○ ○ ○
とりあえず第一話初見の印象としては…
凄く…オレの知ってる平成ライダーの…空気感だなぁ、と(え)。
いや、良くも悪くも「あぁ…平成ライダーぽいわぁ」としみじみ感じました。
この一年間の反動かもしれないけれど、「そうそう、この先の見えないトンネル感が平成ライダーぽさだよねぇ」とやたら思いました。「ダブル」みたいに初回で全ての方向性が見える方がどうかしていたんだ。目を覚ませ。
靖子にゃんだから絶対安心、と思えるほどボクは信者でも無いので、今はどうにも期待と不安がない交ぜ状態ですね。
○ ○ ○
気絶した刑事の代わりに銃を撃ち、腕だけ怪人の代わりにカマキリ怪人を倒すため変身。
“誰かの代わり”という小林靖子さんお得意のモチーフは今回もばっちり生きてましたね。
死んだ兄の身代わりギンガレッド、裏切りレッドの身代わりタイムレッド、友達の身代わりライア、未来の自分の身代わりゼロノス、さらに影武者シンケンレッドと姉の代わりのシンケンイエロー…。
他にも物語の核心部に使用されていたり諸々で、これでもかというぐらい靖子にゃんが大好きなテーマですねん。
頻度で言えばもしかして井上先生の合コン以上に使われているのではなかろうか(おい)。
○ ○ ○
今回の敵さんはグリード。欲望。
人間の欲望をメダルに食わせて怪人を作っちゃうんだそうです。
いちいち幹部級の方が怪人を作るってのがちょっと戦隊っぽい。
幹部怪人が話し合いしてる場面があるのもそれに拍車をかけてくれる。
怪人は人間の欲望の具現。
何も持たない主人公との対立軸とゆーワケか…。
ダブルや鳩プリのように、毎回ゲストキャラが出てきて欲望を怪人にされ、それをオーズが倒してドラマも解決…みたいな流れのフォーマットがあるのだろうか。いや、でも初回でそれを使っていないってコトは、そういうゲストエピソードの積み重ね構成ではないってコトかなぁ…。
仮にそうだとすると、ライダーのバトルとドラマとに因果関係が無くなるって可能性も出てくるのよねぇ。ま、それは別に今さら平成ライダーで珍しくも無いコトなのだけれども(え)。
「電王」や「ダブル」のようにゲスト話の解決=怪人を倒す事というフォーマットがあると、分かり易くはありますけど…フォーマットはあくまでツールだので、結局「オーズ」が何をやりたいのかにかかっているのだよなぁ。
とりあえず一話だけではまだ見えない。
はてさて、いったい何処へ向かうか…。
○ ○ ○
料理描写とか秘密の多そうな大きな組織とか…今までの経験から、後で持て余す要素ではないかと妙に不安も広がってしまった…。なんだか如何にもな平成ライダー要素だもんなぁ…。次週から井上先生とか普通に入ってこれそうな世界観だわコレ(え)。
いや、でも武部さんだし…実際参加してくれるんじゃないかなぁと普通に思う。
うん…まあ、そんな感じの初回印象です。
「うおお!なんじゃあこれスゲエエエ!!」みたいなテンションではないです。
前述の通り「あ、平成ライダーだねぇ…」という落ち着いた気持ちです。
どう転ぶか分からない、まだ見えない、そんなフラットな印象でした。
ただ一つ…ダブルの劇場版観た時にも思ったのですけれど…変身の手数、多くね?(え)
ベルトから円盤をわざわざ一回外してスキャンしなきゃいけないのが面倒くさそう。
メダル入れてすぐ「変身!」とはならんのか…そうか。
これが現代科学の限界なのか…無念じゃのう。
余談ですが。
「オーズ」さんのレビューにおけるイラストは、今後は不定期掲載とさせて頂きたいと思います。
まぁ、不定期ってコトは実質描かないってコトなんだけどね(うわ)。
これでアクセス数がグンと減るのね…ま、いいか。
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コメント
