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2012年 12月 13日
2012年も間もなく終幕ということで、触発されてそれっぽい記事でも書いてみようかと思い立ちました。

2012年、個人的な嗜好・思考によって気になったテレビ番組。


■「スイートプリキュア♪」

「2012年の~」と言いつつ、ほぼ2011年の作品を挙げてみる。
そもそもボクは構成厨でありつつ最終回重視派なので、最後まで見終わっていない現行シリーズについては語り辛いのであるよ。
とはいえ、「スイート」で「これはヤバイ!」「凄い!」と思ったのは最終3話なだけに、年号に関して嘘は無い。

近年見てきた東映特撮における最終エピソードの中ではバツグンに好きというか、やられた! という印象がありますね。
年間通したシリーズ構成の流れに関してはそこまで評価してないのだけれど(え)、ラストのテンションの高まりとテーマのまとめ方が凄まじくって、しばらくはあれほどの高揚感を味わえる作品には出会えまいとすら思っています…。

ちなみにそれまでの最も好きな最終回は「ゲキレンジャー」でした。
考えれば考えるほど似ているよなぁ…。


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■「海賊戦隊ゴーカイジャー」

同様に2012年に結末を迎えた作品として「ゴーカイジャー」も挙げておきます。

同系の「ディケイド」ほど惚れ込んだ作品ではないのですが、過去の戦隊の力を受け継ぎ、夢を現実にする力を持つヒーローというテーマが震災後のヒーロー像に凄まじいほどピッタリだったなと感心してしまいました。

たとえ現実の苦しい世界にはヒーローがいなくても、その心を受け継ぐ人間が居ればその人はヒーローなのだと。
夢(虚構)を現実にする力。

放送中に震災が起きたというのに、ゴーカイジャーが示すヒーロー像は見事にナウかった。元々の企画なのか構成を変更したのかは分かりかねますが、とにかく感心でした。

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■「非公認戦隊アキバレンジャー」

とはいえ、「ゴーカイジャー」には「ディケイド」のようなメタ要素が少ないのが個人的にはちょっと残念だった…と思っていたトコロにやって来たのが、ひたすらにメタフィクショナルな要素を突き詰めてゴーカイジャーを作ったらこうなるぞという証のような番組。
まさかそこまでやるか!?というメタ要素や楽屋落ちの連続で、作っている人達も楽しそうだなぁと、よく分かる。

アニメではパロディをふんだんに盛り込んだ作品は多いものの、特撮ではなかなかお目にかけない(そもそも作品数少ないし…)。
それだけに、こういうジャンルの特撮もあるのかと新鮮な驚きを感じる事にもなりました。

まぁ、自社作品ネタでありつつスタッフも同じなので、パロディというよりも自虐に近いなという印象。
こういうパロディな作風では割と滑る打率も高いんですけど、自虐として扱う事で上手く笑いに転化してる部分も多くって、スキル的にも感心。

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■「AKB0048」

そしてアキバからのAKBへ。

ボクは割とアイドルというモノが好きです。
ただそれは実際にAKBやハロプロやジャニーズの誰が好きという意味ではなくて、存在としての「アイドル」というモノを考えるのが好きなのです。
タレントとしての「アイドル」は、アメリカや韓国や諸外国にも存在するのでしょうけど、あの日本特有の「アイドル」の概念とはちょっと違うんですよね。
その何とも言葉で掴み辛い漠然とした「アイドル」というジャンルを思考するのが…好き。

アイドルアニメというのは今も昔も数多くあるわけですけれど、その多くは“歌と踊りでお客さんに元気を与えるアイドル”について語られています…まあ当たり前だけど。でも今時のアイドルって歌って踊るだけじゃないじゃないですか。
だもんで、ボクが興味あるのはそこをさらに俯瞰で見た“アイドルってそもそも何者なの?”ていうコトなのです。
そして、その「アイドルとは?」を突き詰めようとしてくれているのが、この「AKB0048」なのですよ。

