■それにしてもドラえもんのCM量が半端ない。今回のゲストは父親がラーメン屋の主人で、野球部に所属する中学二年生の三浦君。
以前は学校でビラ配りをするほどに父親の店を応援していたというのに、今では道すがら馴れ馴れしく話しかけてくる来海さんに「店に来るな」などという始末。
父親の店を応援出来なくなった三浦君はいったい…いったい何があったというのでしょう…。
まあ、普通に考えれば単に三浦君が来海さんの事を嫌いなだけd うわちょなにするんだやめr
しかし問題の原因が来海さんの人望にあるなどとは思いもよらず、花咲さんも三浦君の事が気になります。
花言葉が「勇気」というタイムのハーブティーをおばあちゃんからご馳走になり、まさに勇気を貰った花咲さんは三浦君に直接聞いてみる。
お父さんにどうして欲しいんですか?
どうしてお父さんを応援できなくなったんですか?
お父さんにラーメン屋をやめて欲しいんですか?
待て待て待て。そ、そういう人の内面に土足で転がり込もうとするウザさは来海さん担当の筈じゃないか(おい)。
来海さんと付き合いだしたというだけで花咲さんが来海えり化してしまうだなんて…恐ろしい子だな、青い子。
毎回毎回ゲストキャラの紹介、問題の説明、その解決というフォーマットを短い尺の中で消化しなくてはならないために、問題への介入が直接的、あるいは鋭角的にならざるを得ないのは仕方が無い、というのは分かります。
しかし、引っ込み思案の花咲さんがどうしてそこまでして親しくも無い彼の問題に介入したいのか、どうしてその問題を解決したいと思うのか、その動機付けが成されていないのが今のところ鳩プリ唯一の弱点と言えるかもしんないですのねー。
これが来海さんだったら、人の心が読み取れないうざスキルによって(ちょ)、相手のナイーブな部分にずかずか進むのも分かるんですが、花咲さんの場合はそういうスキルはありませんし、かといって皆の心の悩みを解決したい!などと思っている観音菩薩として描かれているワケでもない。
何か、人の問題に介入したいと花咲さんが思う動機付けがあれば、鳩プリのフォーマットはより強固なモノとなるのではないか…と先生はそう思いますよ、はい(え)。
人の心を普段から救っていないと世界が崩壊するとか、度を超えたお人好しだとか、ハードボイルド探偵だとか、何かしら欲しいンですよねぇ~。うぅむ…。結局もって戻ってくるのはファッション人生相談クラブの設立になるのだなぁ…。
いや、それでなくてもスケット団でも生徒会でも何でもイイよ、この際。
以前は野球の応援を熱心にしてくれていたのに、ラーメン屋を始めてからは応援してくれなくなった父親への不満、寂しさ。と同時に、ラーメン屋という父親の夢を応援したいという思い。
その二つの思いのジレンマが三浦君を思い悩ませていた。
「メーン」というデザトリアンの声は泣き叫びだったのか…。
今週もまた大幹部に堪忍袋の緒が切れて無事にデザトリアンを浄化したプリキュアさん。
この後、プリキュアと三浦君がお話して、それをきっかけに三浦君は父親に自分の本心を打ち明けて何やかんや仲直り…かと思いきや、花咲さん達は三浦君とも三浦両親とも特に重要な会話はせず、三浦君とお父さんは自分たちだけでキャッチボールして、理解しあって問題解決。
え、プリキュアがドラマに何も介入しないまま関係者だけで勝手に解決してるって!?
いや、イイ話…イイ中学生日記だとは思うけども。
い、いいのかなぁ、これで…?
デザトリアンを倒したからってその人の心の問題を解決した事にはならない、てのは鳩プリの問題として一つありましたけども…問題解決に関与しないってのは何とも大胆な戦略…。あ、そういえば先週も勝手に当事者だけで解決してたか、そうか…。
このままだとプリキュアさんは各キャラの持つドラマをただ紹介するだけの人になるんじゃないのだろうか…。
ゲストの持つドラマは露呈させる、だが救わない! おい、なんか凄いニューヒーローやって来たな!
いや、やって来てないのかな。え、どっち?
まずい、鳩プリが凄いンだか凄くないんだか分からなくなってきた…。
とりあえずコッペ様が凄いのだけはガチですね、分かりました。
■コッペ様のお腹はチート過ぎる「イイ仕事したね、私たち」
え、三浦家の事情に関しては何もしてないよ?というツッコミを禁じ得なかった…。
うん、まあ、相変わらず面白いンだけどね。
次回は新聞部に付け回される的なお話でしょうか。
ブロ子が急にクロックアップを覚えているのが激しく気になります…。
てゆか、ファッション部はいつ集まるんだろうか…。
⇒
ハートキャッチプリキュア 各話レビュー
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コメント
口上考え中
そう考えると(恐らく)日本中に隙間センサーを設置してたシンケンジャーの態勢は凄かったんですねえ。
ファッション部…ああ、そんな物もありましたね(ちょ)。メンバー表がどったらこったらみたいな話がありましたが期限に間に合ったんでしょうか?
