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今日のドラえもんは…自動化ループと逆転

本日放送は「つづきをヨロシク」「もしもボックスで昼ふかし!?」でした。

「つづき~」は、自分が行う作業を手袋に代行してもらえる道具。
釣りや勉強、ピアノ、拍手などといった単純作業を覚えさせて実行させる。簡易なプログラミングならば作業を代行してもらえる。
しかして、命令を終了させるためのコード…ガスは別にある為、それまでは作業をループし続ける。オートメーション化された世界の便利さと不便さ融通の利かなさが濃縮されるお話。
てな視点で見ると、自動化自体も否定せず終わるオチは上手いし良く出来ているなぁと感じ入るのでした。

「もしも~」は、昼と夜を逆転させた世界で生活したら…という実験。
昼夜逆転生活なる言葉の通り、世界中の昼と夜の概念をひっくり返してしまう。人間は夜に起き、昼に休む。
昼夜逆転して遊ぶ時間が沢山あるぞーとはしゃぐのび太ですが、昼夜が逆転しただけで1日24時間が増えるわけではないので、もちろん遊ぶ時間が増えるわけでもない。
「サマータイムになれば遊び時間が増えますよ」とワケの分からない事を謳うコトへの大いなる皮肉に、今なら思えます。原作時点でサマータイムはまだ…いや、F先生は終戦後の学生時代に経験しているのかしらん。

快盗戦隊ルパンレンジャーvs警察戦隊パトレンジャー #40「心配が止まらない」/#41「異世界への扉」

店を頻繁にサボる魁利が何をしているのかと尾行する透真と初美花。
しかして、出くわしたギャングラー怪人の術によって過度な心配性になってしまう。執拗に魁利がキツツキで爆死する心配が止まらない。
OPのテロップをチェックし忘れても大和屋回だと分からせる親切さよ。

実は魁利は捨て犬の世話をしていたと分かり、爆死の心配はなくなる。心配されるコトは悪いモノではないと受け入れて、魁利は圭一郎に連絡先を教える。

魁利と圭一郎すらも僅かに距離感が縮まる中、引き続き警察とは慣れ合わないように距離感を取る透真。そんな折にデストラさんによって、つかさと共にギャングラー世界へと閉じ込められてしまう。

つかさは透真に助けられ、透真は警察に助けられる。両者の協力によって解決の道が開かれると、ここでも描かれる。ザミーゴはただの気まぐれなのか、それとも何かしらの裏がまだあるのか…。

クリスマスへ向けての侵攻が始まる中、再び快盗バレを匂わせる展開。むしろ後でバレるからこそ、今のうちに仲良くなる必要がある。
デストラさんはコレクション無しでも大善戦するものの、その伸びしろを使って再戦に挑む様子。次の展開へ向けての布石を着々と敷くお話です。

スーパー戦隊 各話レビュー

仮面ライダージオウ EP11「ジオウ・オン・パレード2018」/EP12「オレ×オレのステージ2013」

アナザー鎧武を倒そうとするも神によって制止されるソウゴ。
ソウゴが倒すのは簡単だけれども、それだけでは森に迷い込んだゲイツを本当に助ける事にはならないのではないか…と。
今週は森に迷う人が多い。

アナザー鎧武は邪魔者を次々にヘルヘイム送りにして、ダンスで頂点を取ろうとしている男。次々に閉ざされた錠を壊して広い世界へ向かった紘太とは、いつの間にかダンスをしなくなった紘太たちとは逆転したアナザー鎧武なのです。

ソウゴは三日前に戻って三日前のソウゴやツクヨミなどにヒントを与えつつ、ゲイツの救出を試みる。
今回もまたややこしい時間モノをやっていますが、ドラえもんみたいな楽しみもあります。全て解決した後、今日のソウゴはまたもっかい戻って戦わなければならないのか、それとも歴史は改変されていてその必要はないのか…考え出すとややこしいが過ぎる。

「自分だけではなく仲間を信じろ」というのは、「鎧武」終盤でヒーローが波及していく様に見て取れるでしょうか。でまた、「オーズ」のテーマからも引き継いでいる。
やはりソウゴが目指すのは独裁ではない、民主的魔王国家ということか…。魔王は国民の選挙によって決定されるのかも…。

演出キレキレ回で、読ませる気の無い長文字幕には笑ってしまいました。

でまた次回は天空寺タケルが登場。
既にゲイツが持っていたウォッチなので本来なら本人に会う必要もない気がしますが、その辺をどのように処置してくるのか。

あ~~~世界の破壊者…!

