナウンスはしておいた方が好いのだろうと思います。
年取ると、一話の中で「消えます」「泣きます」のテンポはちょっと早くてさ…げふんげふん。

展開はどうしても「オールスターズDX3」と同じように見えてしまって気にかかる。
変身出来なくなった理由も曖昧だので、わざわざ同じ展開にする必然が掴みかねるなぁと。
大塚SDが番組テーマ通りに、本気で頑張った結果の到達点が同じだったのだから仕方ない、といえば仕方ないのだけれど。
しかし別の見せ方は無かっただろうか…という感じ方はしてしまうんですよね。
さすがについ2年前だし、ふむぅ…。

既視感という話でいうと、初回のスマイルさんを見た時にも「すごい既視感や!」と感じたことを思い出します。
それ自体は良くも悪くもないことだとは思いますが。

要するに、これまたすごく「スマイル」らしい最終回であるなーと。
そう強く感じる最終回になっていたと思うんだな。


■ ABOUT

シリーズ9作目「スマイルプリキュア!」。

サービス精神の高さと貪欲さによって、これまでになくバラエティに富んだエピソードが集まったシリーズでありました。
小さくなったりロボになったりといったお話の数々は、とにかく思いついた事は何でもやったる! という心意気が伝わるほどでした。
話の内容だけでなく演出自体も各話の振り幅が大きくて、懐の広さを感じさせてくれましたなぁ。

そんな各話がバラエティに富んでいた一方で縦軸の話はあまり強くなかったですね。
追加戦士も無かったので、仲間内の人間関係が変化することも特に無く。
個々人の成長は…ちょっとずつありましたけど。
ストーリーアニメよりも、ギャグアニメに近い作風なのかな。

以前、大塚SDが「子どもは意外と番組を見忘れることも多くて、毎週見ているわけでもないので話が続いている時は前回のあらすじをしっかり入れる」と言及していたことがありまして。
それもあって、前の話を見忘れても楽しめるように一話完結大目で、縦軸のストーリーは弱めに作ってるのかなー…とそんな風に思ったりなんてな。

また、縦軸より横軸が強いというのもあって、ストーリーよりはキャラクターを重視していたシリーズだったのかなーとも思う。
とにかくキャラクターの魅力を描くことに注視したエピソードが多かったように感じる。

珍しくメンバーのメイン回の数がばらけていて、いわゆる「空気」という方も居なかったし、この最終回でも5人全員のモノローグで〆るというのがキャラクターを大事にしている表れのように感じる。
お話としては星空さんのモノローグだけあれば成立するでしょうから、他の人のそれは必要ないですもんね。

「オールスターズDX」で、無理くりでもキャラクター全員に台詞を振り分けて出番を均等にしようと努めていた、大塚監督らしいキャラクター愛であるなーとも思うのです。

     □  □  □

「スマイル」さんのテーマは「絵本」「メルヘン」。

これまで自分の書いてきた記事をだらーっと読み返しますと、シリーズ前半に「青い鳥」的な「幸福は近くにあるもの」という描写が多くて、シリーズ後半に「メルヘンは現実の助けになる」といった話が多かったのかなと感じられる。

当初は「絵本=物語」という図式で見ていたので、話を読み解くのに随分と苦労したなぁという記憶に濃いです。
話の中で「童話」があまり活かされていないから、どういうことだ…? とモヤモヤする事が多かったんですよぅ。
中盤になってようやっと「メルヘン=人が思い描く理想・空想・希望・奇麗事…」といった図式に気付きましたが、もそっと早く教えてほしかったよなー、んもー!(えー)

「スマイル」さんは震災後に企画された初めてのプリキュアであるという視点で見ると、そこには震災後に求められているヒーロー像・ヒーロー観が詰め込まれているなぁと感じます。

震災時に強く感じたことですが、ああいった極限状況で人を助けてくれるのは、当たり前だけど普通の人々なのだということ。
現実には存在しないテレビの中のヒーローは、現実の災害では役に立たない。
では人を救えないヒーローに存在価値があるのか…。
これはもちろんテレビだけの話ではなくて、創作に関わる人や、娯楽産業に関わる人などは何かしらの無力感を感じるところがあったのだとも思う。

「スマイル」さんが提示しているのはその回答。

辛く苦しい、泣きたいような現実に立ち向かった時、心の支えや道しるべになってくれるもの。
それは子どもの頃に読んだ絵本やテレビのヒーローから教わったこと。

絵本の主人公もテレビのヒーローも、現実には存在しないメルヘンかもしれないけれど、彼らから教わった愛や夢、努力、友情、希望… それは間違いなく自分の中に存在するモノ。