ライダー初のお説教怪人幹部(笑)
でもまあ、小林靖子女史の脚本と演出にぐいぐい引き込まれてしまっている自分がいました(あらら)
パンツに明日があると言う飄々とした主人公、怪力だけで後はまるで普通の女の子、ケーキ作りが得意な謎の会社組織の会長。これって井上フォーマットですな。
でもまあ、割り切ってみると結構楽しめましたよ。特にグリードの幹部が宝石店でオバサンから怪人の雛形を作り出した後にオバサンにお説教するとか、これってライダー初のお説教怪人ですね。元々ライダーに襲われる被害者は食われて骨だけになるとか変な泡を浴びて骨だけになっちゃうとか大抵、惨い殺され方をされますが、今回のお説教だけで逃がしちゃうのはもしかしたらライダー初かもしれません(笑)
まあ、今後どのような展開になるか分かりませんが、広い心と温かい目で見ていきたいと思います。
2010/09/09 12:24 by masayukita URL 編集
不安と期待
さては「伏線回収は、できますよ」という靖子女史の自信のあらわれか。
2010/09/09 17:04 by オゴポゴ URL 編集
平成仮面ライダーが育てた、平成仮面ライダー
うん、このオーズの第一話こそ平成ライダーだよ!! とは言っても、面白そうな感じでした。やっぱり、変身音とか興味の引くポイントは多々あったので。
ところで、主人公の火野映司役の渡部さんは18歳です。龍騎や555、電王がお気に入りらしいですが…………………。私と一緒だ。
私も18歳なので、彼と同じく、小学一年生の時にクウガが始まり、そこからライダーにハマっていったという、典型的な平成ライダー世代なんですね。
この人のブログ見ても、平成ライダーすきなんだなぁという気持ちが表れていて好感もてます。
つまりは、自分と同じ歳の俳優さんがライダー演じるのが何だか嬉しいということなのですが。
オーズも面白いといいですね。ライダーの感想記事も出来れば毎週書いて下さい(笑)
2010/09/09 18:22 by 流鏑馬 URL 編集
第1話 メダルとパンツと誕生日
外国に行ったりライダーだったりする以上、免許とパスポートは持っといた方がいいような気はしますが(え)。まあそんな事言ったら渡とかフィリップも怪しいですし、気にしたらダメなんでしょう。
雰囲気は確かに『平成ライダー』な懐かしい感じでした。よく分からない事が多すぎるというか。
一番気になってるのはヒロインの怪力っぷりですが(おい)。
グリードの声でゆかなさんが出てたのは驚きました。数ヶ月前ゴセイジャーに出てらしたばかりだったもんで。一年の内に戦隊とライダーの両方に出る方って結構珍しいと思います。
まあ、平成ライダーで声優が怪人の声を担当する事は少ない気はしますが。
2010/09/09 20:00 by 銀河水晶 URL 編集
◆コメントありがとうございます◆
井上先生登板の下地は一話時点で着々と出来ている様子ですね。次回予告で「おや?」と思う瞬間が来たら、それは井上先生のお出ましかもしれない。まぁ白倉さんの血を受け継ぐ武部Pですから、これまでの平成ライダーと近しい空気感は当然ですね…。
今回のグリードさんはわざわざ人間に接触しないと怪人が作れないみたいですね。怪人作りに来ただけで通報されてオーズにも見つかるような気がしますが…何とかこっそり逃げて欲しいです。
>オゴポゴさん
なんかこう…「それは大丈夫なのか?」という要素がちらほらと見え隠れしましたよね。
こうやって無闇に謎をひけらかして成功した試し無いだろうと思うのですが…まぁ、どうなるんでしょうね。
皆さん、靖子にゃんなら安心だよ的な期待が高いようですが、ボクは「龍騎」で13ライダー全員出せていないことを忘れていないよ…。映画とテレビSP込みで13人なんて言い訳は認めないんだからな…。
