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快盗戦隊ルパンレンジャーvs警察戦隊パトレンジャー #38「宇宙からのコレクション」

新たに見つかったコレクションは地球の上空を飛ぶビクトリーストライカー。
快盗、警察、乗り物を自在に操るコレクションを持ったギャングラーとの奪い合いが必至となる。

快盗と警察のハーフ&ハーフとは言いつつ、これまでの行動は快盗に寄り過ぎではないかと懸念されるノエル。一番の目的がコレクションの回収なので、どうしてもそうなりますかね。快盗心理抜きでの純粋な捜査活動をしているコトもあまりないし、コレクションも警察にはくれないし。

ノエルとパトレンジャーとの信頼関係が疑われる中、ノエルのピンチを救うのは国際警察。それは単純に職務でしかないといえばそうなのだけど、その警察官としての矜持にほだされるノエル。

今回、パトレンに助けられる側だったノエルがパワーアップという、販促回としては変化球な展開にも感じられますが、警察側との関係深化という部分ではドラマ的には結びついていると言えるのかな。
諸事情でパトレン側への販促アイテムは供給されないらしいですが、警察とノエルの深化によってエックスが強化されるので、結果的に警察サイドの強化回っぽく見せているのかも。上手いもんだなぁという気持ちと、様々な苦慮が見えるような…。

今週は怪人が2人も登場したのに、ザミーゴがあっさりと一人処分してしまいました。
貴重な新作の怪人スーツがあれきりのはずない…復活するやろ…と当然の推測がされるのですが、もしそうであるなら、それはつまりザミーゴの氷で砕けた人間は復活し得るというコトになる。
快盗の願いを叶える為の、コレクション回収とは別の道があるかもという魁利たちの希望が見えてくることになる。
作中で復活の布石も見えてないのに先走るなという気もするけど、でも、そうとしか思えないですよね…。
怪人スーツ幾らかかる思とんねん…。

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仮面ライダージオウ EP09「ゲンムマスター2016」

突如、日本からの独立宣言を発表した大企業の社長、自称・檀黎斗王。
王様になりたい人が他にもいたのかとお近づきになりに出向くソウゴたち。しかして檀黎斗はアナザーオーズの資格者となっていたのでした。

欲望をテーマとするオーズだけに、アナザーオーズは平成ライダーの中でも屈指の凶器溢れる欲望の持ち主が選ばれる。
なんというか、そういうパターンでの客演もありなのかと膝を打ちます。味方になってくれるレジェンドだけでなく、こういう厄介な人も登場しえるというのは面白い。
でまた、これまでであればアナザーライダーの心も救わないと本当の解決では無いと描かれて来たけど、檀黎斗なら心底どうしようもないから救われなくても別にいいかーと妙な信頼がある(ぇ)。

話の方は檀黎斗の家来となって魔王に付いて反面教師的に学習しようとするソウゴと、魔王になるなら倒すしかないというゲイツの対立。以前、魔王になるようなら倒してくれとソウゴに言われていたのに、普通にソウゴにやられてしまった。
ソウゴの狙いについては以下次回ですが、ドラマ自体はゲイツとの関係性の話なので、引き続きゲイツやツクヨミとの信頼を構築することがシリーズ序盤の目的なのだなぁと感じられます。

アナザーオーズの落としたウォッチに2016と書いてあったから2016年に行くも、それはアナザーオーズの誕生した時間ではなかった。
エグゼイドの歴史が消えているのでゲンムは登場しないけれど、前回のビースト同様、サブライダーも自分のウォッチを持っているので檀黎斗もゲンムウォッチを所持していた。
ゲイツ達はアナザーライダーがゲンムなのかオーズなのかなんてコトは知らないので、行くしか無いという…なるほどややこしい状況。

どういう工程で今回の話を作っているのか分かりませんが、この複雑なミスリードの構造自体がキャスティング前提になっていて、もしスケジュール取れなかったら成立し得ないモノになっているのが驚きでもあります。
かなり早めに押さえたのだろうか…。