甘ったるくて、小恥ずかしくって、見ることも触れることも出来ないものだけれど、それは決して虚構なんかじゃない。
その心を持っている人はみんな、現実のヒーローになれるのだから。

そんな、現代的ヒーロー観が「スマイル」さんにも詰まっているように思いました。

……。
なんで絵本からヒーロー観の話になったのだろう…。
まぁ、それがうちの読み取り方のデフォルトなので…。

だってプリキュアは特撮だしな。

     □  □  □

大塚監督のカラーと現代要素の入った「スマイル」さんですが、「フレッシュ」から始まった梅澤チーフPの担当する最後のシリーズであるとも言える。

泥臭くて昭和っぽい鷲尾プリキュアに対し、だいぶ今風の平成らしさを取り込んだのが梅澤プリキュアだったのではないかなと思う。
やっぱ東映特撮はチーフPのカラーが強いんですよ、ええ。

そんな梅澤プリキュアはそれぞれが独立したシリーズでありながらも、前作までを踏襲してじわじわ深化する連作の趣もあったように感じる。

主にラスボスとの対話によって深化が見える。
「フレッシュ」では、メビウス様と対話を試みるも拒否される。
「ハートキャッチ」では、詳しい事情は分からないけど「食らえこの愛」を届ける。
「スイート」では、相手の事情も全て呑み込んだ上で許す。

世の中に辛い事や苦しい事があっても良いのだと「スイート」では許していた。
でも辛い事や苦しい事は、やっぱり辛くて苦しいんです。
その苦しさが解決したわけじゃない。

ではどうすればいいのか…。

「スマイル」曰く――がんばる。

そらガンバルしかおまへんで、という至極直球の回答。
頑張ったからって必ず良い結果が出るわけではないけれど、それでもやっぱり頑張るしかないじゃないかって。

プリキュアさんから受け取るメルヘンとして、これもまた強く刻んでおかなければならないことなのだな。

4年間の梅澤プリキュアとしての共通点は幾つかあるのですが、どれもが「幸せ」というテーマを目指すシリーズだったなぁと思う。
そのおかげでシリーズを別にしながらもテーマを深化させるという面白い試みを味わうことが出来ましたよ。

作風も持ち味も違うけど、同じバトンを渡して繋ぎ合う非常に濃厚な4シリーズだったように思う。

     □  □  □

そういえばジョーカーさんやピエーロ様についてはあまり語りがありませんでしたね。
ジョーカーさん=ピーターパン説は結局闇の中か…信憑性高そうだっただけに残念です。
ピエーロ様もその名前からてっきり、昔は人々を笑顔にさせるプリキュアに近しい存在なのかと思っていましたが…これまた特に言及なく。
あぁ、星空さんのエア友達はエアってことで大丈夫だと思います、うんうん。

個人的な嗜好をいえば、そんな部分も含め、もそっとロジックを詰めた部分も欲しかったなぁーと思ったりもする。
テーマが絵本という割には絵本っぽいアイテムもあまり出てきませんでしたし、何でプリキュアさんが強化するとペガサスやフェニックスになるのかーといった理屈も結構すっ飛ばしてましたしね。
そもそもペガサスなのかユニコーンなのかよく分からん生き物だったしな…。

主に一話完結でバラエティに富んだお話を積み上げるという構成も、各話ごと確かに楽しいんですけども、縦の構成やロジックを欲する身としては、つい違う面白さを求めて物足りなさも感じていた。
前述したとおり、ストーリーアニメよりもギャグアニメに近いし、考えて云々よりも感じさせて楽しませる作風なんだろうけど…。
それでもやはり積み上げて積み上げてドカーン! みたいなカタルシスや理詰めの楽しさを求めてしまうのだ。まー、わがままね。

そんなわけで、全体として見ると意外とあっさりした印象もあるのですが、各話各話の貪欲さと様々な姿を見せる多彩さは目を見張るものがある、そんなシリーズでありました。

本来ならば変化球であるようなエピソードがスタンダード化するという奇妙な味わいもあったな。
まぁ初代からずっと思っていることだけど。
やっぱり変な番組なんだよ、「プリキュア」ってのはさ。


■ SMILE PRECURE

物語のラストは提供バックにも使用されている見慣れたカット。

そもそもあれは「スマイル」さんが公式発表された際に使われていた5人の絵でもあります。
「スマイルプリキュア!」が世に発表され、人々が一番最初に目にした五人の絵が、最終回のあのラストカットにもなっている。

