2010年 01月 26日

あの黒子さんを出してくるとか、凄まじい構成をしかけてくるよなぁ。
靖子にゃん曰く、伏線は出来るだけいっぱい敷いておいて後で使えるものだけ使う、というコトらしいのですが…実際にはそういう場当たりさを一切感じさせないのが恐ろしい。
まるであの時から今回のシーンを計算していたかのように感じさせる…膝が震えてきたぜ(え)。

戦いの中でしか生きる快楽を見つけられない十臓と、偽りで固められて生きて来て、自分にたった一つ残された真実が戦いなのかと剣を振るう丈瑠。

十臓は丈瑠の影。
この世に真実を見つけられず、戦いにだけ溺れていった者の成れの果て。
この戦いは丈瑠自身の精神葛藤を表している。

しかし、丈瑠を救ったのも十臓を救ったのも、結局はこの世で築いた人との絆でした。
要するに葛藤ではありつつも、十臓と丈瑠の戦いでどちらが勝ったとしても、そこに救ってくれる正義なんてハナから存在していなかったのです。
どうにせよこの世に真実を見つけられなかった者同士、そんな人達はどっちが勝とうと外道に落ちるしかないのですから。

つまり本当の勝者は丈瑠を迎えに来た家臣たちであり、十臓を止めた奥さんなのです。
嘘だろうが何だろうが、生きてきて築いた人との絆こそが正義! そこにはどんな凄腕の剣技をもってしても、誰も適わないってコトなのですよ、ええ。

とゆーことでやっと影武者話も一段落、ですか。
「次週に続く」が多かっただけに長かったぁーという思いが強いのですが、結果一番落ち着きやすい所に落ち着いたのかな、という印象。
たとえ嘘の上に積み重ねて来た絆だからといって、その全てが嘘じゃない。
丈瑠自身にだって積み重ねてきたものはちゃんとある。
家臣だけでなく、丈瑠自身が自分の嘘を許せて、やっとこのお話は決着が着いたのでした。

丈瑠が自分を許した瞬間に裏正が消えてゆくのが小憎い演出。
あぁ、裏正は丈瑠の心のしこりを表していたのかぁー。なるほどなー。

でも、案外カンタンに決着着けたなーって気も若干沸いて出たりもしてまいました。

いえね、家臣側の話として、丈瑠のトコロに行くのなら侍を捨てろ!浪人だぞ!みたいな枷が無かっただけに、結局は流ノ介達が丈瑠を許せるかどうか、その一点にかかっていた問題なんじゃ…て気がしてしまったんですよ。で、そうなると「いや、そりゃ許せるでしょ?」と割と簡単に結論が出てきちゃいますよね、ええ。

だから天秤の一方に乗ってるモノが案外軽いっていうか…要するに家臣達が丈瑠のトコロに行ったからって、実際彼らは何も失わないんですよね。姫には着いて行かない!丈瑠と一緒にやるもん!とかじゃなくて、姫は守る!でも丈瑠ともこれまで通り頑張ります!という、どっちも取りなんですよ。
えー、それはなんかズルイわー(え)。

で、そうなると結局一番の問題は丈瑠自身がどうするのか、に戻って来るのか。
そういえば「シンケンジャー」って殿がどれだけ家臣達とフラグを立てられるかって物語だったもんなぁ…。

おや、なにか認識を間違っている…?

スーパー戦隊 各話レビュー
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COMMENTS

Commented by 銀河水晶 URL at 2010-01-30 00:19 #701gxeB2 Edit
Title : 絆 -ネクサス-
姫を守り、その上で丈瑠との絆も大切にする。
普通なら姫をほっぽって丈瑠の元へ向かうパターンですが、姫がまともな上に『封印の文字』まで使えますし、守らないわけにはいかない。
そう言う事もありますし、あの展開はやむなかったのかも知れませんね。

まあ、封印の文字は効かないんでしょうけども(ちょ)。
Commented by TJ-type1@管理人 URL at 2010-01-31 20:59 #- Edit
Title : ◆コメントありがとうございます!◆
>銀河水晶さん
普通なら姫は嫌味で、分かりやすい落とし所が見えるものですがね。普通に良い人ってのは質が悪い(え)。
姫が普通に、最初からレッドをやっていたシンケンジャーの可能性もあったんですよね。
それはそれで新しい戦隊ファンの幅を広げられた気がする。残念だ。

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