
切れ味カンペキ!からっぽの星 時代をゼロから始めよう
伝説は塗り変えるものキュアエンジェル。
それはプリキュアレジェンドにすら存在しない新たな伝説。
いわばそれは2010年特別ヴァージョン。
ビリビリって来たんですね。
今、アクセルを解き放て!
ちなみに映画で先行登場したキュアエンジェルさんは、エンジェルだけに戦わずに敵を成仏させる力の持ち主でしたが、テレビではそうもいかないでしょうねぇ。
恐ろしい天使の本当の力が明らかになるのか…あわわ。
でもピーチの目はいつも通りのピンクの目だったから、きっと大丈夫だよ!
■愛の前に立つ限り No fear, no pine 恐れるものは何も無い前回、タルト兄さんが配給したドーナツによって、完璧だったはずのラビリンス管理体制にもほころびが出始めました。世界を変えるのは英雄でも愛でも希望でも無く、食欲だった。
生物の根源的欲望こそが世界を変えるのか…それ言われちゃ仕方が無いや(え)。
ラビリンス国民の皆さんは、ノーザさんと戦うプリキュアの光を見ました。
あれはさきほどテレビで戦っていたコスプレ中学生じゃないか…行ってみたい、是非ナマで見てみたい、そんな欲望を抑え切れずにラビリンス国民は走り出します。
あぁ、生気無く歩いているだけだったあのラビリンスの人達がコスプレ中学生見たさに走り出しているだなんて…感動だね(えー)。
死線をかいくぐる様なバトルが行われている場所に行ってまでも見てみたい…人間の欲望、これを管理する事など出来るはずが無いってことですね!!(おい)
テレビ中継されたり、人々の興味関心を集め、行動させたり。
ラビリンスでもプリキュアはアイドル革命起こしてもうた。
アイドル。偶像。
この物語はメビウスとプリキュア、どちらがより多く偶像崇拝の信者を集められるかの宗教バトルだったんだ。なんて恐ろしい…。
国民のまさかの行動に管理しきれないクライン(何の為の無限メモリだったのか…)。
おのれプリキュア…この世界を、ラビリンスを変えようとしているのか…!と殆ど鳴滝さん。
プリキュア、この世界を破壊する悪魔め!
プリキュアはこの世界にあってはならないと、自ら変身してプリキュアと戦うクライン。同日にDB改でフリーザ変身の回も見てるからか、クラインさんの変身がやたらスムーズに感じる(え)。
しかもノーザさんと合体してさらにパワーアップ。もうナメック星人にしか見えない。
ノーザクラインさんに完膚なきまでに潰されるプリキュアさん。
そこに駆けつけるはラビリンス国民の皆さんとウエスター、サウラー。
やっぱり生きてた。てゆか何かキレイになってるのが無性に笑えた。いつ女神の泉に落ちた。てゆか生きてた説明なしかよ。
んまあ、説明無しはともかくとして、イースさんと同じラインで考えるならば、デリートホールに落ちて一度死ぬというみそぎがあるからこそ、こうやって改心して復活する事が出来たってコトなんでしょうかね。
せつな、瞬、隼人。三人とも非常に短い時間を表している名前だとは言われていましたけれど、その三人が同じ括りであるならば、イースさんだけでなく残り二人も死からの復活・改心という状況が与えられてしかるべしなのかしらん。
逆に、メビウスとか那由他(ノーザ人間態)とかの名前は、インフィニティやラビリンスという名称のように終わりの無さ、半永久性を感じさせる名前ですから、この辺の人たちは改心しないで殺し合うしか無さそう。
あ、クラインはこじつけられなかったのでスルーしてますよっと(おい)。
(追記:クラインの壷ってのがあるんですか。へー。情報ありがとうございます。相変わらず無知ですなぁー。)
人を思いやる事こそが大切。
みんなで助け合ってゆけば笑顔になれる。幸せになれる。
それをプリキュアから教えてもらったと白ウエスター、白サウラー。
ラビリンス国民達もまた、プリキュアの姿を見て変わった。
メビウスとは何者か、何故従わなければならないのか、ラビリンスで今何が起きているのか。それを自分で考え、自分で行動し、自分で確かめる。
ラビリンスの皆さんも、与えられた道ではなく、自分達で選んだ道を進み始める。
その先にあるものは本当の自分のハート。
次回予告とかから察すると、メビウスの正体に何らかの偽りがあって、その真実を国民は知らなくてはならない、という展開でしょうか。え、何、ただのオッサンちゃうのん?
