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仮面ライダージオウ EP44「2019:アクアのよびごえ」/EP45「2019:エターナル・パーティ」

次々と人間が失踪する事件が発生しておりましたが、それはアナザーディケイドの力を持ったスウォルツの仕業なのでありました。
アナザーディケイドは、「あり得たかもしれないもう一つの可能性」から生み出した「アナザーワールド」に人間を閉じ込め、更にそのアナザーワールドではライダーに勝利した事になっているダークライダー達を召喚できるようになっている。

リイマジ世界を渡っていたディケイドだので、なるほど確かに「ディケイド」という存在(番組)そのものがオリジナルではない「ニセモノの世界」を生み出していたと言える。
このメタ的な能力そのものが実にディケイドの能力らしい。

ちな「ディケイド」には闇の世界と呼ばれるダークライダーの世界が登場し、そこで門矢士は王として受け入れられております。
ここから個人的な持論展開になりますが、ディケイドこと門矢士は他ライダー世界を支配下に置くことによって世界を繋げる存在です(断言)。
これは最終話(ディケイド31話)で紅渡の言っていた「あなたは全てのライダーを倒せなくてはならなかった」という言葉や、夏映画とMOVIE大戦で全てのライダーの頂点に立ったことを考慮すれば、そういう結論になるからなのです。
他ライダーを倒さず頂点にならなかったTVシリーズは、いわばBAD(ループ)エンドルートでしたから。

ディケイドの役割はライダー世界同士を繋げる事ですが、その方法が他ライダーを支配する事にあるのではないかと考えられます。だからこそ、ライダーが人間を支配している闇ライダー世界において、ディケイドは“王”として手厚く歓迎されているのです。

そして、ライダーは本来なら人間の自由のために戦う戦士なので、支配者の座に腰かけるディケイドはライダーのニセモノであり、はみ出し者であり、常に敵視される存在たりえるのです。

てな持論での前提を考慮しておくと、アナザーディケイドはディケイドとそう大差ないって気もする。アナザー世界に閉じ込めてしまうというのはまさしく反転した部分でありますかね。


門矢士とディケイドは概念的な存在なので、ディケイドではない門矢士なんて存在し得ないでしょうと思っているのですが、このたびディケイドの力を奪われても特に支障なく世界を破壊している士にホッと一安心でした。
士からするとディケイドライバーを取られたぐらいの影響でしか無いのだなぁ。

あり得たかもしれないもうひとつの可能性であるアナザーワールド。
ソウゴによっては魔王になる未来か、善良な王になる未来か、あるいはまた別の未来か…。
ソウゴは自分に自分の目指す未来がありつつ、対峙する相手が作りたい未来も別に否定はしないし、切磋琢磨した結果として新しい未来が生まれるのだと言っているので、それはアナザーワールドの可能性を全否定するモノでもないようにも思えますが…はて。


未来からやって来た仮面ライダーアクア。
アクアはゲイツやツクヨミに自分の時代・世界へ戻るように促すためやって来たという。自身もかつて過去に干渉しようとしたからこそ、その自戒を込めて両者を正す。

そうか、アナザーワールドを悪と定義出来るのは、未来の可能性だからではなく、過去を改変して別の世界を作っているトコロにあるのかな。それならソウゴがアナザーワールドを普通にぶっ飛ばしても問題ない。

アナザードライブの正体はパラドックスロイミュードさん。
ドライブの映画の敵さんですが、既に倒されて存在しないはずの矛盾(パラドックス)を持っているから存在していて良いのか…、あるいはアナザーワールドからひょっこり出てきたのか、それともドライブの正史自体が改変されているのか(まだ映画を見ていない)。

ウール君は偽のオーラさん…ではなく本物オーラさんによる謎スライサーによって殺されてしまう。
子どもは殺さないという暗黙の了解を信じていたので、なかなか驚きでした。

最終回に工事現場で働くウール君の未来もあったはずなのに…。

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騎士竜戦隊リュウソウジャー 第17「捕らわれの猛者」/第18話「大ピンチ!変身不能」

虹の写真が撮りたいという少年の願いの為、モサレックスさんが一肌脱ごうとしたところを網で捕まえられてしまう。網っょぃ…。
催眠術をかけられすもカナロとの強い絆と精神力で乗り切るモサレックスさん。両者の姿を見て自身と重ねるバンバという構図です。

