■オバケ 幽霊 妖怪 妖精今日は夏休みの登校日。
ウチのかつて通っていた学校は登校日なるモノが一切無かったので、いまいちそれの存在意義が分かりかねます。
わざわざ休みの最中に出向かせた割に何もしないんでしょう? いったい何の意味が…うぅむ?
妖怪はイイけどオバケは怖いと言う星空さんと、オバケと虫と高い所が怖いと言う緑川さん。
ふたりのために夏休みの校内で肝試しを行う事となりました。
メルヘン脳の星空さんも怖い話は苦手か… ハッピーエンド以外の物語は受け付けない体質でもあるのかしら。
ちょっと「ミスト」っていう映画があるので、それを借りて見てきてくんないかなあ(ぅゎ)。
音楽室でひとりでに鳴り出すピアノ…。
鏡に写る謎の影…。
美術室に飾られた動く絵…。
学校の怪談を巡り歩いて怪奇現象に遭遇する星空さんと緑川さん。
てゆか、今回の照明がずっと下からのライティングになっている… いつもと違うからセッティングが大変そう。
あと鏡のくだりで青木さんの中の人ネタとは珍しいね(え)。
風声鶴唳、疑心暗鬼。
怖い怖いと思うからこそちょっとした事で怖がってしまう。
柳だって幽霊に見えてしまうと言いますからね。
幽霊とかオバケとか、そんなモノがいるはず無いじゃーないですか。
妖精とか妖怪とか喋るオオカミとか鬼とか魔女とかいるけど、幽霊やオバケがいるなんて非科学的だよ!
ウルトラマンなんかで、毎週怪獣が登場してるのに「怪獣なんているはずないだろ」と子どもの証言を掃いて捨てる大人っているよね…うん。
幽霊かオバケの類かと思われていた謎の影は、実はマジョリーナさんでした。
ほら、やっぱり幽霊もオバケもいないじゃないか! 魔女だったじゃないか!
うーむ、充分にオカルトとしては成立している…。
マジョリーナさんは学校の階段を利用してプリキュアさんを怖がらせにやって来たのだそうです。もうむしろバッドエナジー回収の方がオマケなのです。
意気揚々とアカンベェを作って、エナジーは適当に回収なのです(キリッ)。
今回のアカンベェさんは校舎をベースにして、その中で星空さん達に怪奇現象を見せるという大掛かりな仕掛け。
しかし大掛かり過ぎて動く事が出来ず、あっさりと敗退。
あぁ、今回はスーツアクターさんが入る事を前提としていない敵キャラだったんだね。
ミニチュアの校舎を敵キャラに仕立てるとか、予算をかけない方法が涙ぐましいです(え)。
大掛かりなだけあってデコルは4個回収。通天閣は一個でよかったのに…。
クイーンの再復活もだいぶ近づいて、でもどうせまたノルマが増えるんだろうなって予感がヒシヒシ…。
最後は、幽霊より宿題が怖い、という昭和っぽいオチ。
21世紀でもこの古臭さを真正面から描くとは…さすが…。
バトル中の論戦も無いので今回もテーマ云々のお話ではありませんでしたね。
とはいえ、前回の河童や天狗が、「青い鳥」的に「身近にあるけど気付きにくい存在」のように描かれていた事を考えると、今回の幽霊・オバケの類もそれに準ずるモノなんでしょうか。
そこにあると信じことで見つけられる幸福があるように、怖い怖いと恐れることで不幸も表れる。
結局、妖怪もオバケもほとんど同じようなモノなのです。
それがハッピーなのかバッドなのかは、要するに当人の気の持ち方次第ってコトなのかな。
前回の絶望を跳ね除けるおばあちゃんのコトもそうだけれど。
オバケと遭遇して不幸だと感じる人もいれば、逆にハッピーだと感じる人もいる。
全てのおとぎ話はハッピーエンドであるという夢原女史の説も、なるほど成立し得ると感じさせてくれる。
■撮り切りか合成か今回は「怪談レストラン」や「鬼太郎」などで使用したスーツやプロップを倉庫から引っ張り出して有効活用するお話だったのかな。
前回はロケが多かったから今回はスタジオが多いとか、そうやってコツコツ予算を浮かせるのって大事ですよね、特撮でも。うんうん。
次回はみんなでゲームを楽しむお話かな。
「またか」とすら思わせる相変わらずのスマイルさんだなぁ。
時にはおとぎ話について言及してくれてもイイんだぜ?
