■ゴプリキュア遂に遂にプリキュアさんが5人揃いました。
「ここまで1話」と言われるほどに長いパイロットでありました。
早速今まで黙っていたストーリーの説明をして貰おうじゃないか。そもそもプリキュアとは何者なのか? 敵さんの正体は? その目的は? プリキュアとしてのゴールは?
矢継ぎ早に投げかけられる質問にキャンディさんは当惑して引き篭もる。
今まで説明無しで突っ走って来たのは5人揃ってから話す為ではなくて、単にキャンディさんが知らないだけだったのか…。
どうして、このケモノを案内役にしちゃったのだろう…。
そんなキャンディさんの為か否かやって来たのは、キャンディさんの兄のポップさん。羊の兄貴が獅子…複雑な家庭事情が垣間見えます。
ポップさんによれば、メルヘンランドを侵攻したバッドエンド王国のピエーロさんはロイヤルクイーンさんによって封印されたものの、キュアデコルが奪われてクイーンも力を失う。
クイーンが地球に差し向けた奇跡の光を受け継いだ、5人のプリキュアの力でデコルを回収し、クイーンを復活させなければならない…とのこと。
ふむぅん。
とりあえず話を聞く限りにおいては、やはり敵さんがアカンベーを出してプリキュアを倒そうとする必然性は無いんですね。バッドエナジーは即効で回収出来てしまうモノだし、むしろデコルを失ってクイーンを復活させるリスクしかない。
素直にアカンベーがエナジーを吸収する設定にしておけば、デコルを使う理由にもなるし、倒した後に人々が元へ戻る理由にもなると思うのですが…そうしないのには何か意味があるんですかね。
あるとしても、それが分かるのはピエーロが復活してエナジーが必要ではなくなった後のお話になるのかなぁ。
プリキュアの力はクイーンが地球へ送り込んだモノでした。
何故に地球? という気もしてしまいますな。ファンタジー要素とSF要素が幕の内弁当みたいになってるんだなぁ。いや、地球に伝わる童話は全てメルヘンランドから伝わった物だと言ってしまえば、完全にSFとゆーことで通るかもしれない(え)。
デコルの回収数が分からないけど、ポップさんが持ってきたあのアイテムに収まる数なので数百ってコトは無いですよね。追加戦士はクイーン復活後になるかな?
ボス的存在であるピエーロ様をクイーンが封印しているというのが、「ハートキャッチ」や」スイート」とも似ているように受け取れます。また前世代での遺恨を現役世代が晴らすというスタイルかしら。
さっきから「~かな?」みたいなテキストばっかりだけど、シリーズ序盤なので仕方ないかな?
プリキュア達が主人公の絵本は5人が揃うところまで描かれていて、残りは白紙。白紙の物語をどう描くかはキミたち次第だとポップさん。
いきなり最終回みたいなまとめをされて、どうも一年間ありがとうございましたという気持ちになりました。結論が6話で語られてしまった。あ、お疲れ様でしたーっす。
てなコトを言うてる時にマジョリーナさんがエナジーを回収していると分かり、プリキュア出動。本棚の扉を通れば、現場近くの本棚にワープ出来るぞ。なにこのゴーバスターズみたいな流れ。
てゆか、犯行現場に一番近い本棚って民家も含まれるンですよね? 女子中学生の不法侵入の今後が気にかかります…。
ひとり南極へとやって来てしまった星空さんは、ポップさんから妹のキャンディを頼むと申し付けられる。頑張り屋だけど泣き虫で寂しがり屋のキャンディを笑顔にして欲しいと。
戦い終わってポップが去り、涙を流すキャンディは仲間の存在によって笑顔になる。
プリキュア5人の名前はスマイルに必要な物であると聞き挟みました。
前回までの5話で五つの要素が集まって、その構成要素によって笑顔が生まれる。
泣いていたキャンディが、ハッピー・サニー・ピース・マーチ・ビューティを得る事でスマイルになったのだと、そんな風に見える。
五つの構成要素が全部揃って、やっとスマイルが出来上がる。
「スマイルプリキュア!」という名乗りを自分達で考えるのは、それらの要素によって出来上がる物が笑顔だからだと言うてるのかもしれない。
あと、久しぶりに絵本や童話についての言及もなされたお話でしたなー。
絵本とかメルヘンという素材は「絵空事」「現実味が無い」といった意味でも一般的に使われたりしますね。主には「そんな絵本みたいなコトはありえない」といった否定語を伴って使われる事が多いように思う。
「空虚な奇麗事」や「苦しみ哀しみの無い楽しいだけの世界」みたいな意味として捉えられてもいるのではと。
そう考えれば、絵本・メルヘン一辺倒の正義には行き着かず、スイートさんみたいな終着点に行くのかなぁと思いますが…どうだろうね。
■ま た ゴ リ ラ米村回はホンマ、ライダーじゃないだけでこんなに安定感があるなんてなー…(こら)。
しかし、グレーーゾーーン! の登場には思わず笑ってしまいました。くそぅ。
ジョーカーさんの立ち居振る舞いはちょっと異質で、ボス化しそうな人でもあるのですね。
未来をグレーに染めるなんて怖いよ…!