虹の写真が見たかった老婆はバンバの昔の恋人であったと最後に明かされますが、この如何にも美味しそうなお話が今回の主軸に置かれていなかったというコトに驚くラストでした。

スピノ登場回なので主軸はカナロとモサレックスに置いておくというコトなのかしら。
モサとディメボルケーノが合体し、絆を信じるお話になっていますが、バンバはまだそこまでには至ってないというコトかな。伸びしろがある。

既存の騎士竜をふたつ合体させて新たな騎士竜スピノサンダーになるというアイディアは、まさかそんな手が…と感心でした。若干ゴリ押し感があるのも、それはそれで良い。
今年は合体パーツの数を絞っているのかなあ?


人の願いを聞く願い石から生まれたマイナソーは、人の願いを吸収して成長する。
箱のマイナソーと違い、おれは石を破壊してもマイナソーは倒せない。箱は破壊すれば箱ではなくなるが、石は破壊しても石のままなのだ。

このマイナソーの前ではリュウソウジャーの変身が解けてしまう。それはマイナソーに勝ちたいと思う願いが吸収されてしまうからだという。それを言い出したらもう何からでも吸収出来てしまう…恐ろしい相手です。

それに対して、マイナソーを倒したいというのは願いではなく、ただ人を守りたいという強い意志だと切り返す。あ…石だけに…。
でもそれ、守りたいと思った時点で願いになりそうな…いや、もうこれは気持ちで勝つ勝負でしかない。そして勝ったのだ。なら仕方ない。
石より硬い固い意思を共有し、新たな合体を得る。

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今日のドラえもんは…サザエ密猟と恐竜狩り

本日放送は「イロガラドラえもん」「海に入らず海底を散歩する方法」「22世紀で夏休み」と、40年前に本放送だった「恐竜ハンター」でした。

「イロ~」は、ツヤ出しワックスと間違えて、身体に触れたモノと同じ柄に変わるワックスを塗ってしまったドラえもんが、カメレオンのように次々模様を変化させていくお話でした。
色だけでなく柄も自在に変化するとあって、アニメらしい見て楽しむ面白さを込めたお話になっていると思われます。と同時に、柄モノは微妙に作画コストが高まる。
普段とは違う楽しさと、いつも通りの安心感が味わえる。妙にラストがイイ話っぽいまとめなのが不思議ですが。

「海に~」は、水よけロープで水中に入らずに海底に入ってしまうお話です。
これまた便利な道具で、お話にもあるように誰でも簡単に密猟が出来るんです(ぇ)。
ロープを結んだ範囲は制空権も得るため、垂直方向に水禁止エリアが出来上がる。これは漫画で見ていても、絵で納得させる力がとても強いという印象なんですよね。結構無茶苦茶な範囲なのに、絵で見た瞬間に「なるほどな」と思えてしまう。
ラスト、その水よけロープで出来た穴にクルーザーが落ちてしまいますが(全く悪びれないドラえもん)、この道具の持つエリア指定の違和感がここで繋がるというか、あえてツッコミどころのある道具にしているのも全て計算づくだったのだろうかと、末恐ろしくなる。

「22世紀~」は、ドラえもんが久しぶりに22世紀で休暇を過ごしますが、いつものくせでセワシにお節介をしだすの巻です。
ドラえもんがセワシの宿題を自ら手伝おうとするという、普段とは舞台も構図もちょっと異なる番外編的なエピソード。
セワシがロボットを作る宿題をロボットのドラえもんが手伝うという、一口にロボットと言ってもその定義は様々だなと感じられるシチュエーションです。
セワシがロボットを育てると捉えると、のび太とセワシは反転したキャラクターなのだなぁとも思える。

