憎しみなど無くとも、人は恐怖に打ち勝てる。
それを証明する為に、憎しみを捨てた照井がダブルとともにオールドに立ち向かう。
「俺はダブルではなく… 仮面ライダーアクセルだ!」
ゾクゾクした。ヤバイ。燃えた。
風都を守る戦士のコトを仮面ライダーと呼ぶ事を聞き及び、自分も仮面ライダーになると翔太郎たちに公言していた照井でしたが、自分で「俺は仮面ライダーだ」と言ったのは初めてじゃないかい?
憎しみを完全に捨て去り、この瞬間、照井は遂に本当の仮面ライダーになったってコトかぁ…。
ゾクゾクした。ヤバイ。燃えた。
歳をとっても心が熱い翔太郎もまたカッコイイ。
娘をおばあちゃんにさせられた母親が復讐に流される中、翔太郎は自分がおじいちゃんにされたにもかかわらず、オールドドーパントに対して憎しみや復讐の念を抱いたりはしていなかった。
翔太郎が戦う理由は相変わらず「この街を泣かせる奴は許さない」という一点のみなのです。
ヨボヨボのダブルの姿は笑えるンだけど、同時に、ヨボヨボだからこそ燃える、というヒドイ罠。くそう。
シュラウドさんの正体は案の定、フィリップの母親でした。やはりそのまんまだったか…。
シュラウドさんは、井坂先生にウェザーを渡したものの、照井の家族を始末する事にはタッチしていない。
自分の所為で多くの人が殺されたことに胸を痛めているご様子…。
シュラウドさんは実はイイ人だった…あぁ、これは完全なるイメージダウンだな(まて)。
テラーを倒すためならどんな犠牲も厭わない狂人かと思いきや、娘や息子に会った途端に狼狽するわ、照井にすんなり謝るわ。実はシュラウドがラスボスではないか、という線も念頭にあっただけに、残念なお知らせです(おい)。
ただ子どもを取り戻したかった、シュラウドさんも普通の母親だったのね…。
フィリップに送り届けられるガジェットが、デンデンムシとかカエルとか、子どもの好きそうなモチーフだってのは、子ども向け玩具として発売されるのだから当然のモチーフではあるのだけれど、母親が子どもに玩具を与えていたようにも映るのですね。逆説的だけれど。
ところでシュラウドって名前は何モチーフなのだろう?
フィリップみたいに探偵小説から来てるのかしら?
それとも、怒りや憎しみに溺れた阿修羅道…アシュラドウ…シュラウド…みたいな感じだろうか(えー)。
修羅の人と書いてシュラウドなんつって(黙れ)。
翔太郎もフィリップも照井も、みんな見せ場があって楽しい楽しい燃え回でございました。
年寄りになってみんな嘆いてる中、本当の年寄りが重みのあるイイコトを言って解決に導いてくれるのも、年寄り=負みたいな状況に対するよいフォローになっていたかと思われます。
齢とは細胞の老化ではなく、人生の積み重ねのコトなのだよにょぉ。
次回はメレ様が出るんだそうで。
映画は44話と45話の間の出来事って聞いたんですけど、つまり「気をつけて」と運んでいったあの次世代メモリは、がっつり早急に盗まれるワケだ。財団X…。
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仮面ライダーW 各話レビュー
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コメント
コホー、コホー・・・あっこれはウォーズマンだった。
えっ次回メレ様でるんですか・・・うぉっしゃー。たのしみDEACE。
2010/07/30 08:39 by ペガ URL 編集
Oの連鎖/振り切る男
しかしネタキャラがいないのはいないで寂しい気がします(おい)。
>>映画は44話と45話の間の出来事
そうなんですか?初めて聞きましたよ。ということは、今年は「最終回は劇場で!」ってなことにはならないんですね。よかったよかった(え)。
2010/07/30 20:00 by 銀河水晶 URL 編集
その呼吸音は・・・
2010/07/30 20:36 by オゴポゴ URL 編集
燃えました。
しまいましたが、爽やかでした。
今回のライダーは、やはり“家族”なのでしょうね。
実の親子でありながらも、家族を実験のためにはモノとして
扱う父親と彼に子供達を奪われ身も心もズタボロになって
しまった母親。
反対に血は繋がらないけれども立派な家族である探偵事務所
のメンバー。様々な運命と思いが複雑に交錯して見事に纏める。
これがWの持つ魅力ですね。
照井の憎しみを超えて、相手を許すと言うのは、往年の昭和
ヒーローものの伝統を踏襲していて凄い感動しました。矢張り
正義の味方はこうでなくては!
さて、来週はメレ様役の女優さんがメレが、そのままインディ
ージョーンズになってしまったようなキャラで何かと鞭を打っ
てくるそうで(笑)一寸楽しみにしています。
2010/07/30 22:18 by masayukita URL 編集
◆コメントありがとうございます◆
シュラウドさんの帰り背中にクレイドール弾が飛んでこないかと冷や冷やでした。
ただ今回無事でもやはりフラグは消えていないので心配は募る。
塚Pのゲキレンジャーみると、フラグ立ったらそのまんま死んでたしのぉ。
>銀河水晶さん
前半見てフィリップの話かと思ったら、後半照井の話になっていて困ります。どっちもカッコイイけれど。
復讐の鬼だった奴が復讐を捨てるという決着で照井ストーリーは終焉ってワケか。まとまっている…。
映画の時間軸は噂に聞いただけなのであまり本気にしないほうがよいかと。でも冬の映画といい、ちゃんとパラレルではない時間軸として扱ってるのは丁寧ですね。まあディケイドとかオーズに会ったことは見ないふりで。
>オゴポゴさん
その理屈だとアナキンが人外ってコトになるような…。
よく出来たクリーチャーだな、あれ…。
>masayukitaさん
対比的には、フィリップと若菜、照井と冴子…翔太郎とテラー…て感じなのでしょうか。いや、テラーはおやっさんかな?
テーマである家族と地球の記憶をどうやってこじつけてまとめるか、その辺がこれからの見所かもしれません。
それにしても残りホントに数えるほどなのに、インディとかで遊んでいる余裕は何なんだろう…。
まさか12月の映画が本当の最終回とか言いださんだろうな。
2010/07/30 23:40 by TJ-type1@管理人 URL 編集
一時は「照井とフィリップは異父兄弟説」を想像していました
多分、亜樹子からミイラ女呼ばわりされたあの格好こそが、そのままシュラウドの名前の由来になっているのではないでしょうか。
それはさておき、今回で活躍してくれたアクセルトライアルは未だにWFCシリーズでの発売告知がされませんね。公式設定からして「バイクフォームへの変形はオミット」とキッパリ書かれているだけに、常に関節可動以外の付加価値を加えてきたこのシリーズではもうダメなのでしょうか…(泣)。
「こうなったWFCシリーズのアクセルを改造して…!」とも思いましたが、ノーマルのアクセルとトライアルを見比べるとデザインの細かい違いが意外なまでに多いことに気付いてしまって、まさに絶望が俺のゴール状態ですよ。
2010/07/31 19:56 by おおふ URL 編集
◆コメントありがとうございます◆
え、トライアルさんってバイクならへんの?
じゃあなんなんだあのタイヤのパーツは…。このご時世そういうモノは真っ先に仕分けの対象になりますよ。まったくもう。
販売アイテムをひとつ漏らすとは、バンダイさんも脇が甘いです。
2010/08/01 21:25 by TJ-type1@管理人 URL 編集