壇黎斗、また次回予告でソウゴが言っている「(同じ時代に)王は二人要らない」という言葉。
「ジオウ」の世界観を如実に表すかのような、メタ的な言葉に受け取れます。
同じ時代に王は二人いない。つまり、同じ時代に主役ライダーは二人存在出来ない。
「ジオウ」の構造にも言及してくれる話なら嬉しいぞ。

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今日のドラえもんは…合体とスーパーパワー

本日放送は「合体ノリ」「行け!ノビタマン」でした。

「合体~」は、動物や人と合体してその体と能力を身につけられるノリ。
合体とはいえ乗っ取る側の頭部だけが首の上に乗っかるわけで、その光景はなかなかに恐ろしい。
ヘビや犬、鳥や魚と合体して、それぞれの能力を駆使して失われたヘリコプターの玩具を探します。
動物の特殊能力の面白さを見せると同時に、顔だけはのびドラという絵面のインパクトで魅せてくれます。
サイエンスと漫画としての面白さの両立。

「行け!~」は、地球とよく似た別の星へやって来たのび太達がヒーローになってしまうお話。
地球によく似てはいるが、重力が小さいために建物も脆く、のび太達はその星の人々と比較すれば強大なパワーを持つスーパーヒーローと同じであると描かれる。
「宇宙開拓史」のベースのお話ですが、「『スーパーマン』はどうしてスーパーパワーを持っているのか」という疑問をSF的解釈で、しかもとても分かり易く見せてくれる。また、道具によって強化されるという「パーマン」とは別の解釈になっていますね。
SFとして「なるほど」という面白さはありつつ、シンプルに誰もがヒーローに慣れるかもと思わせる痛快なヒーロー譚として出来ていて、非常に楽しい話です。
別の星なのにどう見ても地球にしか見えない設定なのは、どちらかというと並行宇宙設定の活用にも感じられますが、とにもかくにも「スーパーマンをやりたいんだよ!」という作者の想いが溢れている。
今風に言う「俺TUEEE」系にも連なるのですが、別にのび太自身は強くなっていないコトに対しての説明がシンプルで分かり易い。そしてまた、あくまで一時の夢でしかないと描かれる。長く居ると「迷惑ガリバー」の話みたいに「出てけ!」って言われそうだし、その方がF作品ぽいかなとも思えますが。

快盗戦隊ルパンレンジャーvs警察戦隊パトレンジャー #37「君が帰る場所」

相手を強制的に自宅へ帰してしまう強制帰宅ビームに苦戦する両戦隊。ならば自宅の無いキャンプ生活をすればビームは実質無効化されるはずだと奇しくも双方考える事に。

強制帰宅ビームとかいうふざけたネーミングの出だしから、魁利にビームが効かないコト、帰る家が無いという闇を見せつける話が描かれます。
透真や初美花でさえレストランの下宿を自宅と認識しているというに、魁利はそうは思っていない。以前、圭一郎を介抱した際に登場したあのベッド以外に何もない部屋が魁利の部屋だとすると、その闇深さは前から提示されていたというコトになろうか。

自宅というのを「帰る場所」と考えると「過去」、「住んで居る場所」と考えると「今」の象徴であると捉えられて、快盗警察の双方のテーマで考えることは出来そう。
マグナムを手に入れた回では兄の幻影を撃った魁利。過去を取り戻したいはずなのに過去を捨て去り、とはいえ未来志向でもなく、闇落ち必至という印象でしたが(快盗の時点で闇落ちしているという説あり)、自宅が無いというのはやはり「過去」も「今」も存在しない者であると言っているかのよう。

魁利が「過去」「今」どちらも欠けていると仮定した場合、「過去」を取り戻したい快盗、「今」を守りたい警察、そのどちらも揃うことでやっと魁利を救えるのだというコトになりそう。
ドラマ面での共闘の道が見えて来るような…。
なるほど、繋がって来たかも…。