それともクウガ張りに連日の出来事なんでしょうかね。…まあ、それでも一週間ぐらい経ってますけど…。
次回にはマリンの口上が考えられているんでしょうか。きっとウイングマンよろしくアイデアをノートにでも書き留めているんでしょうね。
映画まであと1週間弱。見に行きたい所ですがプリキュア映画は初めてなので色々と心の準備が…(おい)。
2010/03/10 20:52 by 銀河水晶 URL 編集
やれることをやるだけなんだ、 ボクが電○になったみたいに。
何とかしてあげたいと思ったから、タイムのハーブティーの力で心をブーストして、引っ込み思案なくせにお節介をしたのですね。花咲さん。
要は番組のテーマにもあるように成長をさりげなく描きたかっただけなんですよ、製作スタッフさんは。
花咲さんは、引っ込み思案な性格を変えたい。
来海さんは、KYな性格を変えたい。
二人とも、周りの人との様々な関係を通じて理想の自分に成長していくのですね。
と、まあココまで深読みしてみましたが実際の所はどうなんでしょうね・・・
追伸:他の方のブログで花咲さんのサービスショットと書かれていたのを見た後、ここに来たもので、てっきり緊縛シーンかと思ったら、寝起き姿だったんですね。ちょっと残念でした。でも何で靴下が両方脱げかけていたのでしょうか?
2010/03/10 21:22 by タカくん URL 編集
どこぞの飲料メーカーとタイアップして全国のコンビニで販売するんでしょうなあ
2010/03/10 22:47 by オゴポゴ URL 編集
◆コメントありがとうございます◆
当時はなんじゃそりゃと思っていた「何か出たココ!」とかが実は偉大な効力を発揮していたモノだったと今になって気付きますね。まぁ、アイツらはゲストキャラのドラマなんて解決してはいなかったんですけども(うわ)。やっぱりアギトみたいに何かあったら「(ピキーン!)」て知らせてくれる超感覚は欲しいです。
プリキュアの映画初めては色々大変でしょうねぇ…人が多い回の方が紛れると思うべきか、少ない方が恥ずかしくないと思うべきか、悩みどころです。でも一度超えてしまえばもうこちら側の住人ですよ、ええ(なに)。
>タカくんさん
タイムティーで勇気をもらうという描写はスマートで関心しました。花言葉を使えば直接的になり過ぎず、しかし分かりやすい描写が出来るってワケですね、なるほど。その代わり常に花言葉の解説者が必要ですが。
今シリーズのテーマは変わるコト・変わらないコト…らしいので、ゲストキャラのエピソードも変化に対する戸惑いから生まれてきているようですね。でもつぼみの引っ込み思案は悪いコトでも無い気がしてしまう…のは単にオレが自己肯定したいだけなのか…うぅ。
>オゴポゴさん
コカコッペとか出るんですかね。あ、それは振っちゃダメな飲み物か。
てゆか飲み物よりも何より、プリキュアパンのラインナップにコッペパンを加えるべきです。
何でもはさめるコッペパン。それはコッペ様のお腹のように無限の広がりがあるのだ。
2010/03/10 23:11 by TJ-type1@管理人 URL 編集
自分が変われば、世界が変わる。それが天の道!
花一輪で隕石を破壊するところなんか最高ですよね!
最終回のネタバレはこれ位にして。(え)
中学生がラーメン屋に通えるって、どんだけお金貰ってんですかこのブルジョワは? とんこつベースで、厚めのチャーシューに煮玉子も乗って…650円以上するでしょ、あのラーメン。
小遣いを玩具と本とレンタルビデオにつぎ込んでいた身としては、何とも羨ましいです。
「ラーメン食う金があるなら、どんぶりマン買ってくれ!」とか頼んでましたもん。嫌なガキだ。
次回、正体を目撃した新聞部に事情を説明した後、おもむろに一枚のカードを取り出すマリン。
マリン「好奇心は満足した?じゃあ、あたし達の事は忘れてもらうわ。つぼみ、口開けて」
ブロン「ガッチャ」
…なら、予告に出てきた高速移動技も「ブロンブースト」とかいうんでしょうか…。
しかし、「ら・めーん」とか、ホントに井上先生がお好きなんですねぇ。(え)
2010/03/10 23:11 by オニギリ URL 編集
オールスターズ2
九条さんと美翔さんと檸檬さんと山吹さんと花咲
さんでプリキュア5結成すれば、至上最強で完璧です!