次回は秘密基地を探すお話だそうで、どこまでプリキュア5の体裁を整えるつもりなのか…。
いや、それよりもまたゴリラが出ている事が気にかかるわけで。
去年に引き続いてのゴリラ…これはきっと何か凄い伏線ですよ、うむ。
⇒
スマイルプリキュア 各話レビュー
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コメント
CIA の資料室に行っちゃって、二度と出られなくなってしまった、とかいうことにないように願いたいものです。
そういえば、キャンディが「伝説の戦士」としか言ってない、というのも一話から。
2012/03/14 22:48 by makiray URL 編集
デコールでござーる、デコールでござーる
プリキュアの力はクイーンが与えたもの…つまり変身時に勝手に発動する名乗りもクイーンの影響によるもの…じゃあ「ぴかぴかぴかりんじゃんけんぽん」はネタが尽きたということで…
OPに出ていた敵幹部もようやく揃った…て他人の空似でレベルじゃない!お前どう見てもトゥエンティだろ!顔と声誤魔化してもすぐ解るぞ!今すぐヨコハマに帰れ!
いきなりの攻撃に卑怯とおっしゃいますが、名乗り終えるまで待ってくれただけで十分ですよ。ザンKTなんかせっかくパワーアップしたのに名乗り途中で倒されたんですから。うぅっ。
2012/03/14 23:19 by ミスターグラブシ URL 編集
動き出した物語の向こうへ
晴れて5人揃っても、戦績がほぼポップ一人に持ってかれる辺り、本作は例年以上にコメディ寄りですね。
この分だと、腕力が強いとか、足が速いとか、頭が良いとかの強みが活かされるのも、相当稀なんじゃないかと邪推してしまいます(苦笑
所変わってバッドエンド王国…早くも三幹部の雲行きが怪しくなってきている気がしますね。
近年の傾向から踏まえると、終盤のボスラッシュ要員で延命しそうですけれど、
ジョーカーから滲み出るゴーちゃん&カワリーノさん臭の強さで、どの道凄惨な末路が濃厚ですな…。
2012/03/15 16:22 by ゼノドレイク URL 編集
なんでクイーンがプリキュアの力を地球へ送り込んだのかというと、皇帝ピエーロを地球に封印したからです(キリッ
けっきょく、このスマイルプリキュア!という物語も、メルヘンランドによって製作されてるということですね(笑)
2012/03/15 17:24 by 空飛ぶエロ本 URL 編集
「その手は桑名の焼きブタでござる!」(違)
それはさておき、ここにきてようやく番組も本格始動というところでしょうが、振り返れば同じく五人の『5』の頃は6話で全員が揃った時点で最終回まで途中離脱してしまって、『5GoGo』に至っては1話と名探偵こまちの回を見ただけでした。この頃は「下手にハマったらどうなるかわからない自分が怖い」という思いがあって、プリキュアには敢えて距離をとっていましたからねぇ…。
でも今では…つい先日、スーパーブロッサムとスーパーマリンのS.H.フィギュアーツにコッペ様のフィギュアーツZEROまで魂ウェブ商店で発売決定との知らせが一度に来て、その日のうちに全部注文してしまいました。
…見事に恐れていた通りですがな(泣)。
2012/03/15 20:14 by おおふ URL 編集
ピンクの頬の5人の戦士
しかしピエーロ復活のカウンターがなぜ22なのかは明かされませんでしたね。絶望に落ちた人々の数は毎回てんでバラバラなのに一つずつ進んでますし…定義としては似ているのにFUKOより溜まりやすいんですかね?
