■No music, no life.不幸のメロディが完成し、プリキュアにも変身できなくなった北条さん達。あとは粛々と世界の終わりを待つしかないのだろうか…。
といったところで、遂にパイプオルガンが完成したという朗報もやって来る。これがあれば邪悪な力を打ち払う事も出来るのだそうです。この最終兵器でノイズの身体を消し炭にしてやろうじゃないか、うへへへ。
しかしまあ、それはそれとしてクリスマスです。
ノイズとか世界の終末とか置いておいて、プレゼントにケーキ、そしてクリスマスコンサートの準備にみんな大忙しです。
またも町民全員参加のイベント。皆で一緒のことをする、すなわち絆であり音楽であると。
ただ、クリスマスの場合はこれまでやって来た加音町の町内イベントとは一線を画す巨大イベントです。世界中の人間がみんなクリスマスというイベントに参加し、共有する地球的イベント。
地球上で行われる中で、最も盛大に奏でられる音楽であると言える。
物語の終盤に相応しい全人類的共有イベントを経る事で、プリキュアさんはその背中に全人類を背負ってノイズに立ち向かうという構図が出来上がるのですね
ただ放送日的にクリスマスを扱っているだけでなく、そこにクリスマスでなければならないという物語的な意味もしっかりと乗っかっていて上手いです。
プリキュアさんに人類の希望が託されたという熱い流れやで…。
そんな地球全体が浮き足立って楽しんでいる時を狙って不幸のメロディーを歌うファルセットさん。幸福であればあるほど不幸になった時の力が強いのだそうで。不幸のエネルギーってその差分の事なのかいな?
ノイズ様は完全態となり、人々は石の様になってしまう。早くペルセウス倒して!(え)
人間界から音楽を消し去ったノイズさん、次はメイジャーランドの音楽を消してやろうと飛んでいく…。
パイプオルガンも、ノイズさんと対の存在ともされるフェアリートーンさんもあまり役に立たなかったよ…。あんなに時間をかけて調整して、どんな邪悪も打ち払えるかのごとく言っていたオルガンなのに…。
世界の終わりやと嘆くでもなく、北条さんは諦めない。
伝説の楽譜の新しいページから新たなト音記号を授かり、プリキュアさんへ変身。
心臓の鼓動がある限り、心の中に音楽は鳴り続けている。
メロディは終わらないし消えてない。
だからこうして再びメロディさんもここにいる。
一度終わってしまったはずの楽譜から、新しいページ、新しいト音記号が生まれるというのはなかなか熱かった。
心の中に音楽がある限り、心臓が動いている限り、生きている限り、何度でもやり直す事は出来る。
響と奏、ハミィとセイレーンといったように、壊れてもうダメだと思われた絆が再び構築されたように、人は何度でもやり直せる。
楽譜が白紙になってしまったなら、また始めから書き直せばいい。
その新しく始める為のト音記号を、人は皆持っているのだから。
優しいのぅ…。
「スイート」はえらい人間讃歌で胸熱なのだと前回から強く感じる…。
ハッ、讃歌だけにこれもまた音楽だったのか…な?
■大戦艦ノイズさんを追ってプリキュアさん達もメイジャーランドへ向かう。
最終戦が敵地じゃなくて味方の陣地というのは珍しい…いつもはカチコミをかけられるより、かけている側だからな、プリキュアさんは。
そして何故か発進する調べの館…。当然パイプオルガンが必要になるからとはいえ、大胆な…さすが最終兵器。
いつ変形してロボになってもおかしくないな、うむ。
次回、年明けは音吉さんとクレッシェンドトーンさんがピンチ…なの?
クレッシェンドさんがあんまり役に立たないのは、ノイズさんと同様に幸福のメロディを歌ってもらってないから弱体化しているってコトなのかしら?