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今日のドラえもんは…人と機械と時空をとりかえる

本日放送は「ドラえもんストーブ」「一晩でカキの実がなった」でした。

「ドラ~」は、人に(ロボにも)別の機械の能力を備えさせることが出来る道具“機械化機”のお話。
ママの手をアイロンに、ドラえもんをストーブに。体に家電の能力が備わるので便利な反面、人間としての尊厳を損なうというリスクも伴います。ラジコン飛行機にされて飛ばされたり、ラジカセにされたり、掃除機にされそうになったり。
機械はモノであるからこそ自由に扱えるけれど、これが人になった途端、その尊厳が脅かされる事になる。「人を物のように扱う」という比喩がありますがコレはそのまんま「人を物にしてしまう」道具。
家電には尊厳が無いけれど、人間とドラえもんには尊厳がある。その境界は何処にあるのか…。人間の体が機械の体に変化する際、どの段階から人は人であることを失うのか。
ご安心ください。これは、遠い遠い未来の話です。今の我々の世界は、人間にすら尊厳が認められてないのですから。

「一晩で~」は、チョークで囲った場所の過去と未来を交換してしまう“時空間とりかえ機”の一編。
うら山に買い物袋と財布を無くしてしまったのび太。とりかえ機によって無事に取り戻しますが…いや、これ、時空間とりかえ機で買い物袋が未来にタイムスリップしたから無くなったのでは…? という大いなる疑問が浮かんでくる。そうなると、そもそも無くなる必然性が…とドラえもんでよくある堂々巡りを考えてしまう。
パパと弟ののび郎おじさんの幼い日の苦い思い出。庭に生えた柿の実を友達に全て食べられてしまった食い物の恨み。
そんな苦い思い出を時空間とりかえ機によって不思議な思い出にとりかえる。道具の効果とドラマが同期された構造に。
これまたパラドックスを内包していて少し不思議。1日前の柿の木が現在にやって来るという事は、現在の木は1日前に行く。そうなると友達が柿の実を取るという行為そのものが消えてなくなって…。あるいは時空をとりかえた瞬間に柿の実が突如全て消えた並行世界が出来るのだろうか…。それとも、パパとおじさんが実をもいだらすぐに元へ戻したのか(濃厚)。
そんなパラドックスをほどいてみたり、ほどけないまま放置するのも楽しいのだ…。

今日のドラえもんは…小さくも大きく輝く世界に

本日放送は「のび太の流れ星」「オーバーオーバー」でした。

「のび太の~」は、流れ星を人工的に作ることが出来る“流れ星の素”を使用して天体観測するお話。
流れ星は宇宙のちりが大気圏で燃え上がる現象なので、何でもいいから大気圏に異物を落とせば良いとのこと(意訳)。
電離層あたりまで気球で登り、流れ星の素を投げ入れる。実にアナログ。
0点の答案や気球の浮遊時間設定など、細かいが分かり易い伏線が多い。話には寄与しない説明的な部分も多いのですが。
0点の答案が粉々になって流れ星と化し、地上の人はそこに願いをかける。人の絶望も希望に変えるコトが出来るというテーマが垣間見えた(?)。

「オーバー~」は、どんなコトでも大げさに感じさせる上着。
ゴキブリはサソリに、仔犬はライオンに、空き地はジャングルに見える事で、いつもの町並が大いなる冒険の旅へと変わる。
視点によって世界が変化するというのがF作品らしいSF。また、「横断歩道の黒い部分は溶岩な!」といった子ども遊び的な視点の入ったアイテムにもなっていて、共感性が高まるのではなかろうか。