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仮面ライダージオウ EP08「ビューティー&ビースト2012」

アナザーウィザードを倒す為にはオリジナルのウィザードが何処にいるのか確認しないといけませんが、ゲイツはウィザードウォッチらしきモノを持ったキャンパーに遭遇する。
記憶を失っているキャンパーことマヨラーに思い出してもらうべく、アナザーウィザードをまずは倒す事に。

それに伴い、何で過去ライダーの歴史が消え、記憶が消えるのかというお話。アナザーライダーがオリジナルの歴史を奪い取ってしまう事で記憶が消える…というのは分かるとして、何故アナザーライダーを倒しても歴史が戻らないのか…まではまだ分からない。
物語の核心部分だけに、まだまだ…。

絶望から人を襲い始めたアナザーウィザードこと早瀬を2012年に行って倒そうとするゲイツと、2018年のアナザーウィザードと戦うジオウ。
もはや2018年のアナザーウィザードと戦っても意味無いでしょとマジレスをかますウォズさんに「ですよねぇ」と思いつつ、ソウゴは2018年の早瀬自体も救おうとする。

ただアナザーライダーを倒しただけではその人間を救うことは出来ない。ソウゴは2012年と2018年の早瀬を会話させることで、その心を解きほぐす。
時間モノを活かした解決法でなるほどなと。タイムパラドックス原理主義で見るとややこしいですが、こういうのは「ドラえもん」みたいに「おかしいのでは」が残るぐらいが面白いと感じるタチなので、支障なし。

ソウゴがどの人間にもフラットに接するコト、その人の心を救いたいと思っているコトなどが詰まった話になっていたでしょうか。
現時点でソウゴ自身は何もドラマは持っていないので、ソウゴによって周囲がどんどん変化していく物語。それは人々の心理や関係だけでなく、歴史も含めて…。

しかし、仁藤がゲイツからウィザードウォッチとビーストウォッチを貰ったなら、完全に晴人はノータッチになってしまい、オリジナルが介在しなくても誕生するというウォッチの謎がまた増える。

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今日のドラえもんは…魔法と温泉

本日放送は「魔法使いのび太」「野比家、夢の温泉旅行」でした。

「魔法~」は、魔女っ子番組にあこがれ自ら魔法使いになりたがるのび太の為、自分で魔法の使用法を決められる“魔法辞典”での一編。
箒で空を飛ぶ時は頭を3回触る、あるいは「スーイスイ」と唱えるなど、行動や呪文によって発生条件を決めることが出来る。一種のプログラミングですね。
なので、あまりに簡単過ぎる条件だと使いたくない時にまで頻繁に発生してしまうし、複雑すぎると使い辛くなる。組み合わせまでプログラミングするとさらに複雑ではあるが面白そうでもあるアイテム。
原作では「女の子の番組だろ?」というドラえもんの問いに「女でも男でもおもしろいものはおもしろい。」と答えているのですが、今回その性差発言自体がオミットされておりのですね。むしろ原作ままの方が現代的なメッセージに則していると思うので、切る必要も無かろうと思うのですが。
まぁ、その場合は22世紀のロボットのくせに考えが古いという矛盾が生まれたりもするわけですが。

「野比家~」は、立体映像を映す“室内旅行機”で野比家を温泉旅館にしてしまうお話。
立体映像によって室内に居ながら、ジャングルでも宇宙でも行ったような気分が味わえるアイテムを用い、束の間の温泉旅行気分を味わう野比家。
とはいえ、どんなに見た目が旅館に見えても野比家である事は変わりないので所作には気を付けなければならない。
幼き頃の印象でとても楽しそうに見えた話。普段暮らしている家が全く別の空間に変化してしまうというのは、実にドラえもん的な面白さだと感じます。見慣れた日常が少しだけ非日常に変化するという、それ。

