■ドンドコドーン!戦闘員に変装して潜入する展開って「カブト」とか「ディケイド」でも観たよなぁー…と思っていたら米村さんの担当回でした。
なんだかここに来てやっとこさライダーを書いてる米村さんと本当に同一人物なのだと確信出来ました(え)。
最終回は巴里へファッションショーに行くと見たね…。
来海さんと明堂院さんがスナッキーの皮を剥ぎ取るというお茶の間には放送できない行為を遂行していた裏側で、ブロッサムさんはムーンライト対ダークプリキュアの壮絶なるバトルを、少し離れた安全な場所から見学していた。へいへい、ダークびびってるよー、やっちゃえやっちゃえー。
そんな折に現われるサバーク博士。しかも47話にしてブロッサムと初対面。
相変わらず主人公が第三者にもほどがある…。
やはり多少ウソっぽくても、敵の偉い人は序盤で自己紹介に出向くべきだよなぁ…。
ヨカロウ博士はイース様を見習うべき。
博士と言いながらも案外武闘派なサバークさんはブロッサムさんを普通に圧倒。
最弱のまま、なんら変わっていないと言うサバークさんに対し、自分はチェンジしたとゆー自負を持つブロッサム。
人はみんな心のどこかに悩みを抱えているが、それでも光を求めて頑張っている。そんな人の思いを知った事で、自分も変われた。
変わろうと頑張っている人達の心をキャッチして理解してきた。
人の心を理解する事の積み重ねによって花咲さん自身も変わってくる。
これまで人の為と思ってやってきたそれぞれのエピソードも、全て花咲さんがチェンジする為のパーツとなっていた。
それは一人の殻に篭もっていては出来ないコト。
この辺は仮面を被って殻に篭もるサバーク博士との対比か。
少し前の「ほんまでっかTV」で(え)、“コミュニケーションというのは情報のやり取りのコトを言うのではなく、情報をやり取りした事によって自分や相手が変わっていく事を言う”てなコトを話していて、なるほどな~と感心したコトがありました。
つまり、人の気持ちを理解するだけではなくて、その理解の後に自分の中でどんな変化が起こるのかが大事なことだし、一度理解してしまうと否応もなく自分は変化してしまうんですね。
第三者的に、一歩離れたところから人助けをしてきた花咲さんですが、それでもやっぱり「ハートキャッチプリキュア!」とは、花咲さんが変わっていく様を毎回描いてきた物語だったのです。
花の如く、光を求めて頑張っている人たち。
つまり“人間=花”で、“花モチーフであるプリキュア=人間”か。
人はみんな…プリキュアなんだよ…。
そんなこんなやっていたらサバーク博士の仮面が割れてしまいました。
衝撃の事実ですが…な、なんと、サバーク博士の正体はパリで行方不明になった月影さんのお父さんだったのです!
おおお、おい…マ、マジかよ…。そ、そんなコトってあるのかよ…。
ゼンゼンキヅカナカッタヨナ、マジデ。
(シュコー... シュコー...)I am your father.
みんな大好きスターウォーズ。
つい最近もそんな仮面ライダーを観たことあるような気がしますが、まぁいいや。
「お前は私だ」と以前言っていたダークさん。
サバーク博士に作られたダークさんは、月影ゆりと同じ父親を持つ娘。
偽者として作られた自分を本物とするには、本物の娘を消す他ない。
ダークさんがムーンライトを執拗に狙うのは、自己証明であると同時に父親の愛情を独り占めするため…か。
つまりダークさんというのは、月影さんの中にある「お父さんに会いたいよぉ」症候群が具現化して出来たファザコンの固まりだったんだよ!(え)
もしくはお父さんのコトだけを好きになってほしいという月影父の願望によって出来た娘だね。
なんかどっちも変態っぽいけど…。
第1話冒頭の再来とも思わせるムーンライト対ダークプリキュア戦。
今の自分対過去の自分。
ダークさんは一人の殻に篭もっていた頃の月影さんなのかしら…。
戦い自体は1対1の勝負ながら、ムーンライトさんは決して一人ではないのだという旨が強調されている。
前述の花咲さん成長談の前提から、ブロッサムからの思いを受け取る事によって、同時にこの一年間キャッチしてきた全ての人の心も受け取るコトになっている。
そして、その人達の心で再生された心の種によって変身するムーンライトという展開が熱い。キャラソンも熱い。
みんなの心を知って成長したブロッサム、心の種で疲労回復するマリンとサンシャイン、みんなの心の種で変身するムーンライト。
物理的にも精神的にも、プリキュアは多くの人の心によって支えられている、力を得ている、というのが終始描かれていたお話でした。
最終決戦に対して今までのお話の位置づけを明確にした感じかしら。
日常回があるからこうして闘えるんだぜ、みたいな。
うわ~…なんかプリキュアの最終回っぽくなってきたにょ~…(え)。
■最後の…! 最後の! 変身!!命と心に満ち溢れたこの星を護るために闘う。
地球と一緒に戦うのが最近のトレンドなのか…なるほど。
次回、最後の変身をしたらマリンが地球の記憶になって消えちゃうとかそんな展開なのかしら(え)。
残り2話。
月影父の真意、デューンの討伐…。
そろそろ色んなコトに決着をつける時ですか…。
デューン様の肩のアレが何者か解明されるコトはあるのだろうか…(ゴクリ)。
⇒
ハートキャッチプリキュア 各話レビュー
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コメント
「ダークプリキュアのエネルギーは地球上では急激に消耗する」(声:石坂浩二)
サバーク博士の方はまあ、もうバレてるも同然でしたが月影さんの父親だったわけで。てかあの
3バカ三幹部が地球人の心の花で構成されていて、ダークさんが博士に作られてたということはデューン様以外は現地調達の人材ということに…。なんだろう、敗北要因がウォースターと被ってるような気が(え)。2011/01/19 20:30 by 銀河水晶 URL 編集
ですからアレが本体でデューン様と融合して最終形態がヘドラみたいなのが出てくるんですよ。
2011/01/19 22:35 by オゴポゴ URL 編集
さらばダークプリキュア
きっと某救世主さんみたいに、マイナーランドの方に拾われて、改造されて戻ってくるんですよね?
