ハートキャッチプリキュア！ ＃34「すごいパワーです！キュアムーンライト！！」

■3年間の経験値は凄まじい…


すごいパワーです！キュアムーンライト！！

すごいパワーです！キュアムーンライト！！

…うん。
たしかに、それ以外言いようが無いお話だったなぁ…。
なんだよこのバトル描写…。突き抜けまくってて終始笑ってましたわ。
サソリーナさんに対する「タクトは囮」後のステップの動きが本気過ぎて怖かったです。
まだプリキュアにもこんなに新たなアクションの可能性があったとはな…。

仲間要素で復活しておきながら「もうアイツ一人でいいよ」状態だったのが若干気にかかるワケですが…。
一応、仲間を助ける為に無双していたので、仲間要素は大事にしているという解釈でいいのかな？ん？

ムーンライト対ダークプリキュア。光VS陰。月ｘ月。

ダークさんが月影さんに執着するのは、月影さんが自分と同じだから。
ムーンライトが月の光とするならば、自分は月の陰。
陰が光を飲み込んでしまえば、月は一つになれる。
だからムーンライトだけは自ら倒さなくてはならない。

ダークさんはそんなコトを考えながら戦っていたのですね…まぁなんというか…すげー中二病臭くて参る（おい）。
自分の事を“陰”に置き換えて自己陶酔、邪気眼、片翼…ダークさんはやっぱり色々と揺るぎないお方だなぁ…。
もう確実に友達いないよ、この人。

光と陰を表す、対の存在であるムーンライトとダークプリキュア。
割れた心の種が月を表していたのには気付かなかったにょー。なるほどー。

前回、月影さんはコロンとの対話によってムーンライトへの復活を成し遂げましたけれど、ダークさんが片割れの心の種を所持している意義からしても、これはまだ完全復活では無いのかもしれないなぁ…。

実際、変身バンクでも、あくまでココロポットの種タンクがムーンライトの種を補っているという描写であって、決して月影さんの種自体が物理的に元に戻ったとゆーワケではないんですよねー。
「全ての心が満ちるまで、私は戦う！」という台詞からしても、まだ月影さんの心は満ちていない、不完全、満月になっていない状態だと言える。

そうなると、やはり補完相手であるダークさんと融合する事によって、やっと完全体になれるとゆー展開が今後あるんじゃないかしらと思えるのですよねー。それによって月は遂に満ちる事が出来る…ハズなんだ。
まぁ、そういうのがないとダークさんの存在意義無いもんなー（うわあ）。

光と陰の対立を抱えるプリキュアは初代の意匠とも思える…。
ムーンライトさんはリ・イマジされた黒白の象徴なのだろうか…。
前髪も左に尖ってるし…（え）。

ムーンライトさんが幹部をボコボコにした後、すかさずやって来る後輩たち。「あとは私たちが！」
えー…。ポケモンの経験値稼ぎの時とか、こういう手をよく使うよね。

とにもかくにも、月影さんが心の花を回復させ、再びプリキュアに変身出来るようにもなりました。
ファッションショーへの出演も了承して下さった。
服を着る事による“変化”も受け入れる事が出来るようになったのね。

しかし月影さんのキャラが途端に柔和になっている気がするのですが…これはナニよ、もう辛気臭子さんは死んでしまったゆー、そういうことなん…？
これからは“ちょっと厳しいけど本当は優しい先輩”みたいな顔でお付き合いするってことなん…？
もう見かけただけで畏怖を抱かせるような月影さんには出会えないってことなん…？

ひどいイメージダウンだ…ッチ。


■だが新商品は享受されない…

来海さんは服の上から目視しただけで相手の身体の採寸が出来る特殊能力を保持していました。
コイツ、ほとんど主役回も無いくせに…美味しい奴だなぁ。

とゆーことで次回は学園祭みたいですね。
自分でデザインした服を作って、自分で着て、変わった姿を見せ付ける。番組のテーマ盛り沢山。

それにしても日常回は月影さんの絡ませ方が難しそう。
明堂院さんですらまだ馴染んでいないと思っているのに…（えー）。

⇒ハートキャッチプリキュア 各話レビュー