全員揃っての決めゼリフに関しては中々しっくり来ましたね。何気にチーム名の由来が劇中で明言されたのは今回が初でしょうか。前口上がOPの歌詞に入っている(あるいはその逆)ってのはいいですね。子供も覚えやすいでしょうし。
2012/03/15 20:30 by 銀河水晶 URL 編集
あんなもの(カン潰し機)知ってるなんてれいかさん庶民派だな
mktenに食いついちゃうかー。mktnならしょうがないなー。
私も完璧さん大好きです。
それにしても,名乗りを考えて秘密基地を造るなど,普通の子が無邪気にヒーローを目指す姿は
「ヒーローの心があるヤツがヒーローだッ!」で爆走しきった戦隊を思い出します。
それに五人揃っても纏まるどころかこのゆるゆるっぷりだと,
正義の資格や使命にうるさいキンキンでギラギラな姉妹の追加戦士も必要かな?と心配になりますね。
2012/03/15 23:24 by シャン URL 編集
◆コメントありがとうございます◆
思わず真似したくなるという面白さが本棚ワープにはしっかりありましたねぇ。
ただ、ウチみたいに本棚にギッチリと本が詰まっていては真似できないのだなぁ…。
もう名探偵コナンのコミックが入りきらないよ…(え)。
>ミスターグラブシさん
スマイルも1話では結構詰め込んでいましたが、それからこっちなかなか説明無しというのもやきもきでした。
やっぱり、いちいち5人は多いなぁと思ってしまいます。せめて初期メンバーは3人からでも良かったのに…。
そういえばマーチさんからメタルAさんみたいな声がしますけれど、今回とザンKTと攻撃を受けたのも、全部アイツのせいだったのかもしれないんだ(ニヤリ)。
>ゼノドレイクさん
わざわざポップさんが参加しなくても…と思いつつ、今までにないバトルシーンであったという意味では楽しかったです。
てゆかスマイルさんは肉弾戦しないで、そっちの方向性でバトルするのでしょうか。ゴレンジャーストーム的なバラエティある戦いなのか…?
最近のプリキュアさんは和解に流れるから、なかなか敵幹部を完全消滅も無いですね。
今年も「さん」付けしている点から見てもそんな感じかしら。
>空飛ぶエロ本さん
クイーンも地球に迷惑な人を押し付けたものです。ブラックホールにでも落とせばよいものを(え)。
スマイルプリキュアはメルヘンランドの著作物。シリーズ後半、メルヘンランドに行くとそこは実は東映アニメーション株式会社だったというオチですか…。そんなにメルヘンな物ばっかり作ってるワケでもないけど(え)。
>おおふさん
南極は今、夏から冬になろうという時期なのであの格好で出るのは危ないと思うのですが、みゆきさん…。
しかし何故よりによってプリ555で名探偵こまちの回だけを見たんでしょう。
当たりの回じゃないですか。運がいいなぁ。すぐあとに追加戦士のお話だった気もしますが。
>銀河水晶さん
いつも使ってる異世界設定じゃなくて、何故別の星というスペースオペラにしたのか気にかかります。
最終決戦ではいつもカチコミをかけるのですから、別の天体へプリキュアが行くということに…?
ついに宇宙へ…。あ、そこで音吉戦艦の再利用か(え)。
>シャンさん
あたたかーい目も気になりましたけどね、mktnじゃ仕方ないんです。そうなんです(え)。
しかし秘密基地作ろうと言い出すか…場所はどう考えてもあの不思議図書館とはいえ…電気のコンセントも無さそうだから不便ではないかと思いますが…。
あ、そこでピースさんの雷か!
2012/03/17 01:04 by TJ-type1@管理人 URL 編集
今回が本当の第一話?
