2012年 09月 07日
本日放送は「アリガトデスからの大脱走」。
ドラえもん生誕前100周年という1時間スペシャル。
ただし内容は特に誕生日絡んでなし(え)。

「もしも叱られない世界だったら」と、色んな人から叱られる事に嫌気がさしたのび太はもしもボックスで新たな世界を作り上げる。
その世界は人を叱るのを良しとしない、褒めて感謝して接する世界。教師も親も子どもを叱らない。
さらにその影響は100年後の22世紀にまで及び、未来では叱る事を方で禁じているという。
人間を叱りつけたロボットはロボット収容所に連れて行かれ、壊れるまで過酷な労働を強いられる。
そして、ドラえもんもご多分に漏れずその収容所へ…。

感情を法律で制する恐ろしい社会…という割と直球なSFエピソードであり、メタクタに動く作画が心地よいお話でありました。
叱る・怒るという無駄を排除して、教育現場すらも合理的に動かそうという思想をベースにしている未来世界だと思うと、サイエンスフィクションっぽくてドキドキする。
笑いながらも社会風刺の部分に冷やりとするね。

人を叱る事は愛である。
メッセージは明確だけど、ちょっと叱る側である大人視点過ぎるような気もしないではない。
一口に「叱る」といってもそれぞれだし、「愛」の一言で全てを正当化出来るとも思えない。
叱りつけたことで勉強や仕事が出来るようになったというソースは無いワケでね。
逆に褒められると人間は脳内物質の影響でやる気が出るとか言う話はあるが。
少し前まで教育現場で「体罰」というものが普通に存在していた事を考えると、その時代の倫理観の変化によって叱り方や存在意義はまるで違うものになるのだろうなぁ…などとも感じる。

100年前の人を現代に連れてきたら「体罰が無かったら学校が無法地帯になる!」と言い出すかもしれない。
そう思うと、100年後の世界として描かれていたあの状況を絵空事だと言えなくもなる。
ただ、それが恐ろしい世界なのか優しい世界なのかは、その時々の人々の価値感によるものだからなぁ。

「価値感の違いの理解」というF作品らしいテーマも見えるお話だったように感じました。
まぁ「叱る」はともかく「怒る」は個人的に無くてもイイやとは思ってるんだけど(え)。
怒りは20分経つと治まると聞いてから、怒りの爆発に意味を感じなくなってしまった…そんな現代人なのょ(えー)。
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