まさか美翔さんと檸檬さんがリーダーの座を狙って戦うなんてこたあありませんよ。
2010/03/10 23:22 by 名無しさん URL 編集
◆コメントありがとうございます◆
ついにえりかお嬢様ネタはつきたか…ふ(ちょ)。
「共に立つのが友達よ…」という最終回の燃えシーンが今から楽しみですね。「え、今までは?」というえりか様のキョトンとした顔が目に浮かぶぜ。
えりかさんは普通の中学生女子の小遣いが洋服代に消えるところ、家業のおかげでかなり安く済ませているのだと思います。だからその分をラ・メーンにつぎ込める。
え、ファッションには気を使っている方だから絶対足らない? その為のファッション部だってばよ!
あとラ・メーンの話はすごく井上臭がするかもですが、あれは米村回ですよ。たしか本筋はガタック誕生だった気がする…。そっちの方が印象薄い…だと?
それにしてもカブトにおける米村さんのキャラの薄さは何なんですか…サブが強すぎるのか。
2010/03/10 23:30 by TJ-type1@管理人 URL 編集
ラーメンに焼ノリとは粋なことを(え)
その他にも一介の女子中学生が他者の心の問題に踏み込める限界など色々と思うところはありましたが、今回いちばんの収穫はコブラージャのバカヤロぶり(誉め言葉)を堪能できたことですね。こうなったら、米村脚本回で「受け取ってもらおう…僕の、悪と正義のマリアージュ!」ぐらいの強烈にキザな台詞をぶっ放してもらうことを期待してしまいます。
ところで、今回のデザトリアンの素体にされたラーメンはその後が描かれていませんでしたよね。
やはり、マリンが陰でこれを平らげたとか?
2010/03/10 23:37 by おおふ URL 編集
◆コメントありがとうございます◆
バリアの九条さん、飛翔できる美翔さん、持久力のブッキーに、知名度のレモン!
そこにブロッサムが加わるとか最強すぐる!! ヤベェ、もう勝負にすらならないよ、これ!
勝負にすらならなさすぎて、もう争いなんて無くなっちゃうと思います。
凄い奴らがやってきたな…これ。
>おおふさん
心の問題に女子中学生が介入するかと思わせて勝手に解決。これはまだふたりに解決するだけの力が無い、これから先にその力をつけてゆく…と解釈するべきなのでしょうか。
最終回あたりには幹部の発言に対し「違う!××さんは優しいだけなの!」と言った後ろに例のライダーBGMがかかったりするんでしょうか…。楽しみだ。
アニメでは割とイイ仕事をするでお馴染みの米村さんなだけに(まて)、プリキュアでの活躍には期待がかかります。
味噌?(バキッ)醤油?(ザクッ)それとも塩?(ゲシッ)
2010/03/11 00:12 by TJ-type1@管理人 URL 編集
1話から通して見てます
すでに指摘されているかもしれませんが、敵は戦闘で毎回人質を取っているようなものなので、デザトリアンを絶対に倒さないと人質は救出できない、しかもぐずぐずしてると心の花が枯れて時間切れ、ということですね。今度のプリキュアさんの戦いは歴代の中でも実は過酷な方なのではないかと思って見ております。だから婆ちゃんやコッペ様というサポート役が配されているのでしょうね
2010/03/11 01:21 by 通りすがりの人 URL 編集
◆コメントありがとうございます◆
砂漠の使徒的にデザトリアンって必ず暴れさせないといけないものなんですかね。花だけ奪って帰ってきちゃダメなのかしら…。敵さんの仕事にも色々事情がありそうです。
心の花が枯れるというタイムリミットはドラマの盛り上げにはおおいに貢献してくれる要素になってくれるかもですね。三分以内に倒さないとアウト、みたいな。燃えます。
2010/03/11 20:09 by TJ-type1@管理人 URL 編集
コブラージャ
今回、マリンの言った「名を名乗れ」は私の中ではキュアピーチの「手を出すな」と同じくらいの名言に感じました。プリキュアでこの手のセリフを聞けるとは思いませんでした。彼女は戦いの作法をわかっていらっしゃるようです。逆に名前を覚えない5メンバーはつくづく戦いの作法をわかっていない連中に感じました。
戦闘パートは当初は心の花を抜かれた人にとっては夢オチでしたが、次第に夢ではなく現実のものと町の住人は認識しつつあるでしょう。そこはフレッシュで導入して評価が高かったそうです。
次回は5の増子さんのようなキャラが登場するそうですが、黒歴史化は避けてほしいものです。
2010/03/11 22:27 by Voiceters URL 編集
◆コメントありがとうございます◆
最初に名前を聞いておかないと後で呼称が面倒なので、多少月並みだったりクサかったりでもこの手の台詞は必要ですね。「下の名前で読んでよ」みたいなのもその部類。あ、全部えりか様の役割にされている。
プリ5の皆さんは身内の面子だけで話を作るという、閉じている印象が強いですが、その排他さは敵さんにも否応無しに突きつけられていたのですよね。ま、夢原さんに交渉というチョイスは最初からありませんがね。
2010/03/12 00:43 by TJ-type1@管理人 URL 編集