開いた絵本を閉じて、また表紙に戻ってきたような…

そんな味わいでもある。


…といった感じで既に6000字超。

誰が読むねん…と泣きそうになりながらも

にへらっとスマイルを作って頑張ろう。

うへへ…。


そんなこんなの1年間。

「スマイルプリキュア!」とそれに関わった全ての皆様へ――

そしてこのブログに足を運んで頂いた皆様へ――

どうもありがとうございましたです。

スマイルプリキュア 各話レビュー
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コメント

いつだってキミに会える

一冊の絵本から始まった今回の『スマイルプリキュア!』、明るい作風の中でプリキュア達の笑顔や希望、そして頑張りが描写され、非常に楽しい1年でありました。…が、やはりまとめの部分での急ぎ足感や既視感など、首をかしげる点も多々ありました。中核を担っていたメルヘンランドや本の扉などについての説明や描写は正直もうちょっと欲しかったです。
しかし『みんなの「明るい未来」と「幸せ」のために「笑顔(スマイル)」いっぱいで一生懸命頑張ります!!』の宣言通りの作品には違いなく、そういった点では成功したのではないか…と思います。
何はともあれ、本作も一年間のレビューお疲れ様でした。

それはそれとして、基本的に明るくバラエティに富んだストーリーと時折挟まれる黒い描写、そして次回作第1話の絶望感溢れるサブタイトル…というところから、もしや今作は『タロウ』ポジションだったりするのでしょうか?(え)

TJ-type1様もお疲れ様です。これからもがんばって

これまでのプリキュアが成長を描いたのに対し
スマイルはこれから成長するための下地を積み重ねていく作品のように感じました。
プリキュアというメルヘンを糧に家族や近所の友達という心地良い限定された人間関係から離れて
現実(学校とかの集団生活)に羽ばたく子供たちへ作品に込めたエールが、
TJ-type1様が仰るような『がんばる』なのかもしれません。

ただプリキュアの良さは子供だけでなく大人にも共感できる点だと思いますので、
しばしば見受けられた歴代の作品のオマージュは
新たに視聴した子供たちに過去のプリキュア作品にも興味を持ってもらいたいという製作側の願いの表れと考えてはいるものの、
最終回の展開は大人視点では、もう少し捻りが欲しかったというのが正直なところです。
せっかくスイートプリキュアの1年を挟んで、スマイルプリキュアも1年積み重ねて来た訳ですから、更なる創意工夫を見たかったです。

では、いっぱいいっぱいお元気で。

まじめまして!

いつもたのしく拝見させてもらってます。
番組が終わる日が来るとはわかっていながらも、うそ!もう終わり!?とあっちゅうまに一年が過ぎ一週間の執行猶予で新番組!w

ドッキドッキ、プッリキュッア♪
ひとりじゃないよとなりをm(ry

ハート推しになりそな予感です。
ドキプリもブログもたのしみにこれからも影ながら応援させていただきます。
ありがとうスマイルプリキュア!
\(\0-)変•••(-o/)ゞ身!

良き終わり(ハッピーエンド)を

1話完結にほぼ徹底した反動で縦糸が弱かったのは惜しまれるものの、
明るく楽しく分かりやすくのテーマにはしっかり合致した1年でしたね。
ゴリラ然り機械化然り、随所のカオスっぷりは他の追随を許さなかった作品だったと今一度実感します…

ある意味真の主人公と解釈しても差し支えなかったキャンディは、
妖精組フィーチャーのNS2でも兄貴共々活躍が期待される所ですね。

次のドキプリでも、あのつまんないネタイラストを投稿するんですか?
検索の邪魔なんで辞めてほしいです。

いつまでも輝け スマイルプリキュア!

三幹部、BEP、ピエーロ戦…終盤は駆け足気味な展開でしたが、最終回で綺麗にまとめてくれたと思います。ピエーロは最後にプリキュアたちの事を認めたのか? キャンディが再び地球に来られるようになったのは何故? といった、詳しく説明されない部分が多かったのは、放送時間が足りない事が一番の理由なんでしょうけど、ここは番組スタッフの「あとは皆さんの想像に任せます」というメッセージと考えたほうが良さそうですね。

>そんなわけで、全体として見ると意外とあっさりした印象もあるのですが、各話各話の貪欲さと様々な姿を見せる多彩さは目を見張るものがある、そんなシリーズでありました。

同じ5人編成のプリキュア5が2年間だったところを、スマイルは1年間で描かなくてはならなかったんですよね。そう思うと追加メンバー無しでメンバー間の衝突が無く、サブキャラクターの出番が少ない1話完結方式だったのは、番組を成功させる上で必然だったのかも…。次回作のドキドキはスマイルとは真逆の作風、プリキュアシリーズの王道的なものになりそうですが、きっとドキドキならではの面白さがあるはず。スマイルからの新規ファンの方々にも引き続き見て頂きたいですね。