快盗戦隊ルパンレンジャーvs警察戦隊パトレンジャー #39「こいつに賭ける」

前回ザミーゴに凍結粉砕されたはずのエビ怪人が復活して街で暴れ出す。この事から魁利達の取り戻したい人たちも死んだわけではなかったというコトが分かり、一縷の希望が見えてくる。
同時に、ノエルがザミーゴとその能力を知らなかったコトから、ノエルの取り戻したい人はザミーゴの被害とは関係ないと分かる。知らないという事も情報の一つ…。

ビクトリーストライカーを使う事で魁利はスーパールパンレッドになることが出来る。
単純に強くなるだけでなく、相手の動きを先読みできるようになるのだとか。
どちらかというと敵さんが使用して「チートやんけ!」と文句つけたくなるような能力を主人公が手に入れてしまいました。いや、警察から見れば悪党ではあるが。

その能力で追い詰められたザミーゴですが、即座に対応している所を見ると、その先読み能力は絶対未来視では無いというコトでしょうか。
敵さんも相当の能力を持ってこないと対抗出来なさそうです。時間停止ぐらいは持ってこないと…タイムレンジャーのアイテムで何とかなるやろう。

過去を取り戻したい快盗、今(未来?)を守りたい警察という対立軸の物語で、主人公が未来視の能力を手に入れたコトをどう捉えるか…。
敵さんが使いそうな能力だと上で書きましたが、これは敵さんが未来を先読みする事によって主人公側に「未来は変えられる」とテーマ性を帯びた打開案が立てやすい、という意味で敵さん向きの能力なんですよね。
だとすると、この場合は警察サイドに「未来は変えられるんだ(過去は変えられないけど)」と言わせるために、ルパンレッドにこの能力を持たせたのかもなーと思えなくもない。

諸事情で全然装備が強化されない国際警察なのですが、テーマ部分においては快盗に負けてないし、勝機はあります。

スーパー戦隊 各話レビュー

仮面ライダージオウ EP10「タカとトラとバッタ2010」

魔王と評される壇黎斗から「魔王」とは何かを反面教師的な意味で教わろうとしていたソウゴ。
黎斗はまず日本国から独立し、いずれは世界中を支配し、民を跪かせるのだと野望を語る。「それだけ?」とソウゴもがっかりの野望です。
王様になって調子に乗るのび太ぐらいのコトしか言っていないため、もはや教わる事も無しと分かり、この魔王は倒す事にしました。

「同じ時代に王は二人もいらない」

王は国ごとにいるから一人じゃないので、ちょっと気になる言い方。しかも「国」ではなく「時代」と言っている。
やはりこの台詞はメタ的な意味で捉えられる。

「同じ時代(放送時期)に王(仮面ライダーを冠する番組)は二人もいらない」

歴史改変が行われながらウォッチを集めるジオウは、その言葉通り、他の王(ライダー)を消し去ってジオウだけの時代を作っていることになる。
このままだと2000年に放送開始した「仮面ライダージオウ」が20年間放送されていたコトになってしまう。
ソウゴの意図せざることと言え、状況は相変わらず全てのライダーの敵と成すに十分な存在に見えるわけで、この複雑な設定がどうなっていくのか気にかかります。
まぁ、平成ライダーの集大成なら、どうにもならずに終わる可能性も充分あるが(ぉぃ)。

「その時代の王を決めるのは誰か」という問いに対し、「俺だ!…と言いたいところだけど、そこに暮らす人たちだ」と答えるソウゴ。
王は民に認められる事で王たりえるのだと。それは王政じゃなくて民主制ですね…と思うのですが、とにかく民ありきであるというソウゴの想い。