たぶん幸福のメロディさえあれば、クレッシェンドさんだって怪物化してノイズさんと戦うぐらいは出来るンだと思う。
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スイートプリキュア 各話レビュー
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コメント
2011/12/29 15:52 by 名無しさん URL 編集
それはそれは恐ろしいノイズ様
しかし、耳障りな音楽を根絶して静寂を嗜むのが行動指針なら、名前はサイレントの方が適任だった気もします。もしくはレクイエムとかでも。
そして音吉さん、ここまで万能ぶりを見せてきたツケか、次回の死亡フラグが洒落にならない悪寒がしますね…。
まかり間違えばメイジャーランド自体も死滅エンドとも取れそうな…。シリーズの御約束ならラスボスを倒して復元が利くとはいえ。
2011/12/29 17:48 by ゼノドレイク URL 編集
復活
…しかしここで気にかかるのは、このことがノイズにも当てはまるのかということです。仮に当てはまるとすると、最後にはあの人自分の命すら消すことになるのでは…と思うのですが。どこの恐竜グリードかと(おい)。
そして一行は調べの館近辺に隠されていた飛行戦艦でメイジャーランドへ…いやいやいや。あまりにも唐突でパイプオルガンの事とか忘れちゃいましたよアレ…。
これはその内プリキュア用のビークルが出てきてもおかしくはないですね(え)。
2011/12/29 20:30 by 銀河水晶 URL 編集
今回のサブタイトルは、フェアリートーンの鳴き声では?
それはさておき、寝込んでしまったメフィストといい、予告で不吉な雰囲気になっていた音吉さんといい、アコにとって辛い展開が続きますね…。まさかここに来て殉職者はないと信じたいですが。
ところで、先日『オールスターズDX2』をTVで見ましたが、本当にこの頃のブロマリ組は悲しいぐらいのぺーぺーだったんですねぇ…。これを見て本編終盤の奮闘ぶりを思い出すと、感慨もひとしおというか。
こちらをはじめあちこちのブログを見せてもらうと、確かに「あれ、そんなの見た覚えないぞ…」という場面があれこれありましたが、EDが絶賛される理由は凄くよくわかりました。確かにあの職人芸は壮絶です(汗)。
では、よいお年を。
2011/12/30 01:35 by おおふ URL 編集
◆コメントありがとうございます◆
調べの館さん、今までは背景に徹していたのにまさかの大活躍で…。
人気投票で意外と順位が良かったから活躍させてみたとか、そんな理由でもあるんでしょうか。
>ゼノドレイクさん
ピーちゃんは残り4話ぐらいであることを考えると、まだ変身を2回ぐらい残しているかもしれません。
そもそも鳥のままじゃアクションし辛いし(え)。
ノイズさんの名前に関しては、映画版ラスボスがハウリングだったこともあって、無音であることよりも「音楽を邪魔するもの」であることが理由付けとして強かったのだと思われます。無音よりも能動的な悪意ある存在ってコトなのかも。
>銀河水晶さん
映画でもプリキュアは死なない的な描写があって、ゴキブリみたいにしぶといやつだなんて思いましたが(え)、心臓が動く限り死なないというのはよく考えたらそりゃそうだとしか言えないもんなぁ。ノイズさまも音楽だけ消そうなんてするからダメなわけで、命ごと奪えば… あ、展開がえぐいなコレは。
プリキュア戦艦は来年にはロボになってゴーカイジャーと競演してくれたりするんだと思いますが…。
>おおふさん
サブタイ、変身時のトーンのことだったみたいですね。そんな伏線気付かないよ(え)。
そういえば関西方面ではDX2が地上波に乗ったンでしたっけか。どういう映画だったか若干もう記憶にありませんが(え)、あぁそうか遊園地に行くんだ。放送尺的にはけっこうカットされているのでしょうけど。
あれはDXでは最もVSシリーズ的フォーマットだったなぁと思っています。毎年あの感じでやればいいンですがねぇ…。
ではよいおとしをー。
2011/12/31 00:29 by TJ-type1@管理人 URL 編集
戦艦化した調べの館
ノイズに石にされた人たちも乗っているのだろうな?
追記。
後でよくみてみたら、プリキュアがノイズに石にされた人たちを安全な場所に運んでましたね。
しかし、調べの館上空で全世界の人々を石にするノイズの力は凄い。 というより女児向けゆえの女児への配慮でこの描写に留めたのだろう。
もしスイートプリキュアが、男児向けや大きなお兄ちゃん向けだったら、ノイズの強さと恐ろしさを見せつけるためにノイズが世界中で暴れて戦闘機は出てきて破壊されるわ、新幹線は壊されるわ、ビルは壊されて初代ゴ○ラ並の地獄絵図が展開されるのだけれど・・・。
2012/01/07 11:57 by ななし URL 編集
◆コメントありがとうございます◆
あれだけの数の人間を数人で全て運び出したというのが凄いような気がしますが。
やはりあの町の人間は身体能力が特化されているんや…。引越し屋とかいらないな…。
2012/01/07 19:50 by TJ-type1@管理人 URL 編集