スマイルプリキュア！ ＃25「夏だ！海だ！あかねとなおの意地っ張り対決！！」

■さまーうぉーず

季節は夏真っ盛り。
星空さん達の学校も夏休みとなり、何も無い休暇を楽しみます。

そんな折、日野さんに呼び出されて海へとやって来た星空さん。
そこで見たものは、猛暑の中、熱い鉄板の上で小麦の塊をジュウジュウと焼きつける日野さんの姿でした。熱い…。
さらに隣では氷塊を砕いてシロップをかけている緑川さんと青木さんが。
要するに、てっきり海で遊べると思って来てみたものの、その海の家を手伝ってバイトしろというコトのようです。話が違う。帰ろう。
という間もなく手伝わされる星空さん…。

緑川さんのお店で青木さんが手伝っているトコロを見ると、友人コミュニティの中で最も有能である青木さんを向こうに取られた為、仕方なく星空さんを呼ぶしかなかったという感じでしょうか。
出木杉を取られたからしずかちゃんを…みたいなさ（「のび太の宇宙小戦争」より）。

つまり、どうにせよ黄瀬さんは考慮の外…
い、いや…電話したけど外出してたから連絡がつかなかったってだけですよね、きっとね。
そういう事にしておくのがいいよね、うん。

日野さんと緑川さんは互いの売り上げで勝負を競っている。
どちらも体育会部活に所属するふたりだけに、競い合い、相手に勝ちたいという気持ちが強いのだという。

……体育祭の時「勝ち負けはいいよ」と言っていた緑川さんとは何だったのか？　筋が通らないよ。
この人はあれかな、「考えたって分からないよ」の時もそうだけど、割とその場の勢いと乗りだけで喋って居るのかもしれないな。
もしかしたら思っていた以上に実は残念な方なのかもしれない…と思えてきた。登場当初が完璧人間っぽい描写だっただけに、株安が止まらないや。

かたや、黄瀬さんとキャンディさんだけはそんな資本主義の競争を離れてのほほんと遊んでいる。
ふむ、これがピースというものか…。

日野さんと緑川さんの戦いは海の家を離れ、ビーチバレー、ビーチサッカー、スイカへと雪崩れ込む…。

かたや、黄瀬さんは（イカ略

おとぎ話的に見れば、日野・緑川両氏がアリで、黄瀬・キャンディ両氏がキリギリスのようにも見えてくる…冬になって黄瀬さんが凍え死んだりしないかと心配でもある対比（ぉぃ）。

しかし、もはやこんな争いに何の意味があるのか…と星空さんも感じ始めたその時、アカオーニさんが急襲、アカンベェを放出。
遂にはプリキュアになっても争うサニーさんとマーチさん。
もう嫌だ、だから戦争なんて無くならないのよッ！ うぐぐ…

だが、サニーさんとマーチさんは、戦いの中で互いの手を握る。
まさに、手に手を取り合う瞬間。

手を握るという描写はプリキュアというシリーズでお馴染みだけれど、そういえば「スマイル」ではあまり描写されている印象がありませんでした。
前作「スイート」のバンクではよくメロディさんとリズムさんが繋いでいたので、その印象が強かったコトからの反動と、5人も居ると手を繋ぐ機会も少ないってのがあるのかなと。

手を繋いだ途端に強くなる、とても「プリキュア」っぽい展開であるなぁと感じ入る。
やはりこういう描写での戦闘は3人以上では無理だろうからねぇ…。

協力して炎と風の力で敵を倒したように、海の家の商品でもお好み焼きとかき氷をセットにして販売。
人はどんなに争いあっていても、いつか手に手を取って分かり合える…ここにはそんな理想、メルヘンが込められているのだろうか…。


■スマイル満開

新規ＥＤにて、何処から声を出してるんだという吉田さんの唄に合わせて踊り狂う５人のプリキュアさん達。まぁ、その…５人なんですよね。
何処かにあと２人分入ってくるスペースが無いかと思って見ていたのですが、見た感じではそんな空間も無い。
もうこれはあれなのか、最後まで追加戦士なしの５人で行くつもりなのかしらね？
そもそも7人説の根拠はパクトのライトの数だけなので、それ以上の情報は無いしなぁ…。

出なかったら出なかったで、ゴーゴーファイブみたいなもんだと思うとしましょうか。

次回は夏祭りで、またも夏休みを堪能する模様。
相変わらずおとぎ話とか全然話題に上がらないまま後半戦も駆け抜けるのかしらね。

⇒スマイルプリキュア 各話レビュー