■東京都希望ヶ花市夏休みの目標は、自転車で京都から東京へ行くコト。
花咲さんの同級生、林君は新しい自分に変わる為、そんな自転車旅行を計画しました。
直線距離で500キロほど…道なりなら1000キロぐらいになるかもしれない。
ボクには想像もつかない様な挑戦です。凄いなぁ…。
鉄道のスタンプラリーを自転車で巡るという話を聞いただけで唖然としているってのに…(え)。
しかも今年は徒歩って…(ちょ)。
てゆか、希望ヶ花市って東京だったんですね。
プリキュアさんで初めて在住の都道府県が特定されてしまった。
そして「市」なので、東京の西半分であることも確定です。
もしかしたら西武線スタンプラリーは花咲さんの生活路線という事で選ばれたのかもしれないな(え)。
林君と同様に、花咲さんも夏休みの目標を立てていました。
自分ひとりで自分のデザインした服を作る、という目標。
自転車旅行に挑戦していた林君は、箱根の坂で苦戦を強いられた。
花咲さんは難しい縫製にぶつかって苦難を強いられた。
林君はあきらめて、バスに乗ってしまった。
花咲さんは踏ん張って、えりかの助けを借りずに一人でドレスを作り上げた。
林君の回想と同期する花咲さんのドレス作成工程。
同じく伊藤さんの書いた演劇部長の話の構成を思い出します。
演劇部とファッション部を交互に見せて、両者の違いをこれでもかと見せ付けるアレ。
分かりやすいだけに残酷な見せ方でもあるのよね…。
演劇部のお話とも通じますが、両者の違いは「仲間の有無」の違いでもあるのですね。
花咲さんも林君も“一人でやる”という目標は同じだけれど、花咲さんにはそばに仲間がいた。仲間の応援があったからこそ、一人で頑張るコトが出来た。
林君の心が弱かったからとか、花咲さんの心が強かったとか、そういう違いではない。
支えて応援してくれる仲間がいるかどうか、それが最後のふんばりの差になって表れたのです。
同級生が自分を応援してくれていると知ったことで、林君の箱根の坂への再挑戦は成功するのでしょう。彼はもう、一人であって一人ではないから…。
…とキレイなコトを書いてみる(ちょ)。
しかしドレスをここで作ってしまっては最終回になっちゃうじゃないか…。
しかも花飾りが多くて線も多くてアニメ向きじゃないデザインだなー、と思っていたらコンテストで募集したデザインだったのか。そ、そういうことか…。
それならこのタイミングで服を作れちゃうのも線が多いのも納得できる。
「僕の考えた怪獣コンテスト」とか「ひみつどうぐコンテスト」の類ですね。道路光線が読者のアイディアだったと知ったのは割と最近(え)。
クモジャキーさんは林君のコトを弱虫と言うけれど、本当にダメな人間は自分のウソに悩んだりしないし、ウソを皆に告白できたりしない。
皆にウソを告白できた林君は勇気を持っている。だから決して弱虫なんかじゃない。
ということで林君は正直にバスに乗った事実を話しました。
リアル中学生だとこの後の日常を想像して悪寒が走りますが、そこは花咲さんのフォローと再挑戦の宣言で何とか乗り越えられたご様子。
クラス中から透明人間扱いされるのではないかと一瞬ヒヤッとしましたが、何とかなってヨカッタです。アニメで助かった。これが現実だと思うと耐え切れない(おい)。
ゲストの林君と花咲さんが同期するという分かりやすいお話でした。
25話で言っていたけれど、“人と出会う”=“新しい自分に変わる”というコトなので、“ゲストエピソード”=“花咲さんたちの成長”という構図なのですよね。
ゲストのお話なんだけれど、それは同時に花咲さんたちが自分を見つめ直したり成長したりするお話にもなっている…一応ね。
今回はそのフォーマットが見え易くて分かり易い。安心出来るお話であったと思います。
ただし、あえて言うならば… スゲー地味な話だった気もする(おい)。
話は悪くないけどね…なんとも…地味…だよなぁ…て。
S☆Sの序盤じゃあるまいし(まて)。
■まだ明堂院さんに馴染めない…今回のバトルはサンシャインさんしか動いていなかったな…。
あれで同じギャランティが発生するのかと思うと切ないな。
しかし明堂院さんはバトルシーンこそ頑張ってはいるけれど、こと物語の関与という点になると…正直、要らなくね?(おいまて)
いや、そもそも花咲・来海の二人体制でも話の進行には困ってはいなかったし、サンシャインの登場って鳩プリの物語における必然制があんまり…ないじゃん(うわ)。
