■ニューヨ-クにはゴジラが!パリにはバラゴンが!遂にインフィニティを手に入れたラビリンスの総統メビウス様。
その力を利用して全パラレルワールドの制圧を開始します!
インフィニティはあくまでデータ管理の為の無限メモリだから、物理的な支配はまた別問題だろうと思っていたら、そっちはとっくに準備出来ていたという事か…さすがメビウス様です。
もしかしたらシフォンは、無限メモリだけでなく無限CPUの機能も備わっていたのやもしれませんね。それなら全パラレルワールドを同時多発的に制圧する情報処理にどうしても必要だったと理解も出来る気がする。
それにしてもやってるコトは同じはずなのに、明らかに大ショッカーより優秀だなラビリンスは。
もう大ショッカーがラビリンスの軍門に下るべきなんじゃないかな。
そんな大ラビリンスの魔の手はスウィーツ王国にも伸びていました。
ラビリンスの支配は国民の意思すら奪う事にあるようです。くそぅ、みんな自己紹介マシーンに変換されている!
こうなったらもう戦争です。
プリキュアさん達はラビリンスに乗り込む事を決めました。
でもイースさんは不安顔。ラビリンスに行ったら、またイースに戻ってしまうんじゃないかと…。
そんな心配を…なぁに大丈夫ですって! むしろそうなったら最高じゃないか!(おい)
今までとは明らかに重みが違う最終決戦を前に、桃園さん達は親御さんに自らがプリキュアであることを明かし、戦い前の挨拶をする事に。
プリキュアの存在を町の人が認知するという「フレッシュ」の特性から、いつか家族や町の人たちに正体が知れる日が来るのは当然と思って来ましたが、バレるのではなく自分から完全にバラすって展開はちょっと予想外でした。
バトル中の変身解除だとか、週刊誌にスクープされるだとかの止むに止まれぬ事情でバレるのかと思っていただけに、全然バレの気配もない中で自ら明かすってのは、よもや。
しかし自分の娘がプリキュアでこれからかなり危ない戦いに出向こうというコトを知ってしまえば、さも当たり前に引き止められてしまいます。そりゃそうです。
そんな中、このヒューマンワールドにまでラビリンスの触手がやって来る。イースにあげたカードといい、メビウス様は本当に触手が好きなんだなぁー。
この世界にも崩壊が始まってしまった…おのれディケイドゥ!
各御家族は事態について緊急集会を開きます。
もし自分の子どもがグレたら…と考えない親はいないでしょうけども、まさか自分の子どもがプリキュアだったコトについて考える日が来るとは思いもよらなかったでしょなぁ。
「フレッシュ」は例年以上に親のエピソードも多いし、プリキュアとシフォンが擬似親子の関係であるコトもあって、子どもを危険な事に巻き込ませたく無いという親心がよくよく理解できるレールが敷かれていますね。
今までのお話がしっかりと地ならしされてここに至っているんだなぁーという感じがよく分かって嬉しいです。ずっと観ている楽しさですね。
親達が出した結論は「見守る事」。
子どもの意思を尊重し、子どもに後悔させたくない。
世界の危機なんかよりも子どもの方が大事というのも親心ならば、子どもに後悔を背負って生きて欲しくないと願うのもまた親心。
親として子どもの幸せの為に出来るベストを考える事こそが親心か。
今も思い出しただけでぶわぁってなりそうになった(えー)。
「温かく見守る」四ツ葉町の親達は、縛り付けて「管理」するメビウス様との対比か。
まぁ、メビウス様も子ども(国民)の幸せを願ってそうしているのかもしれないのですが、そこに子どもの意思を尊重する気持ちは無い。自分の認める幸せに縛り付けるだけ。
多様性を否定する、いかにもなプリキュアのラスボスです、ふむ。
母「行きなさい、自分の信じる道を」
父「世界を頼んだぞ、ラブ」
ここも決壊ポイントか…。
大人は信じて見守り、子どもに未来を託す…。
お父さんの言葉は「世界を救うのは愛」という意味も込められていて熱いなぁ…。
帰るべき我が家である日常の尊さがぐわぁんと迫ってくるお話だな、今回は。「セイザーX」の夕食の約束で泣いたオレにはやっぱりツボ過ぎる(え)。
ちょっと筆舌に尽くし難いものがありますねぇ…。
「フレッシュ」は、プリキュアとシフォンとか、町(国)と人の関係なんかが描かれてきたシリーズでしたが、それらの関係性は結局「親子」の関係に集約されるんですね。
支配的な管理国家ラビリンスに対して、誰でも優しく受け入れてくれるというクローバータウンストリートは、まさに今回の親御さん達が選んだ行動そのものと言えますしね。
縛り付けない、ただ優しく見守る。
もうダメだ…(なにが)。
■フレッシュプリキュアジャンプだ!いや、もうホント、今回はダメです…。
もしかして…もしかしてだけど、フレッシュプリキュアって凄く面白いンじゃないかなあ?(ちょ)
こうなると最終回は金色のネクタイを付けたミユキさんが関係者先を巡るだけの話になったり、もしくは二度とこんなコトが起きないようにシフォンを十二個に分割して十二人で持ち合うみたいな展開になるんじゃないかな。
それにしても「セイザーX」連呼するのはあまりにニッチ過ぎると、ちょと反省した(え)。
⇒
フレッシュプリキュア 各話レビュー
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