■結局ハロウィンが何の祭りかは今年も分からずじまいなんだ(え)メフィストさんを操っていた邪悪な鳥、ノイズさん。
それは全宇宙の哀しみが集まって生まれた存在であり、世界中の音楽を奪おうとしているという。
何故に全宇宙の哀しみから生まれたお方が音楽だけをターゲットにそこまで目くじらを立てているのかは分かりかねますが、音楽を奪われてしまうと世界中が哀しみに染まってしまうようです。
音楽に親でも殺されたのだろうか、うぅむ…。
新たな攻撃目標が設定され、プリキュアさん達は再び戦いの日々を進む。戦いが終わったと思っても次の敵が絶え間なく設定されていく…プリキュアも所詮は軍備の一つであるからして(え)。
ノイズに対抗するべく、焼き鳥を食らって宣戦布告をするハミィとフェアリートーンは意外と武闘派かもしれない。ちゃんとネギも食べたげて。
実はノイズの腹心であったファルセットさんはマイナーランドを再編。自らがリーダーになり、ついでにバスドラとバリトンのキャラデザを変えてやりました。
終盤に入り黒幕登場の流れで本来敵陣にも殺伐とした空気が流れてイイはずなのに、不思議とバスドラさんとバリトンさんがまだ楽しそう…。
前々回で仮面を取ったミューズさんとは逆に、正体を露わにしたファルセットさんは仮面を付ける。ミューズさんと同様、仮面を付けることで他者との理解を拒否するということかな。
両者が同時に逆のベクトルに進むというのが明確で面白い。
父親を取り戻すという目的を達したミューズことアコさんでしたが、引き続きノイズ討伐の為に人間界に居残るとのこと。
水面の映写越しに話すアコと両親という図が、PCのテレビ電話で母親と会話していた北条さんと重なります。
北条さんとアコさんは、どちらも離れ離れになった家族の心が再び繋がりあうという展開からして同期しているしなぁ。
ということは、奏の弟である奏太とペアリングされるのは必然だったわけだ(え)。
イベント大好き、お祭り大好きな加音町ではハロウィンも盛大に執り行います。町の人達がみんなで準備をして、みんなで仮装して、みんなで笑顔になる。
これまで、響たちも町のイベントには欠かすことなく参加していますが、この加音町の人々の姿勢を一つの劇中善と捉えるならば、ただ横から見て観客として楽しむコトよりも、自分達も一緒に参加して、歌ったり踊ったり演奏したりした方がずうっと楽しいのである、というコトを物語通して言い続けているように感じます。
「人は皆、自分の音を奏でる演奏者であれ」と言っているのかなと思いますけど。
ネガトーンに対し、一人で戦おうとするミューズさんをアメちゃんの力によって止めるメロディさん。とりあえず小学生はアメちゃんあげれば大人しくなるという乱暴な発想(えー)。
もはやミューズは仮面さんではない、四人で一緒に戦い、四人で一緒に笑う、それがプリキュア。
ハロウィンのお祭りのように、はたまた演奏会のように、一人よりも四人で、たくさんの人たちで奏で合う方が笑顔もたくさんになる。
今まで「興味ない」などと言ってイベントに消極的だった(しかし結構参加していた)アコがその意義に気付き、プリキュアにおいても皆と一緒に戦う事を自覚するお話…。
ハロウィン=音楽の演奏会という風に見ると、この物語が向かおうとしている方向も見えて来て、なかなか楽しめるお話でした。
■メガネをかけたり外したりミューズさん加入で4人バンクが初登場。
変身バンクのラスト「スイートプリキュア!(キラーン☆)」の部分は、各プリキュアさんとも同じポージングだけど立つ角度が違うという仕込みがあります。だから四人目はカメラに背中を向けて顔が映らないポジションしか残っていないじゃないか…と思っていましたが、なるほどその手があったか…。
一人だけ身長が低いのを逆手に最前列を勝ち取ったか…なるほどなぁ。
さらに加入時期の問題でミューズさんには新兵器が無いと思われましたが、シリーさんを活用する事で十分に戦えるみたい。いきなり防がれた五芒星の必殺技は何だったのか…。あのまま5人で殴りかかっても効果的だろなぁ(うわ)。
次回はアコちゃんが小鳥を拾って育てるみたいだよ。どう見てもノイ…
そういう展開を見ると、愛情込めて育てた小鳥が覚醒して周りの人たちを八つ裂きにするのではと思えて仕方が無い(えー)。
井上敏樹センセの場合は普通にこの展開になるので油断ならんのだ。
⇒
スイートプリキュア 各話レビュー
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コメント
エレン、そのカッコ東京ミュ…(以下自粛)
ファルセットを操る者は、「ノイズの復活を望む別の何者か」ではなくてノイズそのものでしたね。考えてみれば、今さらそんな得体の知れないものに出てこられても話が余計にややこしくなるだけでした…。
本編の方はマイナー側のきな臭さが増すばかりで、結構シャレになりませんね。バスドラとバリトンの変身に至っては、とんだ罰ゲームというにも気の毒すぎます。
一方で、憑き物が落ちたメフィストの親バカぶりも腰砕けでしたが、これで奏太がアコと一緒に歩いているところを目撃した日には、包丁でも振りかざして襲ってきたりして…(汗)。
2011/11/03 18:45 by おおふ URL 編集
ハロウィンの昼に
しかし出てもおかしくなかったのに、王子先輩やら東西のお二人は出ませんでしたね。4人揃った今となっては一般人のサブレギュに出番など無いのでしょうかねえ(え)。
ラスト数話ぐらいでだと思っていたらノイズが早々に復活…というか姿を消してしまいました。そして次回予告の謎の小鳥…一体何の関係があるというのでしょうか?(棒)
2011/11/03 20:30 by 銀河水晶 URL 編集
2011/11/04 23:33 by makiray URL 編集
◆コメントありがとうございます!◆
バスドラとバリトンのクリーチャー化は何か意味あるんですかね。別にそのままでも支障なかろうに…いや、まあ、作画的にはかなり楽になったと思いますけど(え)。スイートで初めて作画環境が楽になる方向に動いた気がする(えー)
ま、その代わりプリキュアさんの数が増えて疲弊するのですが…。
うぅむ、プリキュアさんの数が増えるたびに敵さんのデザインが変わっていた事は因果関係あるのかしら。
>銀河水晶さん
海賊と魔女はこの週に放送されるゴーカイとフォーゼに合わせてきたに決まっていますよ。撮影時期も当然かぶっているから、衣装部が取り計らったんですよ(え)。
そういえば東西さんも王子先輩も随分見かけないです…知らない間にネガトーンにやられて入院してたなんて事実が公表されたりしないことを祈ります。ちゃんと使えば美味しいのに、もったいない人材ばかりです。
>makirayさん
まったく小学生は(自粛
げふんげふん。
2011/11/07 00:59 by TJ-type1@管理人 URL 編集