なんか戦隊の追加戦士と同じで、「居ても居なくてもどっちでもイイ」感がひしひしと伝わる…。
今後、「実はサバークを倒すためにはサンシャインの力が必要不可欠なんだ!」とか「実はデューンさんは明堂院のおじいちゃんだったんだ!」とか、そんな展開があるのならイイのだけれど。
うん… まぁ… ないよね。
次回はそんな明堂院さんのお話…なのかしら。
お世話するでしゅー、とポプリが駄々をこねる様子。
原点回帰ってヤツか…。
⇒
ハートキャッチプリキュア 各話レビュー
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コメント
あったか~い目…にしか見えなかったあの6人
今回は敵味方双方の主張よりも、自らの不正を明かした林君のその後が気になりましたね。案の定いい人ばっかだったからよかったですが、現実ならどうなる事か…。
>>S☆Sの序盤じゃあるまいし(まて)。
S☆Sといえば、予告でも映っていた「海を臨む坂道」が夕凪の某所に見えて仕方がありませんでした。でも偶然なんでしょうね、やっぱり。
2010/09/01 20:30 by 銀河水晶 URL 編集
ねじれた正拳
今回のゲストは折笠愛さん、なんか久々聞く名前です。最近はドラえもんくらいでしか聞かない人ですので。デザトリアンになって白状するのはかーなーり拷問じみたと思われます。
次回は8月の放送では一切出てこなかったあの人がようやく出るそうですね。来週の放送でポプリが学ぶのはココやタルトのような巻き込んだ事への罪悪感だと考えています。
最後にサンシャインについては大樹の危機当初は必要でもそれが去った後の扱いは夏休み中は一緒に行動できるから出られますが、新学期はどうなるのか気になります。
2010/09/02 09:09 by Voiceters URL 編集
温か~い目を感じますね。
温かい目っていいですね。ジィーー。コンテストの服も良かったです。えりかにも着させたいです。来週はいつきがボトボトになるんですね。どんな展開か楽しみっしゅ。それではまた会おうっシュッ。
2010/09/02 19:04 by pegasasu URL 編集
◆コメントありがとうございます◆
沖さんは竹本監督らと一緒に呑むそうなので、あるすればやはり竹本さんがパイロットの時でしょうか。声的に敵幹部とかはどうかと思うけれど、マスコットなら…ボンボン!
リアル中学生活だと林君はマラソン大会とかで「林、バス乗っちゃえよー」とか言われまくる哀しい未来が待っているかと思われます。中学生は怖いよ…。
>Voicetersさん
サンシャインさんはどうせ夏期休暇が終わっても、ずっと仲良しレギュラーでしたみたいな顔をして花咲さんたちと一緒にいるんでしょうな。
やっぱり扱いとして雑にならざるをえないのが哀しいです。うーむ、もっと計算した上で配置してくれていたら…というのはダブルの後遺症か。
>pegasasuさん
後付けでもイイんですけど、ちゃんと筋は通してもらいたいんですよねぇ。
ホントただ追加戦士はお約束というだけのルーティンワークだと哀しいのです。
キャラやドラマや何よりも構成美を尊しとして観ているボクとしては、明堂院さんが一緒に並んでいるだけで違和感を感じざるを得ないです。
2010/09/02 23:40 by TJ-type1@管理人 URL 編集
メダルは財団X(笑)と共同開発
つ「フフフ…これで新しいプリキュアに変身です。すわ!」
『タヌキ!』『トリ!』『ババァ!』
「ふたりで十分ですよ、わかってくださいよ!」という主張はともかく、
今週のバトルは、サイクル怪人が操演部大活躍で嬉しくなっちゃいましたよ。
着ぐるみじゃなくても、ここまで芝居ができるようになったんですねぇ。(しみじみ)
2010/09/04 01:14 by オニギリ URL 編集
◆コメントありがとうございます!◆
W「ん?これは…メダル?」
つ「それ、私のメダルです。返してください」
ルナ「嫌いじゃないわ!嫌いじゃないわ!」
あぁ、劇場版の思い出が蘇るのぉ…。メダルネタは来週やるべきなのに、花咲さんは抜けていますなぁ。
今回の怪人はCGじゃなくて操演だったんですか! そうか、撮影の終わったアクセルのバイクを改造して作ったんですね。そういう協力体制は嫌いじゃないわ!
2010/09/04 20:26 by TJ-type1@管理人 URL 編集