今週は新キャラが2人も登場し、プリキュアの目的も明らかになった重要回。でも「5人揃ってゴプリキュア」に全部持っていかれましたが。
>あと、久しぶりに絵本や童話についての言及もなされたお話でしたなー。
プリキュア達が主人公の絵本とは、講談社のテレビ絵本の事でしょうね。星空さんが読んでいるのもテレビ絵本と考えれば、ゴプリキュアのネーミングにも納得。
>ジョーカーさんの立ち居振る舞いはちょっと異質で、ボス化しそうな人でもあるのですね。
東映作品で名前がジョーカーのキャラは多いですが、中でも仮面ライダー剣のジョーカーに雰囲気や設定が近いと思いました。変身や変装能力もありそうですから、偽プリキュアの話も期待できそう。グレーゾーンの人が演じる女子を是非見たいです。
2012/03/17 14:38 by 寒色派 URL 編集
ブッKEY トランプ サイボーグ
ババぬきとババァをかけてるんですよね。ヒドイですね。
アカンベーを出す理由ですが…やはり悪の幹部として生まれたからには、ステータスとして怪人を操りたいのではないでしょうか? やたら「スーパーヒーロー」にこだわるイカの人と同類かと。
2012/03/17 18:23 by オニギリ URL 編集
◆コメントありがとうございます◆
アイテムを置いて去っていく頼りになるポップ兄さんは、ウルトラブレスレットを持ってきたセブン兄さんみたいなもんでしょうか。ああ、ゾフィー兄さんじゃなくてよかった。
プリキュアの絵本といえばアニメとは若干作画が違うことでもお馴染みですが、それは毎週顔がちょっとずつ違うプリキュアさんのことを表していたのかもしれませんなぁ。
>オニギリさん
本当のババアぬきなら、ウルフルンとアカオーニの2人で作戦決行するべきじゃないでしょうか。腐女子大歓喜。あ、でも腐女子さんはアカオーニには食いついていないんだよなぁ…。
悪の幹部として、というのは悪役という絵本の役柄を演じている存在という意味ではありうる気もします。
プリキュアさんもまた、物語のヒーローという役割を演じているに過ぎない。
本当に倒すべき相手は物語中に居ないと気付いたプリキュアさんが、東映アニメ本社に出向くのが最終バトルだと思われ。
2012/03/18 01:11 by TJ-type1@管理人 URL 編集
笑顔-スマイル-
やはり「スマイル」と冠しているだけに、今回はいかに笑顔が重要な役割なのかを、説いているようにも思いますね。
この先にも波乱の展開や不安を煽る状況、周りを不幸のどん底に突き落とされてしまうことが続くかもしれませんが、それでもこれから切り開く未来が、幸せを噛み締めるハッピーエンドを迎えるには、先ずは笑顔を忘れてはいけないことを教えさせますね。
たとえ言葉や価値観が合わなくても、笑顔さえあればコミュニケーションは成り立つ。
みゆき達は、自分達が笑顔でいて、なおかつ気持ちが沈んでいる皆の笑顔を守ることは、世界中の人達をハッピーエンドに導く為の一歩だと思いますね。
最後のキャンディの笑顔の件は、同じように米村氏が脚本して、ライダー至上問題視された『仮面ライダーディケイド最終回』で、アポロガイストと対峙しようとしている士の許に、加勢したユウスケの台詞が浮かびました。
『俺は自分の世界(クウガの世界)と、仲間の命と天秤に掛けて、迷っていた…でもそれは、間違ってたんだ。たった一人の笑顔を守れないんじゃ、世界中の人を、笑顔になんて出来ない!』
ユウスケが発した台詞の後半の部分が、ポップと別れ際のキャンディに放ったみゆき達の励ましと重なって見えて結構泣けましたね。
2012/05/22 11:37 by 横浜学園都市部 URL 編集
◆コメントありがとうございます◆
ハッピーだから笑顔になるのか、笑顔だからハッピーがやって来るのか…
みたいな相互作用もそのうち描かれるかもしらんですなぁ。
2012/05/23 22:59 by TJ-type1@管理人 URL 編集