「アイドル」は“偶像”という、そもそも宗教的な意味の言葉。
このアニメでは、その宗教的な部分からもアイドルを突き詰めてくれているので「オレが見たかったアイドルアニメ!!」と何かが熱く燃え滾ります。
まぁ、河森監督はいつも宗教要素入れるよ、といえばそうらしいが。

とはいえ、純粋にテレビアニメとしても好きです。
つい先日にニコ生さんで一挙放送してたので見返してしまいましたが、1話のラストから最終話までずっと涙腺があわあわしてました。

今年見たテレビアニメの中では一番好きだと言えおるわな。
1月からの2期も楽しみなのだわぃ

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■「謎の彼女X」

えー…特にバトンを繋げられませんでしたが、これも挙げておく。

原作もちょろっと読んだ事あっただけにまさかのアニメ化と驚いたのですが、それ以上にアニメ「ドラえもん」でお馴染みでもある渡辺歩監督が、シンエイを離れて作るアニメというコトに驚愕と期待感を募らせた作品でした。

以前、トークイベントで「藤子作品以外でアニメを撮るなら?」という質問に対して「日常から飛び出して、また日常に戻ってくる作品がイイですね」と答えて、「(それ、まんま藤子作品のフォーマットや…)」と思わせてくれた渡辺監督だっただけに、実際に何を撮るのかと期待値が膨らんでいましたが、いや、まさかの変態アニメ(ぉぃ)。
まあ、同時期に「宇宙兄弟」も作ってますが。

この作品は素直に話自体も面白いのですが、とにかく渡辺歩氏らしい演出が盛り沢山なのが、もう眼福。坂道、夕景、坂道、夕景…。
さらりと入る丁寧な演出も溜まりません。あと坂道とか夕景もね。
「この坂道と夕景…今回のコンテは渡辺監督じゃないか? ほれ、やっぱりそうだ!!」とEDテロップを見た時のガッツポーズといったらないよ。

監督すると聞いた時は驚きでしたが、出来上がったモノを見ると納得の親和性でした。
で、でも、また「ドラえもん」撮ってくれてもイイんだからね!

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■ etc.

連ドラでは、どう見てもスターウォーズな「平清盛」とか、特撮ネタの多い「ATARU」なんかも楽しく見ておりました。

気のせいかもですが、今年は例年以上にミステリーが多かったような印象があるなぁ…。
相変わらずドラマとアニメに占めるミステリーの比率は歴然としているものの、アニメでは「氷菓」や「Another」「ミルキィホームズ」といったミステリーがちょくちょくあって、ミステリー好きとしては結構ホクホクしてた気がします。

え? い、いや…ミルキィはミステリーに…き、決まってるじゃないか…!
あ、あんな謎の多いアニメ、そうそう無いじゃねーか…マジで…。


特に総括も無いのですけれど、アキバにしても0048にしても、作品世界と現実との不思議な同期、ちょっとメタな要素が入っているモノが相変わらず好きなんだなコイツと思ったり。
あと、上述した作品はどれもちょっと古臭い匂いのする番組でもありますね。

そんなモノをついぞ抜粋してしまう、もう若くないのだなぁと実感する…そんな年末であった。
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COMMENTS

Commented by 俺の厨二病は幼稚園児のころ快傑ズバットからはじまった URL at 2012-12-14 14:30 #JLoBQIig Edit
Title : キュアハート@ドキドキ!プリキュアが気になってまぁ~ス!
スイートの見せ場は最終3話と音吉戦艦発信回くらいで、フレッシュの足元にも及ばない。
いまだもってフレッシュの素晴らしさは、プリキュアいち。
スマイルも最終3話ぐらいオモシロクなればな~と。まあ無理だろう。