これまたメタ解釈したがると、その時代の仮面ライダーというモノを支えているのは視聴者であるというコトになろうか…。
視聴者の記憶から失われたライダーの歴史が復活したりするとか…電王理論を絡ませて出来そうな気もするが。はてさて。
何となく番組の終わるまでに歴史は戻るんだろうと漠然と思ってはいますけど、別にその保証も無いし、今はただ歴史の変わる様を見守るのみ。
オリジナルオーズこと映司は政治家となり、多くの人と手を繋ぐことにまい進している。政治家の仕事は握手する事、ですからね。
この映司はライダーにならなくても自分の問題点を解消出来たんですね。だいたい皆さん、ライダーにならなくてもしっかり成長しているコトを考えると、ヒーローってのは変身できるかどうかではなく中身の資質なのだと訴えてくる。

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今日のドラえもんは…右京さんとオオカミ少年

本日放送は「あい棒」「アトカラホントスピーカー」でした。

「あい棒」は、二人で触れる事で共同作業に従事する道具。
職人やテレビドラマから相棒という存在に憧れ、自らも相棒が欲しいと言いだすのび太。
以前、映画で「特命係」という台詞もあったように、ドラ世界ではドラマ「相棒」が放送されているのです。
きっちりテーマソングも流れていて、贅沢な出演なのが分かります。再放送しにくそう(ぇ)。
ジャイアンと対決する為にスネ夫と協力し、熱い友情を育みながら目的を達成します。
相棒コラボありきなのか、この話が決まってからのオファーなのか…「相棒」と言わざるを得ない話になっているのを見る限り、前者かなと思っておりますが。

「アトカラ~」は、どんなウソでも本当になってしまうという道具をスネ夫が使う事で起こる騒動。
"うそつ機"や"ソノウソホント"によく似た道具。普段からウソばかり吐いているスネ夫が、そのウソの所為で苦しみだしたため、同情から道具を貸す事に。しかし、ウソで何でも叶うと分かるや都合よく利用し始めるコトに。
嘘をごまかす為に本当の事にして、嘘を嘘で塗り重ねて自分の首を絞める。万能めいた道具ではありますが、扱う人間は不完全でしかないため、最終的にツケを払う事になる。
なんで加速装置みたいに歯の奥に入れるんだと疑問も氷解する風刺と教訓のオチ。

オオカミ少年の話と、オオカミ少年(バンパイヤの水谷豊)という高度なコラボ回でしたね(ぇ

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今日のドラえもんは…炭酸水と魔法箱

本日放送は「いろいろソーダセット」「マジックボックス」でした。

「いろいろ~」は、飲むだけで特殊効果を得られるソーダ水。
「カテソーダ」「マケソーダ」「スカレソーダ」「キラワレソーダ」etc..バフ、デバフ効果を飲んだ者に与えるコトが出来ます。
ただし効果はトイレで用を足すまでの間となる。アンキパンもそーだけど、生理的分かり易さがあります。
出木杉を落としめんとキラワレソーダを飲ませようとするも、炭酸の暴発でのび太が飲んでしまい、みんなに嫌われてしまう。因果は巡る。ちゃんとソーダ水でなければ成立しないオチになっているのがきれいです。
また、出木杉が道具の効果ですが「のび太くんの事が嫌い」と言うのが、意外な見どころかもしれない。しずちゃんやドラえもんとも違い、全く感情的でなく「嫌い」だと言っている。嫌いだけど感情的にはならない人格者の一面なのか、あるいはここまで来ると感情が欠落しているのかと心配になるレベル。出木杉くんの深層は見えない…。

「マジック~」は、箱を通じて筒を動かし、目や手や足で行動が可能になるというアイテム。
遠隔操作で行動が出来るという道具なのですが、それだけなら色んな方向性がある中で、なんでこんなスタイルにしたのかが不思議です。目的からではなく、ビジュアルとしての発想から出来上がった話なのかしら。
そんな道具を使ってのび太が行うのは、奪われた漫画の奪還と復讐。漫画だけ奪って帰ればいいものを、ここぞとばかりジャイアンとスネ夫にリベンジを果たす。暴力の連鎖…人間の愚かしさが詰まっているなぁ。
どんな最新技術があっても人間のやる事は変わらないのだろうかと一石を投じるような投じていないような…。

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