2012/11/27
仮面ライダーウィザード 第12話「希望の和菓子」
どんどんパワーアップする晴人を見て、自分ももっと役立たなくてはと躍起になる瞬平。確かに、指輪を作れる輪島さん、ファントムを見破れるコヨミ、捜査権を持つ凛子という中で、瞬平が役立つ要素となると…むむむ…。
そんな瞬平の先輩がファントムに襲われ、晴人と瞬平は勤め先の和菓子屋で警護する事に。
そんな折、百貨店から大口の注文が入り、二人しか居ない店は大忙し。
やっと作り出した新商品“きぼう”(しかし焼印は既に存在…)を百貨店に納入しようとしたら、なんとそれはファントムの罠。
ははぁーん、店を傾かせて先輩を絶望させようというお馴染みの回りくどい面倒くさい作戦だなぁ…と思っていたら、本当のゲートは和菓子屋の親父さんだったという。マジか、マジで、マジだ…。
大口注文がいかにもウソっぽいのはともかくとして、まさか親父さんがゲートだとはなぁ…まんまと騙されてしまった…。やられた。
しかし、大口注文が実はウソだったというのが絶妙にセコイ作戦(え)。
店をぶっ壊すとか、弟子が死んじゃったとかの方が精神的ダメージは大きいと思うんですがねぇ…あんまり武力行使したくないファントムさんだったのかな。
(追記:損害は一日分の材料費では済まないとのコトなので、結構物理的ダメージも大きいらしいですね。なるほど)
今日の話を見て思いましたが、ファントム退治で晴人に一文も入らないのはまぁいつものコトとして、ファントムさんの方も苦労してゲートを絶望させたからといって、自分に何か利益が還って来るわけじゃないんですよね。
ゾディアーツやドーパントのように破壊衝動で動いているわけではなく、グリードやファンガイアのように自分の生きる糧を集める為に人を襲うわけでもない。
「ファントムの仲間を増やせ」というワイズマンの命令に従って動いているだけ。
要するに、組織に対して物凄い従順な奴らなんですよ、この人たちは。
大したリターンがあると提示されるでもなく、面倒くさい絶望に落とす方法を実行し、ちょっと間違えたら魔法使いに消されてしまうような…個人に対して何の利益も保証されていない仕事。
泣けてくるわ、こんなん…。
⇒仮面ライダー 各話レビュー
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コメント
僕がここにいる意味
あくまでムードメーカーやハイテンションといった発案に留まっている辺り、
脚本家の方々もそれ以上キャラを膨らませようがなく、持て余している印象が。
今後のテコ入れで化けてくれることを願うばかりです。
>組織に対して物凄い従順な奴らなんですよ、この人たちは。
部下の尻を引っ叩くメデューサ、ワイズマンも崇拝というより畏怖対象として見られてる感じですしね。
戦隊はともかく、ライダーでここまで恐怖支配で律している悪役も意外と新鮮ですな。
2012/11/29 13:52 by ゼノドレイク URL 編集
言われてみれば、ここまで確立した自我を持った上で組織に従順ってのも珍しいですね。「仲間を増やす(種の繁栄)」という点ではオルフェノクやワームあたりと近いんでしょうが、あの連中は好き勝手やってましたし。
ヒントがあったとはいえ、よもや店主の方がゲートとは驚きました。今作はゲートが誰か、ファントムが誰か、という二重の推理ポイントがあり、意外性のある展開が多そうです。
2012/11/29 22:45 by 銀河水晶 URL 編集
◆コメントありがとうございます◆
魔法使いといえばディズニーの「魔法使いの弟子」という発想なんでしょうかね。あんまり弟子ッぽいコト出来ていないのが気にかかりますが。
魔法使いオタクの知識を利用するとか出来ないのかしら…ファントムのモチーフを探って弱点を調べるとか…瞬平くんには厳しそうだが。
あるいは「魔法使いとはかくあるべし」みたいな指針を与えてくれる人なのかなーとか、登場した時には思ったものです。
>銀河水晶さん
フェニックスとメデューサがゲートを見つけて指示を出さない限り、ファントムは動かないので人間社会への被害自体は軽微ですよね。メデューサの目の届くところでしか動けない…そりゃ秋田まで追ってられまへんわ。
ファントムの声が加工してある時は登場人物の誰なのか当て推量出来るという楽しみはありますね。
今回は百貨店の人が出るまで、あのタコが怪しいと結構本気で思ってました。
2012/11/30 22:25 by TJ-type1@管理人 URL 編集