といったところで今回のお話。
実は賢吾は人間ではなく、コアスイッチから生まれたコアチャイルドであり、それはプレゼンターが宇宙の知的生命体のデータを採取する為のサンプルだという。
賢吾の正体、フォーゼシステムとゾディアーツシステム、我望と歌星緑郎の研究の確執、全てはプレゼンターという未知の宇宙生命体(?)と接触する為の事だった。
賢吾の口から怒涛のように説明が成されます。
うーむ、もう少し事前に順序立てて描いておいて欲しかったなぁ、さすがに。
全部口頭での解説になってしまっているのが勿体無い。
なにせ「人の話だけで知った気に」なるわけにはいかないからな。
賢吾は地球人のサンプルとしてプレゼンターの母星へと旅立たなければならない。
友子の言うとおり、まさにかぐや姫だなぁ…。
元々、弦太朗がフォーゼになったのは、賢吾の想いを知って身体の弱い賢吾の代わりに変身して戦おうと決意したからですよね。
賢吾の夢を支える為に弦太朗はフォーゼになった。
これは今回描かれた我望と立神の関係にも似ているんですね。
立神は我望の夢を叶える為なら、自分の命すら捧げると言ってます。
プレゼンターの元を目指す賢吾と我望、その夢をサポートする弦太朗と立神という対比の構図があったのね。
そう考えるとレオ・ゾディアーツの体色ってフォーゼと同じ白なんですよね。
あと、スイッチを使いこなして色んな姿に変われるってのも同じか。
弦太朗はその名の通り「月」のようなヤツなんですね。
太陽の光を浴びて輝く月の様に、地球のそばでずっと回っている月の様に、誰かのキラキラとした夢をそばで応援することで、自分自身も輝けるという、そんなヤツ。
だから青い地球を見て弦太朗は涙を流したのかもしれない。
月としてそばにいてやりたいという思いから。
それにしてもあの涙の理由を消化してくれるとは思いませんでした。
つい数日前までそんなくだりがあった事を忘れてたからね(え)。
次回、遂に最終回。
結局、弦太朗という人間が何者かという事について詳しく語られるエピソードが無かったのは勿体無かった気がする。両親の話とか思わせぶりでしたけど…なんとか次のMOVIE大戦で描いてくれないものだろうかね。
ま、意外と主人公自身が語られないってのは珍しくもないんですがね。
平成ライダー的にも城戸真司やヒビキさん、左翔太郎も結局は家族構成すら語られなかったしなぁ。
しかし、弦太朗があそこまで友達に固執する理由ってのは描いて欲しかったですねぇ… あ、まだ最終回が残っていますが。
ちょっとあくせくした感じの最終編になってしまっているけれど、とにかく次回を刮目致したいと思います。
ドラマ的には映画で一年間の集大成的なモノをやってしまっているので、それはそれで満足してしまっているんだよね(え)。
⇒
仮面ライダー 各話レビュー
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コメント
2012/08/22 22:09 by makiray URL 編集
永遠の友情
例年以上に2話完結に徹底した反動か、やはり経糸の消化に無理があった印象が否めない所ですね。
理事長の記憶操作や宇宙職の如月夫妻等、膨らませていけそうな具材も多かったのに、あまり活かされなかったのも惜しい所です。
賢吾の顛末・今も尚歯が立たない強敵2人と、不安を駆られる要素はあるものの、
中島脚本&坂本監督のストレートな熱血劇に始まり、同様に幕を下ろす仮面ライダーフォーゼ。
しかとその最後のタイマンを見届けていきます。
2012/08/23 12:50 by ゼノドレイク URL 編集
◆コメントありがとうございます!◆
ああ、そういえばww
プレゼンターとしても賢吾のデータだけより、物理的な地球の文化も欲しいところでしょうしね。
イヤらしい本だけは処分している可能性あるで。
>ゼノドレイクさん
弦太朗は成長キャラではないので、弦太朗自身にまつわる話が無かったのは仕方ないかぁという感じなのですが、確かに縦軸の持って行きかたが大人しかったという印象はあるかなぁ。
正直、もう2話欲しいなぁと思ってしまう(あら)。そんなに間延びしていた印象は無いんですがねぇ。
個人的には、「ダブル」で『帰ってきたドラえもん』をやっていた塚田Pが、「フォーゼ」ではどんな藤子作品をモチーフにするのかが気になっています(え)。
2012/08/24 21:52 by TJ-type1@管理人 URL 編集