でまた、40年前に放送された「恐竜ハンター」が再放送。ドラえもんとのび太が白亜紀で恐竜をハンティングします。
この令和の時代にまさかコンテ森脇真琴回のドラえもんが放送されるなんて…。
このお話と言えば「のび太の恐竜」との矛盾でツッコミが多いお話でもあります。未来では恐竜をハントしてペットにするスポーツが流行っているのだそうです。この話を聞くだけだと普通に邪悪ですが、まぁ22世紀の倫理観のヤバさは他の話でも証明されているので今更でもある。
「恐竜ハンター」に対し、「大長編 のび太の恐竜」「TPぼん」「白亜荘二泊三日」などは過去の生物と極力接触してはいけないという厳しいルール(航時法)が出来ていて、原作が連載された時期によって倫理観の変遷が見て取れます。
「白亜荘」では、人間の狩猟本能は抑えられないから金を払えば恐竜狩りも出来るというルールもあって、それはそれでゲスくて面白いです。これを踏まえると、政府(タイムパトロール)が恐竜ハンターを取り締まるのは、歴史を守る為だけではなく政府に支払われるべきハンティング料金を守る為でもあるという部分が見えてくるなぁ。ふふふ…。

仮面ライダージオウ EP43「2019:ツクヨミ・コンフィデンシャル」

スウォルツさんとツクヨミの兄妹は、別時空の王族であり、スウォルツさんは新たな王としてツクヨミが選ばれたことが気に食わず、この世界へと追放したのだと教えてくれます。
となれば本来の王はツクヨミで、ソウゴもまた偽りの王にすぎないという事でしょうか。
時を止める能力は、その王族のみが持っているチカラであると…。

ソウゴは過去と未来を大事にしようというのに対し、過去しか見ていないとされた加古川飛流は敵わなかった。
かたや、時間停止能力は今という時間を過去とも未来とも分断する能力なので、別世界から来ている時間や歴史の繋がりとは隔絶しているスウォルツがジオウに対するラスボス化(…まだ早いか?)というのもなるほどです。

アナザージオウとの戦いのさ中、ディケイドは力を吸われてアナザーディケイドウォッチが誕生してしまう。
吸収される歴史が無いのがディケイドの強みというのがボクの解釈ですが、アナザーディケイドが出ないまま番組終わるわけにもいかないので、ここをどう解釈するかだなぁ…。
しれっと次回もディケイドに変身していてほしい…。

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騎士竜戦隊リュウソウジャー 第15話「深海の王」/第16話「海に沈んだ希望」

海のリュウソウ族カナロ、その妹であるオトもまた地上へと遊びに来る。陸のリュウソウ族は危険だと教わって来たカナロ達の話では、かつてドルイドンが地球を去った後、リュウソウ族の間で争いが起こり、海へと追いやられた者たちは海底で暮らすようになったという。
以来、海のリュウソウ族の守り神となっているモサレックスにとって、陸のリュウソウ族は信用できない相手なのであると。

リュウソウ族は地球を守る立派な人たち…という前提の積み重ねから、ノンマルト…とまではいかないまでも不都合な消された歴史が掘り返される。
ディメボルケーノも過去に哀しい思い出があったり、リュウソウ族も過去に禄でもない事を繰り返す、並の人間と変わらない面を持っているのかなーとも捉えられる。

妹の救出に協力して貰ったことからカナロ自身はリュウソウジャーを信用するものの、モサレックスはまだ頑な。モサレックスさんにとっては陸のリュウソウ族との戦争は過去の歴史ではなく、自分自身が体験した鮮明な記憶の中にあるから。

過去の辛い体験も恨みも忘れるとは言わないまでも、未来志向の気持ちでモサレックスも協力してくれる。迫害した側とされる陸上人のアプローチで未来志向でと言われても困惑が残るので、バランスがナイーブよなぁ。難しい。

リュウソウジャーの過去の技を研究し尽くして対抗するガチレウスさんには、まだ見ぬモサレックスさんの力、つまりは未来の力で戦うしかないというコトで、ドラマとバトルの一体的テーマが語られる。

仮面ライダージオウ EP42「2019:ミッシング・ワールド」

歴史が改変されてソウゴの記憶が消えてしまった世界になってしまうものの、ソウゴがやる事は変わらず、再びゲイツとツクヨミとも協力体制を築き上げる。
元の歴史では何話もかかったゲイツ君、今回の懐柔は十数分で済んでしまう。
アナザージオウは過去の歴史を変えられるが、ソウゴは思うままに未来を変えられる(らしい)というがよく分かる。たとえ過去を変えられても、ソウゴが頑張れば元へと戻って来る。

久方登場の海東大樹は、加古川飛流からアナザーウォッチを奪おうとしていたらスウォルツから時間停止能力を貰ってしまう。
何故よりによって信用できない相手にそんな便利な能力を与えてしまうのか…言う事を聞いてくれると信じているのだろうか…。