帽子をかぶってない安雄というレアな画もありましたが、今週は来年公開の映画情報も解禁されました。
去年もちょっと遅かったけど、今年はすこぶる遅いです。遅めに情報を出すことで、一気に放出する狙いなのか、今年の映画が思いのほかヒットしたから遅れたのか。
とはいえ安堵安堵。

仮面ライダージオウ EP07「マジック・ショータイム2018」

巷で人気のマジックショー。
そのあまりに見事なマジックに、これはもうアナザーライダーを疑うしかないでしょとソウゴ達。仮面ライダー特有の超速理解術。特に証拠は無くても怪しい奴はアナザーライダーと疑え。

アナザーウィザードさんは、勤めていた見世物小屋と支配人のお嬢さんを助ける為と思い、ウィザードの力で手品を見せる事にした。
オリジナルのウィザードも、ヒロインを救うためというのが最も大きな目的だったので、アナザーさんとはそれが共通している。
少なくとも劇場で手品を見せている時点では、ヒロインを救う事と大衆を喜ばせる(希望を与える)事が同期しているので、むしろ性質はオリジナルに近いとすら言える。

アナザーさんが頑張るも小屋は取り潰しが決まるし、ヒロインは婚約者がいるし…と、報われない。いや、でもオリジナルも報われてはいなかったのだけれど。
周囲の人間に希望を与え、周囲の人間のおかげで絶望しなかったのが晴人だったと思うと、アナザーさんはそんな人たちが周りに居なかったのかなと思える。
となれば、前回のエピソード同様に仲間について言及されている話になっているのも筋であるか。

仮面ライダー 各話レビュー

快盗戦隊ルパンレンジャーvs警察戦隊パトレンジャー #36「爆弾を撃て」

ギャングラー怪人が町で配るネックレス。人間の怒りを吸収して爆破エネルギーに変換するとのコト。
普段から怒っている圭一郎もネックレスのおかげで大人しくなる…と咲也の狙いが裏目裏目に出る羽目に。

タワーに設置された爆弾を解除するには、咲也にかけられたうっかりミスの呪いを解くしかない。その為には先に怪人を倒さねばならない。
といったトコロでルパンレンジャーが手を貸してくれる展開。優しいなぁ、おい。
今回はほぼ警察のみでも成立する話にはなっているのだけど、一応テーマ通りに快盗との共闘を入れて解決したという感じだろうか。


怒りを吸収して最後に爆発するという、まぁまぁ棒ライクなアイディアなのですが、前回予告の印象と違ったのは咲也のお話だった事。
すぐに怒る熱血肌の圭一郎が怒らないように奮迅する様を楽しむ喜劇かなと思われたのですが、軸は咲也の自信を回復する話。
アイディアはどう見ても圭一郎を美味しく見せる調味料なだけに、ちょっと勿体ない気がするのだけども。

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今日のドラえもんは…バカになる時間式借り物競争

本日放送は「時を走れ!タイム借り物競走」「時限バカ弾」でした。

「時を~」は、借り物競争の練習と称し、時空を超えた借り物競争をする“タイム借り物競争キット”で遊ぶお話。
カードに書かれたモノを既定の年代から借りてくる競技。競技でありつつ歴史や文化の勉強になるというコトらしいですね。
今は無き洗濯板(そうかな?)から古代のオリーブ冠まで、色んな時代から借りてくる。お客さんには伝わり辛そうですが、競技者にとっては冒険も味わえて楽しそうです。
借り物競争の体を成してはいるものの、そのアイテムがいつごろ使われていて、どういう意味があるのかなどが勉強になるのです。