ご指摘の、ゴーカイジャーの「夢(虚構)を現実にする力。」というのはスマイルのテーマでもありんすね。メルヘンを現実のコヤシにしましょう。スマイルのキャラでいちばんスマイルっぽいのがキュアピースこと黄瀬やよいチャンなのかな~と。そんなわけでキュアピースにもうメロメロです。
Commented by TJ-type1@管理人 URL at 2012-12-14 20:54 #- Edit
Title : ◆コメントありがとうございます!◆
> 俺の厨二病は幼稚園児のころ快傑ズバットからはじまったさん
とりあえずキュアピースさんが好きだということはよぅ伝わります。
Commented by わんだゆう URL at 2012-12-15 15:05 #- Edit
Title : 終わり良ければ全て良し
スイート…最終回が素敵だったのはそれまでの話がすべて収束するからであって、『だけ』という表現だと語弊を招くのでは(前文が掛ってるという意図は分かりますが)。この作品で初めてアニメに関わった大野さんですが、最初の不安は何処吹く風、素晴らしい話になったとおもいます。その後手がけたつり球もいい話で、大野さんのあたり年だったです。

謎の彼女X…日常の中に非日常(変態)を溶け込ますのが美味かった作品でしたね。藤子作品で培った経験が活かされてたとは驚きです。
Commented by 晋ちゃんさん URL at 2012-12-15 16:05 #- Edit
Title : 私的「2012年の嗜好あるいは思考による至高に感じたテレビ」
ワタクシもこれに乗じて2012年の嗜好あるいは思考による至高に感じたテレビについて話そうと思います。
上半期は「戦姫絶唱シンフォギア」「あっちこっち」はプリキュア出身者がいるのでチェックし興奮したりゴロゴロニヨニヨ、「なのはStS」はプリキュア出身者がいるものの地上波の再放送でなくDVDで最終話以外(最終話のみテレビで見た)をチェックし最終話で感動、「TFプライム」は最初こそ「ここまでシリアスなので大丈夫か」と思うも路線変更でほっとして、下半期はエヴァの劇場版をテレビで、「パワレンSPD」をDVDで見たくらいです。
個人的な総評としては今年の出来は「上の下」くらいで一昨年の「IS(インフィニット・ストラトス)」ほどの興奮(評価は「上の上」の上である「それ以上」)はなかったように思いました。
Commented by TJ-type1@管理人 URL at 2012-12-17 01:54 #- Edit
Title : ◆コメントありがとうございます!◆
>わんだゆうさん
ちょっと自分の記事を読み返してみたのですが、「~『だけ』よかった」という意味の表記は無いように思われるのですが、どうでしょう…。「~なだけに」の部分を指しているのであれば、これはお察しの通り特に面白さをラスト3話だけ限定的に扱ったわけではないのですが…日本語は難しいですな。
大野さんはアニメだけでなく、CSで恋愛ドラマも書いてましたね(見てないですが)。それを知ってやはりスイートはトレンディドラマだとする持論を強くしました。あと、時々ドラえもんも書いてますよ。


>晋ちゃんさんさん
シンフォギアはニコニコで試聴していたのですが、コメント付きだと凄まじい破壊力でボクも楽しんでいました。毎回必ず特撮ネタのコメントが流れてきて笑わされました。2期も楽しみですね。
「IS」と同じ会社の「武装神姫」も思わぬレベルのギャグが多くて、あれもまた楽しいです。
バトル女子とギャグの可能性はまだまだあるような気がします(え)。
Commented by クズマ URL at 2012-12-24 20:35 #- Edit
Title : はじめまして
初めてコメントさせて頂きます。
 最近このサイトを知りまして、プリキュアの批評をすべて拝見させていただきましたが、非常に深い考察が書かれており「なるほど!」と感動いたしました。これからも楽しみにさせていただきます。
 スイートはドラマとしての完成度はわりと高かったなぁ、と自分では思っております。キャラ物としてみると不十分なのかもしれませんが…。自分は十分に楽しめましたね。あと個人的にはスプラッシュスターみたいな作品がまた見た(ry
Commented by TJ-type1@管理人 URL at 2012-12-25 23:11 #- Edit
Title : ◆コメントありがとうございます!◆
>クズマさん
ありがとうございます。
スイートはテーマに対しての取っ組み方が例年とは違うアプローチをしつつ、しかしコレまで以上の本気さを見せ付けられたような作品ですね。最後まで見終わった時の充足感は堪りません。
ボクもまたS☆Sのような作品には出会いたいです。とりあえずまた「ふたり」のシリーズに回帰してくれないものかしら…。

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