⇒
スマイルプリキュア 各話レビュー
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コメント
恐怖心…なおの心に恐怖心…
追加戦士カット&元々の作風で、やはり例年と比べるとどうしても間延びしてる印象を感じますね。
そしてノルマ達成すらできず尻尾を巻いて逃げた狐さんの矢先に、磯野君はデコル4個も明け渡す大損失とか…。
ジョーカー殿は、デカ鼻の運用と3バカの処遇について本気で考えねばあかんで。
2012/08/30 15:47 by ゼノドレイク URL 編集
後ろ、後ろってなんだ!振り向かないことさ!
今回のアカンベエが動けなかったのは素体によるものかもしれません。昔のタワーはよく怪獣に壊されたり巣を作られたりしたから、いざという時に動けるよう密かに鍛えてたんですよ。
校舎「アカン!場慣れしてねぇっ!」
2012/08/30 20:44 by ミスターグラブシ URL 編集
夏の物語
童話だけが物語ではない。日常にも様々な物語があると視聴者に知って欲しいように見えます。
関西圏は甲子園で夏祭り回などは夏休みの終わる時期に見ました。夏休みを楽しむ気にさせる話が多かったと思いますので、終わりに放送されたのが残念ですね。
妖怪は好きなのに、お化けが怖いみゆきも驚きましたが、お化けは好きそうなやよいに驚きました。
怖がりで恥ずかしがり屋の割には、なおと比べると怖いもの事態は少なく感じます。
第一印象だけで人は判断できませんね。
2012/08/30 21:36 by バディムの人 URL 編集
だけどオバケには、とっても弱いんだってさ♪
>ミニチュアの校舎を敵キャラに仕立てるとか、予算をかけない方法が涙ぐましいです(え)。
関連グッズの売行きが良いとはいえ、23話で予算をかなり使ってしまったらしいので、最終決戦用の予算が残っているか心配です。星空さん達の食事代が削られなければ、いいんですが…。
2012/08/31 19:36 by 寒色派 URL 編集
すがたが消えても 力もち 3人 5人 かかってこい
ミニチュアを怪物に、というか何でもかんでも怪物にしてきたのが特撮・アニメ界ですからね。さすがにでかいハーモニカぐらいのインパクトがあるものはそうそうお目にかかりませんが。
そして次回は…なんでしょう、ファイブDEチャンス並のカオス回の予感がします(え)。
2012/08/31 21:00 by 銀河水晶 URL 編集
◆コメントありがとうございます!◆
追加戦士は新しい玩具の投入だけでなく、物語で停滞した人間関係をまたイチから構築できるという、製作・スポンサーの両者にとって利があるからこそ続けられてきたので、それが無いとなるとやっぱりホワンとしてしまうというか平和すぎるかなという気もしてしまいますね。
何処かでぶち壊して欲しくなる(え)。
秋頃の強化で何かあればと期待はしますが。
>ミスターグラブシさん
同じような物でも捉え方でバッドにもハッピーにもなるというメッセージなんでしょうかね。東洋の龍は神様だけど、西洋のドラゴンは悪魔の使いだしなぁ…似てるけど受け取られ方が全然違う。
オオカミだって普通に生きる為に羊食ったらワルモノ扱いで今日に至る…ですしね。ピエーロ様とクイーンは実は同一人物ってオチなんじゃ…(え)。
タワーが動きやすく作られていたのにはそんなワケがあったんですね。そうか…でも通天閣ってあんまり怪獣に襲われたコトないなぁ…。小さいからな。
>バディムの人さん
怪談も妖怪も世界にあふれる物語の一つだし、高校球児の闘いもまた物語なんですね。
スマイルさんが放送していない時でも、メッセージはしっかり電波に乗っていたんやで(え)。
黄瀬さんは泣き虫という設定があったはずなんですが、こういう時には喜んでいましたね。
そういうトコロが周りの癪に障って、転校する時に引き止められない事態に陥るのかもしれない…。
>寒色派さん
可愛ければOKなのかもしれないけれど、最近のカワイイは多様化して何にでも「カワイイ」って付けますからね…こうなるとますます基準が分からなくなります。妖怪だってオバケだってカワイイの部類に入ってイイだろうし。
バッドエンド編ではオープンセットで作ったピエーロ様のサイボットを爆破してしまったので、おそらく予算が無いのではと思われます。また透明人間の話でもやらないとな…。
>銀河水晶さん
写真のビルを爆破してそれっぽく見せるといった技術もあるだけに、予算の削減はなかなか涙ぐましいモノがあります。出来る限り特撮パートを減らすよう、日常シーンを延ばさないとなぁ。
次回の予告を見ると自ずとファイブDEチャンスを思い返しますね。
どこまでもプリキュア5のレールに乗っている感がしてしまう…。
いつになったら黄色がカレーを食べだすのかと…。
2012/08/31 22:56 by TJ-type1@管理人 URL 編集