そう信じましょう。
正直、個人的には今回の話は米村さんに書いて欲しくなかったですね。
神展開からの白熱バトル、しかもキャラソンつき・・・
これでは、ムーンライトを本当に主人公だと認めざるを得ないじゃないですか(え)。
そしてサンシャインはやはり、防御要員でしかないのか・・・
残り2話、予想を裏切る展開を期待しています。
2011/01/19 23:27 by ymokkuk URL 編集
◆コメントありがとうございます◆
ライバルキャラっぽく「もっと強くなってかかって来い」とかウザイ感じを期待したりもしてましたが、合計して何行喋ったのか数えられるレベルの人でしたか…。まぁ、ブロッサムさんの半身キャラじゃないのでその程度といえばその程度なのですが。
星を侵略するのにその星の住民を利用するのって、現地調達できてコストがかからないってのは分かりますが、反乱フラグ立ちまくりですよね。デューン様、今までそれで侵略できてたのかしら…。
>オゴポゴさん
やっぱりあれが本体なのか…。ムーンライトさん辺りが初動で狙いそうです。
てことは、ドクター真木の人形も最後は怪物になるってコトですか。おいおいマジかよ…。
>ymokkukさん
次作でダークプリキュ亜と名乗って登場するのが楽しみです。
今回はキャラソンの出だしがカッコ良すぎて堪らんかったです。「ムーンライトプリキュア」の最終回が遂に放送という感じで。本放送は打ち切り最終回みたいだったからなぁ…(え)。
ムーンさんは一年通してのゲストキャラ的な扱いなので、主役といえば主役ですが…しかしそうなるとサンシャインとはいったい…。
2011/01/20 22:00 by TJ-type1@管理人 URL 編集
ところで物語的に年は越せたのでしょうか?(ゴセイも)
デューンの使者としてゆり父(本名知らん)に近づいた月影春菜。娘・ゆりを生みプリキュアに仕立て上げ、また一方ではダークプリキュアを完成させていたのだ!
「私の創り出したふたりのプリキュアが最強の座を賭けて戦う…これ以上のゲームが(ry
…みたいな。
まぁ、何にせよ3クール目までに一度筋立てておくべき話ですよね。
2011/01/22 01:16 by オニギリ URL 編集
◆コメントありがとうございます◆
つまりデューンさんの肩に乗ってるあれが月影母だったのか…。
イグアナならぬカメレオンの娘…もうワケ分からん。
事前に、サバーク博士は月影父のコトを知ってるらしいぞ何者なんだ?ぐらいのコトはあっても良かったですね。
まぁあまり丁寧な筋運びを求めてやいや言うとゴセイジャーさんがボコボコになるのであまり言いませんが(え)。
2011/01/23 01:29 by TJ-type1@管理人 URL 編集
頭、バカーン! 衝撃の事実
ゴセイジャーが終盤になって護星界の歴史の話を持ち出しても唐突感は感じませんでしたが、ハートキャッチのこれは父親の事も多くは触れていなかっただけに唐突です。
全体的に良い作品なんですけど、時折演出脚本に不備が感じられた作品でありました。
2011/01/25 16:51 by Voiceters URL 編集
◆コメントありがとうございます◆
よく出来ている分だけ「もっとアレをああしていれば…」と思える部分もあったりしますからねぇ…。サバークの伏線やサンシャインの扱いやら…。
それでも今までのプリキュアさんに比べたらかなり良く出来ているので、贅沢といえば贅沢か…。
でもサンシャインはホントにもうちょっと何とかならんかったかなぁーと思えますけど。
2011/01/25 23:53 by TJ-type1@管理人 URL 編集