「時限~」は、爆発するとバカな事をしてしまう爆弾。
出木杉への嫉妬に狂ったのび太は、バカ弾を出木杉に使用してしずちゃんの前で恥をかかせてやろうと企むのです。うーむ卑劣。
シンプルな悪戯アイテムで、爆発すると謎言語を喋って踊り出す。正直、この辺にF先生はナンセンスギャグ漫画は苦手なんだなというのが垣間見える(ぇ)。難しいからね。い、いや、バカである事を見せるくだりだからギャグとして成立している必要はないのだ…うん。
罪無き者を狙った攻撃はのび太自身へと返って来る。しかし、「バカみたい」というしずちゃんの評価は話の始めと終わりで何ら変わっていないという、帰結の綺麗なとても哀しみ溢れるオチ。

仮面ライダージオウ EP06「555・913・2003」

アナザーフォーゼを倒したかと思いきや、中から現れたのはアナザーファイズ。事件が始まったのは2011年より前の2003年だと分かり、更なる調査が進む中、被害者の少女が既に死んでいるはずだと突き止める。

タイムスリップと歴史改変があるので、ただでさえややこしいとされる「ジオウ」。今回のエピソードはフォーゼだけでなくファイズも扱う為、2018年・2011年・2003年と三つの時間軸が描かれて更に複雑。
ですが、その二つのアナザーライダー能力を巡る複雑な話が、クライマックスではソウゴとゲイツの協力という展開に至って、今回のテーマであった「仲間」をしっかり描いた映像に昇華されていたなぁと思いました。

二つのアナザーライダーを描くのは二つのライドウォッチ販促の為なのでしょうけど、それがきっちり「ジオウ」の話でやりたい事に繋がっていて、構成的に見事だなと。
でもって、ちゃんとフォーゼからは「仲間」、ファイズからは「死者復活」というモチーフを引用して一つの話になっている。
番組としてやるべき事がとても多い中で、今回のエピソードは最後のぎゅうっと収束してくれたなという印象で、とても良く出来ているなぁと感心なのでした。

そして坂本監督お馴染みの主題歌演出も良い。
構成厨的には満足度の高い5~6話です。

あえて気になるトコいえば、巧と草加の仲悪そうな二人が「仲間」という意味深さはオリジナルの「555」を見ていないと伝わらないだろうという点でしょうか。やはり過去番組を見てないと分からないというくだりは、この手の番組でどうかなーと思ってしまうので。
やはりここは「同じ番組の仲間」というメタ解釈が丁度いい。便利。

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快盗戦隊ルパンレンジャーvs警察戦隊パトレンジャー #35「良い人・悪い人・普通の人」

ギャングラー怪人によって善人・悪人・元の人格と三つに分裂してしまったコグレさん。6時間以内に戻さなければ死んでしまうと分かり、快盗たちは東奔西走、散り散りになったコグレさんを探し回る。

普段ふらりとやって来ては快盗らを利用している怪しげなコグレさん。どういった思惑で動いてるのかも見えない為、実は邪悪な存在なのではと勘ぐるのは視聴者的に必至なのですが、今回の話の中でコグレさんの頑張り、善人の一面も見える。

個人的には、善人の一面が見えるという以上に、人間だったのか…というコトが驚きポイントでもありました。快盗たちの頑張りを見てほだされる一面もあれば、青春時代に不良に憧れる面もあったという。
今回の話を見てしまうと、コグレさんが普通のおじさんと同じだと感じられてしまいます。なんてことだ…。

どこかでコグレさんは裏切ると期待(?)していたのですが、今回の話で少なくとも劇中悪にはなり得ない人なのだというコトが提示されました。
コグレさんの中にも善と悪の感情があって、魁利たちに対して申し訳ないという気持ちを持っている。そして、善と悪のどちらも無ければ人間として存在し得ないのだと体現された話。
善と悪、快盗と警察の双方が必要であると。

今回はルパンマグナムの巨人形態も登場。
ほぼ同じポーズでスイーと滑るだけなのに楽しい。

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仮面ライダージオウ EP05「スイッチオン!2011」

巷で起きている連続女子高生失踪事件。
被害者の妙な共通点から、アナザーライダーの仕業と踏んでやって来たのは天ノ川学園。
案の定、姿を現したアナザーフォーゼとやりあう後、ライダー部の元顧問・大杉から現顧問である教師が残したフォーゼウォッチを受け取る。