それにしても…まぁ終盤だし展開も駆け足でいかないとってのも分かるんですけど、ラビリンスの国民が、プリキュアさんのいる世界の人々と社会通念とか倫理観とか概念とかがあんまり違っていなかったってのはどうなんだろう…。
前回のドーナツ展開よろしく、少女がラブに助けてもらって嬉しかったとか、プリキュアに助けてもらったから今度は自分が助けたいという精神とか、全然こっち側の、四ツ葉町の人達と基本通念が変わらないって気がしてしまいます。
根本的な教育からして違って当然なのに、何か普通に分かりあえてる…!
「笑顔?虫ずが走る」「仲間?くだらない」と言っていたのは、ラビリンスの基本原理に則しての言葉じゃなかったの? いや、主にイースさんの言葉だので、ラビリンスでもイースさんが極だって痛い子だったってだけなのかもしれないのですが…。
だからどうしてもこの展開は…ちょっと御都合感が強いなぁ、て思ってまう。
そりゃまあ、今更藤子F的「ミノタウロスの皿」みたいなコトをやられても面倒くさいんでしょうけど…でもやっぱり気になっちゃう年頃なんです。
「メビウス様の為なら食べられてもいい!」て言っていたハズの人たち(言ってない)にですよ、「メビウスなんてしるかー!」とか言い出されちゃったら、「そんなぁ…」と言わずにはおれないというか…ね。
メビウス様がちょっと可哀想になるっていうか…うん。
ま、そんな少し不思議なSF嗜好は置いておくとして、プリキュアに助けられたラビリンス国民は今度は自分達がプリキュアを助けるんだと一念発起。
これまでのシリーズではプリキュアメンバー内での相互干渉はありましたが、今回はプリキュアだけではなく、助けた一般人を巻き込んで互いに助け合う図、相互干渉。
みんながプリキュアと一緒に戦う。人は誰でもプリキュアになれる!
四つのハートで勝てないなら、もっといっぱいハートがあればいい!
分かり易いパワーインフレーション原理の下、ラビリンス国民のハートがプリキュアに力を与え、四人ともキュアエンジェルに上位変身。
何気に同じラビリンス国民のおかげでパワーアップしているイースさんは、他三人とは抱える意味が全く違って、この瞬間だけ主役補正がかかるべきだとすら思った。
それにしても、なんですかあのベリーの羽…。
デザイナーさん、ベリーのこと好き過ぎだろう。マジで。
■なんでメカチックなんだと小一時間…今回はバトルも動きは勿論、アイディア盛り沢山で素晴らしかったですねん。
かつてのバンク技をバンク無しで通常技のように使いこなすとか燃えます。
「あたれーッ!」「まだまだーッ!!」とかも無駄に熱いっす。
みんなのハートを集めてエンジェル化は、これまで守ってきた四ツ葉町の皆さんじゃなくてラビリンス国民てのがちょい意外。じゃあ四ツ葉町の皆さんのハートは…いや、まだ先があるからなぁ、うん。
残り2話。
やっぱり若干余裕ありそうな構成。
最終回のまとめ描写を丁寧にやってくれるのならば、公正に見ても「フレッシュ」は後世に名を残す構成だったと語り継がれる事であろう。うむ。
⇒
フレッシュプリキュア 各話レビュー
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