◆コメントありがとうございます!◆

>銀河勁風さん
よくよく思い返すと説明の無いことも多かったですかね。デコルもメルヘンや絵本とは関係なさそうなモチーフだったなぁ…。
説明なんかより大事なものを描くのだ!というのは当初から表れていたので、作風としては一貫していたのかしら。とにかくこのバラエティの豊かさは凄いですからねぇ。
これが「タロウ」なら次は「レオ」…それはいかん…。


>仮帯さん
パワーアップや新アイテムゲットというフォーマットが約束されているので、どうしても成長や変化を期待して見てしまう節がボクにはあるようです。スマイルさんは変化という点では、キャンディと黄瀬さんと青木さん以外は明確に変化を掬い取るのが難しかったかも。追加戦士を入れて関係をかき混ぜて欲しかったという気もしましたが。
1話では、最終的に7人になるんだろうなーと思っていた…そんな時期もありました。


>DXナツメドライバーさん
この前、新番組始まったーと騒いでいたのにもう終わったのか…とは、そろそろ恒例ですね。
もう年取れば取るほど月日の経つのが早くて怖いです…。
ボクはあまりキャラ推しとかはないのですが、はよぅ次シリーズでも描きやすい方を見つけたいです。
とりあえず線が少ない方が正義なので。


>ゼノドレイクさん
他のシリーズならアウトであろうお話も普通に組み込んでいる懐の広さは凄いですね。
ロボなんかはその頂点ともいえるお話だったように思います。あの作画陣も含めて、どうかしてる。
NS2は謎生物が大挙して出演とのコトなので、ポップさんも出演…ある…のかしら。
ポジションとしてはココとナッツの後釜に入りそうな位置づけではありますね。


>名無しさん
検索の邪魔なので、ということはピクシブの方のことでしょうか。
特定のユーザーの画像を非表示にする方法もありますので、そちらの活用をどうぞよろしくお願いいたします。

「pixivを100倍楽しむwiki - 初心者ガイド」
http://www10.atwiki.jp/pixiv100/pages/14.html

◆コメントありがとうございます!◆

>寒色派さん
語るに落ちるとも言いますので、説明よりも自由に考えてくださいという部分が多かったのかもしれませんね。それでもアレとかアレとかは一言ほしかったなぁ…とか思ってしまうんですが。
この最終編に至っても一話完結の独立性を保っていて、そこまでやるかという強い信念を感じるには至りましたが。

来期は男の子アニメを作ってきたメインスタッフが結集して作るとのコトなので、男児モノの文法をうまく取り入れてもらいたいなと思っています。
特撮関係者は混じっているのかしら…。

砂時計の牢獄

 最後の3話が実質同じ話をひたすら繰り返してたのは、さすがにどうにかならなかったのかと思います。

 表面上だけサラッと見ると、最後の最後に来た「さよならキャンディ」が、なんで今さらそこで悩むかという小ささですし。
 あれだけカッコいい決意を何度も並べた挙句にあの子たち、「別れたくない」で世界と自分たちの運命棒に振るんですかと……。

 真面目な視点からきっちり見ても、大量の語り落としを放置したうえで、謎のループへ時間を割いてたわけですし。
 少なくとも3幹部のその後くらいは明示するか(ものすごく描きにくそうですが)、でなきゃ傍観者としてでも最終戦に関わらせるべきだったんじゃないですかね。キャラクターを大事にしていたスマイル、だからこそ。

 ロイヤルクロックの時計の針とか降り出しに戻るだけのデコル集めとか必殺技の背後に出ていた幻獣とか、さらっととでも説明してほしかった要素は無数にありましたけど……。

◆コメントありがとうございます!◆

>kanataさん
これまで一話完結エピソードの趣の方が強かったシリーズだけに、ラストも一話一話の独立性が凄く高くなってるなーと感じました。
3話でひとつのお話を作るというよりも、各話内で出た問題をその話のうちに解決するという相変わらず一話完結のフォーマット。
その分、同じことの繰り返しになってしまっている部分や、大きなドラマになり辛かった部分が出てきてしまったように思います。
ラス3の内容をひとつのエピソードとして組み立てれば、BEプリキュア戦→最後の変身→ウルトラフォーム といった大きなカタルシスになったのではと思ってしまうのですが…うぅむ。

まぁ「カブト」や「ディケイド」よりは米村さんも劇中の要素説明をしっかりしていたかなとは思うのですがね。
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