これまでオリジナルの資格者からウォッチを継承するという儀式が行われていたので、その役者が登場しない場合はどう処理するのかが一つの懸念材料だったのですが、なんともあっさりと代理で済ませてしまった。
あ、なに、それでもいいんだ…。「本人から認められる」という部分が大事なのかと思っていたのだけど…そうかぁ、弦太朗は心が広いや。

2011年でフォーゼウォッチを用いてアナザーフォーゼを倒すも、アナザーフォーゼの中からアナザーファイズが出てきて次回へ。
アナザーライダーの重ね着、なるほどそういう仕様もありなのかと感心です。これで一度に二つのウォッチ販促が可能に…あぁ、うまい!

フォーゼとファイズ、「流れ星」というキーワードで繋げてはいますがテーマ的な繋ぎではかなり難しい両者です。
あくまで「ジオウ」のお話としては「仲間」を描くエピソードなわけで、フォーゼで仲間を絡めるのは定石として、ファイズを利用してそのテーマをやる難しさが垣間見えるかもしれませんね。予告で草加の事を「仲間だ」と巧が言ってましたが、拡大解釈ではなかろうか…と思ってしまう節があります。
まぁ、あの乾巧と草加はTVシリーズのファイズとは違う歴史にいるので、意外と仲の良い面もあるのかもしれないが。
いや、あるいはメタ的に「同じ番組内のライダー」という意味での「仲間」と言っているのかもしれない。などと次回の事について考えても仕方がない。

ファイズは平成ライダーの中ではむしろ孤高なイメージが強いだけに、仲間にいつも囲まれるフォーゼとの対比の中で「仲間」を描こうというコトなのかもしれない。
あくまで大事なのは「ジオウ」の物語だから。

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快盗戦隊ルパンレンジャーvs警察戦隊パトレンジャー #34「伝説の銃」

ルパンが自ら隠したというお気に入りの一品ルパンマグナムを求めてルパンの隠れ家へとやって来たルパンレンジャー。
罠を掻い潜ってマグナムに近づくも、それぞれに取り戻したい者たちの幻影が目の前に現れるという罠(?)が待っていた。


氷漬けになって粉々になった大事な人たち。その幻影を自ら銃で撃たなければマグナムは手に入らないという。
幻影の中の人たちは、「消えてしまった自分たちの事はイイから未来へ向かって歩いてくれ(意訳)」と言ってくる。
所謂、過去に縛り付けようとする亡霊ではなく、むしろ未来へ向かってくれと背中を押してくれる亡霊です。凄くありがたい風に見えるわけですが、透真に初美花、ノエルはその亡霊を撃つことが出来ない。
大切な人を取り戻すためにコレクションを集めているのに、コレクションを集めるためには大切な人を捨てろと言っている。

その矛盾を処理できない3人は敗れるが、魁利だけは兄の幻影を撃つことが出来る。
ただそれは、過去を取り戻したいのに過去を捨てるという新たな矛盾にも見える。

兄のようになろうと背中を追っていた魁利ですが、兄を取り戻す為に始めた快盗が今では自分の天職であるように感じるという。
兄(過去)を取り戻す為だった行為が、結果的に兄への呪縛、コンプレックス(過去)を解消してくれたというのである。

ふむむ、果たして魁利のこれが良いのか悪いのか…というのが判然としかねる。
何となく、過去は変えられないけどそれも抱えたまま未来へ行こうという結論になる番組だと予測しているので、それに照らせば劇中善ともなり得ない気がしますが、かといって透真たちは時間が停まったままです。
どちらにせよマズそうというか…どうもアルセーヌ・ルパンの思惑通りに進むことは、決して快盗らを救うコトにはならなさそう…と現時点では感じますが。はてさて。

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