
昭和のプリキュアさんはどんな活躍を見せるのかと思いをはせる今回。
21世期でも十分昭和っぽい作品なので、やってる事はどうせ今と同じなんだろうなぁ…。
■チラッと花とか鳥的な人が見切れないかと期待してしまう。海と山とひょうたん岩でお馴染みの鎌倉へとやって参りました花咲さんご一行。
鎌倉は花咲さんにとってかつての郷里。お盆休みに実家の掃除をしに来たご様子なのです。
そこで今明かされる衝撃の事実、時々ふらっと助けに来てくれるイケメンさんは花咲祖父…と同じ姿形をしていたのです。つまりおばあちゃんは亡くなったお爺ちゃんをクローンとして蘇らせて、プリキュアをサポートする生物兵器にしたてあげたって解釈でイイのかな? え、違う?
おじいちゃんのお名前は花咲空さん。じ、時代性を感じさせないお名前でいらっしゃる。
空に薫子、陽一にみずき…花と水と光の要素が詰まっている。それによって誕生したのが“つぼみ”というワケか。え、月? ナニソレおいしーノ?
薫子おばあちゃんは最年少で全国制覇を成し遂げた空手の達人だったそうです。
それが最強のプリキュアを冠する由縁でもあるのか。やはり基礎体力は重要なのね。
そんなかつてのおばあちゃん、五代薫子さんは、空手の特訓の為に山篭りする事にしました。昭和の特訓かよ、と思ったけど昭和だった。じゃあ昭和ないね。
山に入ってみたはいいけれど、夜の山の恐怖に負けて下山することにしました。とゆーか、テントも張らずに山で野宿するとか十代の女子がなに考えてんだ。
そんな折に出会ったのが空さんだったそうです。空さんも山で一人で暮らしている世捨て人(え)ながら、木や花や木の葉が友達だから寂しくはないと言う。植物は友達。
動物が含まれていないのはたぶん食物としか認識していないからですね(まて)。
空さんから貰ったオルゴールを励みにして空手の大会では優勝し、なんやかやでお二人はご結婚。あれ、プリキュアとしてご活躍なされていたのはいつ頃のお話なんだろう? さすがに人妻プリキュアはどうよ…と思うと、空さんと出会ったぐらいの時期って気がするけれど。
あ、つまりあのオルゴールはその時代の販促商品だったってことか(え)。オルゴールを奏でると暴走したムゲンノメモリーを落ち着かせることが出来るよ。なるほど。
まぁ冗談はともかくとして、わざわざオルゴールにクローバーマークを入れているコトは、鳩プリにある擬似「ディケイド」要素を感じさせてくれる。フラワーさんやムーンライトさんは、フレッシュ以前の過去プリキュアの象徴なのか…。
そのうちバトンを持った魔物が出て来ないかと不安(おい)。
花咲さんのお友達、中野みつる君。
走る電車の中に一瞬見えた花咲さんの姿を確認できるという脅威の動体視力を持ち合わせた彼は、花咲さんのピンチに何処からともなく現れては助けてくれるいじましいお方でもあるのです。
しかし、花咲さんはみつる君の想いには気付いていないご様子。
やってるコトはあのイケメンさんと同じだってのに、この差は何なのだろう。
顔か。やはり顔か。面食いだのぉ花咲さんは…。
みつる君は花咲さんが無くしたオルゴールを拾っておいてくれました。
でも、今までそれを渡すコトは出来ずにいた。
オルゴールは花咲さんへの好意の気持ち。だからそう簡単には伝えられない。渡せない想い。
いじましいのぉ。
「君の好きなラベンダーの畑を作ろう。そこで僕のチェロを聴いてくれ」
おじいちゃんが亡くなって随分経ち、おばあちゃんも歳を取ったけれど、おじいちゃんに対する思いはずっと出会った頃のままのように変わっていない。どんなに外見の姿が変わろうとも、変わらない中身もある。
「私は待っています」という花言葉を持つラベンダーは、言わば永遠不変の象徴なのですね。
花咲さんをずっと待ち続け、ラベンダーを心の花として持っている、ついでに武道に身を置いているみつる君は、薫子おばあちゃんの分身のような存在。「みつる君を助けてあげて!」とおばあちゃんが言っていたのは、みつる君を助ける事が同時に自分の想いを守る事でもあるからなのですねん。
おじいちゃんへのずっと変わらない想いを守るという事。
ラベンダーの畑もおじいちゃんの約束も、変わらずにあの場所にあり続けていた…。
変わらない事を描くキレイなお話でしたなぁ…。
だから誰がラベンダー畑を育てたとか、何故それまで見に行かなかったとか気にしちゃイカンのよ(え)。困った時は全部コッペ様のおかげでいいって、うんうん。
■五代+(一条)薫…強そうだね(え)まだ先週の傷が少し痛むけれど、やはり米村さんは素晴らしいのぉ。
去年の今頃、アマゾン編で「え?」て思っていたのが懐かしいわ(こら)。
サソ姐さんはシュワシュワされてから新展開なのかと思いきや、元に戻ってくれました。あの美麗モードは完全なるただの釣りだった…。まぁ変にイイ人にならなくて一安心したけれど。
次回は久しぶりの夏休み宿題エピソードだー。
去年の桃園さんは気付いたら夏休みも宿題も普通に終わってる感じで、これでもかという普通人ぷりをいかんなく発揮していてガッカリだったからのぉ(えー)。
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ハートキャッチプリキュア 各話レビュー
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