>流鏑馬さん
まぁ、一話ってのはたいがい面白いンですけどね(え)。そこから「おやおやおや?」と崩れていくのが平成ライダーの定石。カブトだって一話は面白かったもんなぁ(おい)。
十年もやると、リアルタイムで子どもの頃にライダー観ていた子が演者になったりするんですね。それはちょっと感動的なコトですが…自分の進歩の無さに恐れ入るわ(え)。
>銀河水晶さん
フィリップは検索で運転技術を習得出来るとして、渡はホントなんであんないかついバイク所有していたのか…。キバットさんに「バイクは必要だ」とそそのかされたのかもしれないけど。
ゆかなさんは映画も含めれば、この一年で東映SHT完全制覇ですね。個人的には田中理恵さんも全然イケルと思うんですがねぇ…。道往く人を踏みつけてくれる幽魔獣とかの声、やってくれないかしら(まて)。
2010/09/09 22:11 by TJ-type1@管理人 URL 編集
面白いことは面白いんですけど、平成ライダーにありがちだった
「どこに連れて行かれるか分からない感」が再び戻ってきたのは否めませんね
これから毎週のTJさんの感想が楽しみです、
Wの時はもう毎週驚くほどにベタ褒めでしたしね・・・辛口コメント、楽しみにしてますよ!(ぇ
2010/09/09 22:57 by ハデス URL 編集
ベルトとのギミック自体は嫌いじゃないんですよ
ただ前年アイテムであるガイアメモリのプレイバリューとは絶対に比べられるでしょうからね・・・
ライダーは時期をズラしたことで冬商戦期には結構玩具は売れると思いますが・・・
2010/09/10 06:19 by ハデス URL 編集
ある意味では原点回帰
…ただWよりも魅力的なフォームチェンジはまず期待できそうもないなぁ、という思いだけは確かで。
「オーズ!オーズ!オーズ!オーズ!カモン!!」
「タ!ト!バ!タトバ、タッ!トッ!バッ!」
なんていうかこう、「それでは皆さんご唱和ください!」みたいなノリに圧巻されました。嫌いじゃないわ!
2010/09/10 11:06 by ゼノドレイク URL 編集
◆コメントありがとうございます◆
ダブルのレビューを自分で読み返したら、一話からテンションが違っていた事に気付きました。波長がぴったり合っていたんだと再認識です。
それに比較するとオーズはホント何とも言えないとしか言いようが無いです。
まぁガンバッテとは思っていますけれど。
>ゼノドレイクさん
個人的な気持ちとしては、新しい十年なんだからもう前の十年に活躍した人は使わないぐらいの気持ちでやれよ!とは思ってしまいます。古参の視聴者だから感じるコトではありますが、同じ人が作ると何となく見えちゃうんですよね…色々と。新鮮味が無いよなぁと。
まぁ…でも…武部さんだしなぁ…。
2010/09/10 23:34 by TJ-type1@管理人 URL 編集
さて、2話はどうなるかわからないものだ。
歌は気にするなってタトバだけでなくガタギリバやラトラーターだけでもその歌は気になるよ。ヒロインが怪力って・・ハナさんほどでもないけどすごい。そういえば幹部怪人のメズールってゆかなさんがやってるんですよね。キュアホアイトですよ。とにかく来週が待ちどおしいです。
2010/09/11 10:12 by pegasasu URL 編集
◆コメントありがとうございます◆
長く観ていれば自ずとライター陣の特徴というのは見えてくるというものです。
ただ東映特撮はシリーズ構成のライターさんがいないため、むしろ誰がチーフプロデューサーなのかで空気感が違ってきます。武部さんは白倉さんの正当後継者という雰囲気漂っていますので、油断がなりません。
2010/09/11 14:31 by TJ-type1@管理人 URL 編集