ディケイド同様に「通りすがりの仮面ライダー」であるディエンド。
ボクの解釈では、ディエンドは作品世界に「死(作品的な死、社会的忘却)」「終わり(最終回)」をもたらす存在だと思っているので、生でも死でもない状態となる時間停止との相性は悪そうに思うのですが、これ如何に。
まぁどうせスウォルツを裏切るのだろうとは思いますが(謎の安心)。

門矢士と海東が同時に自由に動き出して、もはや視点がその世界の原住民側になった「ディケイド」と化して来ております。
昭和ライダーの時代は「視聴率が悪いとV3が客演で来るぞ」などと言われたらしいですが、平成令和でも変わらず先輩はデカい顔して参ります。

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今日のドラえもんは…七夕の雲と星

本日放送は「わたがし雲メーカー」「ねがい七夕ロケット」でした。

「わたがし~」は、雲を綿菓子にして食べられるようにするというアイテム。
誰もが一度は夢想するコトを具現させる道具で、雲を綿菓子にして、さらに色んな味にして楽しめる。分かりやすくシンプルな道具です。
とはいえ、食べてしまえば綿菓子と大差ないため、雲だとか綿菓子だとかを活かした展開が難しそうなアイテムでもあります。
オリジナルなのですが、巨大戦は原作にはなかったパートを足したんだろうなという謎の納得がある。

「ねがい~」は、願いの書いた短冊を付けると叶えてくれるロケット(なぜ?)…かと思いきや、願いを反転させてしまう“うら七夕ロケット”のお話です。
おこづかいが欲しいと願って見ると持ち金を失くしてしまったため、願いとは逆の事を書けば良いのだと気付く事に。
そもそも何でこんな道具が発売されているのかといういつもの疑問はありつつ、視点をわずかに変える事で物事が反転するのはF漫画らしい展開なのだなぁ。

来年の劇場版が「のび太の新恐竜」であると発表されました。
何も分からない現時点で言えることは、オリジナルなのに大長編リメイクと感じさせるようなタイトルはちょっとなぁ…ぐらいです。
「宝島」と同じなので、短いのが好きな監督なのかな。

仮面ライダージオウ EP41「2019:セカイ、リセット」

グランドジオウとなってオーマジオウに戦いを挑むソウゴですが、まだドライブウォッチは自力で回収していないという隙を突かれ、今回も叶うまでに至りません。そもそも未来の自分(?)に勝ってどうなるのかも分かりませんが。

未来から戻るとそこは元居たよりも少し先であろう2019年8月でした。
そこはアナザージオウこと加古川飛流が魔王として支配する新たな歴史世界。
なんとアナザージオウⅡには歴史を自由に書き換える能力があるとのこと。だいぶ反則です。
嘘か真かまだ分からぬものの、常盤ソウゴには思ったコトを未来で具現化する能力があるのではないかとも言われているので、それが反転して過去を修正できる能力になっているってトコロでしょうか。


過去を書き換えるアナザージオウですが、ジオウの方だって過去を書き換えてきたよなぁというのは気になる点です。
テレビ本編の流れを振り返ると、序盤は過去ライダーの歴史を書き換えてウォッチを手に入れてきましたが、中盤以降は過去の歴史を修正する事なくウォッチを手に入れるコトが出来るようになっている。

でまた、グランドジオウに至っては過去ライダーの(視聴者が知っている)歴史自体を利用して戦っているので、歴史改変も吸収も行っていないのだと分かる。

てな流れを鑑みると、歴史を改変して奪い取ってしまう魔王と恐れられている頃のソウゴが強化された姿がアナザージオウなのであると見える。かたやソウゴ自身は、未来を予知したり、未来を具現化したりしつつ、過去を受け入れるという方向性で変化して来ている。

要するに、「ひとり」で王様になるか、「みんな」と一緒に王様になるかによって歴史は変わる…。プリキュア感よ。

そんな風に、せっかくみんなと一緒に未来を作る王様というコンセプトが出来上がって来たのに、歴史改変によって再びひとりぼっちにされてしまうソウゴ。
そして割とこの世界で長居している門矢士は物語に干渉する気があるのか否か…。

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