北村のトコロへ行けば、世界の子どもたちを助ける事業を起こすことが出来る。
アンクと一緒にいれば、目の前の人をオーズの力で救う事が出来る。
どちらも別に悪い話ではないけれど、手の届く範囲の欲望こそ正義とする映司…というかこの作品においては、手の届かない世界よりも手の届く人を救う事の方を選ぶというコトですね。
ふむ… なんというか、映司とアンクの関係を描くお話はいつも難しそうなんですよねー。
どうしても仲間とか友達のように仲良くなってはいけないけれど、呉越同舟、協力者としての関係はきちんとあらねばならないという面倒な関係性。だから毎回、映司とアンクの関係は進展も後退もせず、始めと終わりで同じ状態にしか描けない…。
まあ今回はちょっとアンクが近寄りすぎている観はありますけれど。協力者としての関係が深化したということなのかなぁ…でも具体的な映司アンクのエピソードを重ねたわけじゃないもんなぁ。
そういうシビアな関係性を描くのが狙いなので仕方ない事とはいえ、物語が進んでも変化が起きていないというのはちょっと面倒くさい部分でもあるんだよなぁ。
かたや、伊達さんと後藤さんはお話が進むにつれて関係が徐々に深化してゆくというオーソドックスな作劇で見せているため、安心感が高いです。
物語の変化としてキャラクターの成長という方法論もあるけど、映司の場合、欠損の大きい人間としてスタートしていても成長キャラではないので、結局この番組で一番成長(変化)している人間って後藤さんってコトになるんですよね。
なんだろ、この番組の主役って後藤さんだったのかな…? え。
映司を最後、どう決着させるのかがまだ見えないんですよねぇ…。
ラスボスもいまだ分からず、プトティラは相変わらず爆弾だし、着地点の分からない不安感をちょっと感じる。
ああ、でも「オーズ」は場当たり的に楽しもうって決めたんだっけか。じゃあ、あんまり気にしない(え)。
アンクと映司に腐臭がするとか、そういう風に楽しもうっと(まて)。
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仮面ライダー 各話レビュー
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コメント
複雑な関係
後藤さんは、頭突きの次はターザンキック彼の進化は、止まりませんね。 勇気が、あればマジレンジャーの大いなる力も使えるし。(え)
今回でプトティラコンボを制御できると思ってたけど、制御は、まだ先なのか・・・
アンクの熱いセリフは、良かったけど変身を解除させるのは結局は、力技でしたね。
2011/05/19 00:13 by たくた URL 編集
第34話 親友と利用と一蓮托生
毎回視点を変えこそすれ、同じような事を描写してる感はありますね。そろそろ終盤も見えてきたので、進展しそうな気もしますが。予告で思い出したわけではないですが(え)泉兄の事も気になりますし。
映司の危機を救うためヤミーにターザンキックを敢行する5103カッコイー!
…とか思ってたらヤミーがガラス突き破って温室の外まで吹っ飛ばされたのでえらく驚きました。もう生身でいいんじゃないですかね、あの人。
2011/05/19 20:00 by 銀河水晶 URL 編集
◆コメントありがとうございます◆
アンクの悪党っぽりが揺るぎませんなぁ。時々は比奈にデレてる気もしますけど。
プトティラは…どうなんでしょね。あれは制御できるようになってしまったらプトティラの存在意義みたいのが消えてしまうような気もするのですが、かといってずっとこの状態で行くのも面倒な気がしたりして。
ううむ、やっかいなヤツじゃのう。
>銀河水晶さん
友達とか仲間とかじゃないので、どの状態になったら関係深化と呼んでいいのか分かりかねるんですよね。
他のブロガーさんは結構、今回で仲良くなってると感じている人多いですし。でも仲良くなっちゃいけないような気もするし…ううむ。
5103は鍛えたおかげでバズーカ無しで戦えるようになってしまったのですね。それはそれで残念。
2011/05/20 23:19 by TJ-type1@管理人 URL 編集