去年に引き続き、ミルキィ夏特番として放送された新作。
監督もライターも今までミルキィアニメに関わっていない布陣で、これまでのようなダメダメ貧乏ハイテンションナンセンスギャグアニメではなく、トイズを使って小林オペラの助手として活躍する姿を描いた一編。
推理して、犯人を追いかけて、トイズを上手く使って…と、ゲームの展開がそのままアニメになったという内容でした。
ゲームはやった事が無いので、ミルキィといえばダメダメという印象の強い身としては、何とも新鮮なお話でした。
シャロがアホじゃなくて、ネロがクズじゃなくて、エリーさんがエロくなくて、コーデリアさんがお花畑じゃない。
それだけの事がこうも衝撃的だなんて…。
お話は本当に至極真っ当な推理アニメで分かり易いんですが…
終始… 自分の中の違和感を拭えませんでした…
始めこそ、「こういう真面目ミルキィも新鮮でイイ」と思っていたのですが…。
少し経つと「え、番組始まってから5分経つのに1個もギャグが無い!」と我慢出来なくなる(え)。
結果的にいうと、全盛期のミルキィにギャグは一つもありませんでした。
「10秒にひとつギャグを仕込む」「客が笑っている間に次のギャグを仕込んで窒息させる」というコトでお馴染みのアニメ「ミルキィ」に!
ギャグが! 一つも無い! この事実!!(えー)
推理アニメとしてはオーソドックスで分かり易いし、ハーレムアニメ的な要素も盛り込んでワクワクを詰め込んでいるのも分かる。
しかし、オーソドックスである事と同時に、大人しくてとっかかりが少ない作品になっているようにも思う。
「ミルキィ」のアニメを見る前に思っていた、『萌え探偵アニメ』の印象に近いというかなぁ…。
嗜好の問題なんでしょうけれど、ボクがアニメ「ミルキィ」に求めてるのは「萌え」ではなくて「ギャグ」なんだなと再確認するに至りました。
トイズを使って怪盗を捕まえるミルキィホームズは確かにカッコ好くて可愛いだろう。
だけど、熊に噛まれたり、百姓一揆したり、フェイスハガーをつけたりするミルキィホームズの方が、ボクにはとても魅力的に映るンだなぁ…。
ラード増し増しのコッテリ味が喰い足りない…。
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コメント
『オペラ!』『ディテクター!』さあ、お前の罪を数えろ!
かつてギャラクシーエンジェルというアニメとゲームがありましたが、こっちはギャグメインのアニメからスタートしたため、むしろ真面目なゲームのほうが違和感ありました…。一応どちらの世界観も受け入れてはいますが、どんな作品でもファーストインパクトのイメージが長く付くんだなぁとしみじみ思いましたね。
2012/09/01 19:27 by ミスターグラブシ URL 編集
◆コメントありがとうございます!◆
ゲームが真面目なのは知っていましたが、アニメでそれを見てみると何ともいえない違和感でした。
これは逆にゲームであのナンセンスギャグを再現しないと不公平だよ(え)。
とはいえ、推理モノもまた普通に好きなのですよねぇ…。
どこかに、次にアニメがあるなら推理モノとギャグを織り交ぜてやってくれという意見がありました。
なるほどと思ったけど、よく考えたら企画書に一番最初に書くような普通の意見だった。
ナンセンスギャグアニメになったことがおかしかったんだ…。
2012/09/02 02:29 by TJ-type1@管理人 URL 編集