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快盗戦隊ルパンレンジャーvs警察戦隊パトレンジャー #16「仲間だからこそ」

ギャングラーの能力により透真とギャングラー怪人の中身が入れ替わってしまう。
怪人態となった透真を匿いつつ、元に戻る為の思案を捻るが、透真になったギャングラーはモテ期到来を楽しんでいるのであった。

ギャングラーからしたら地球人の身体は気持ち悪かろうという視点がF漫画ぽくて好い。地球人の女子にモテるコトは嬉しいのかという疑問はそこそこに、でもチヤホヤされたらどうでもよくなるかもなぁ…。

ギャングラーは体を返す気が無いとなれば、いよいよ透真の身体を処分しなければならないかもしれない。いつかした約束のように、誰かが倒れても残った者で願いを叶えればいいという。

戦隊お馴染みの入れ替わりエピソードなのですが、ドタバタ喜劇でありつつ、本筋は結構シリアスなお話。
例年だとずっとギャグで回すような話でも、基本ストイックなルパンレンジャーがメインだとシリアス話になってしまうという、分かり易い例かもしれない。
「快盗戦隊ルパンレンジャー」という単独番組だと話がいつも暗くなりそう。そこが独自性でルパレンの長所でもありますが。

いつか来る女装回や野球回でも、やたらシリアスな顔してドラマを作るかも…それはそれで見たい。

スーパー戦隊 各話レビュー

仮面ライダービルド 第37話「究極のフェーズ」

エボルトは戦兎の体に入ったおかげで万丈は解放されるも、万丈は変身が出来なくなる。万丈の中にあったエボルト遺伝子は本体へ吸収され、万丈は普通の地球人になってしまったのだとか。

戦えるのは一海と幻徳しかいないものの、父親を失い意気消沈の幻徳も変身出来ないという。ライダーシステムは感情の閾値が一定のラインを超えなければならないが、父親の死で幻徳は気持ちが消えてしまったのだと。
この設定は結構面白い設定だので、こういった後出しジャンケンじゃなくて(ぉ)もっと早めに出してくれたら良かったかも。変身という現象と感情のドラマが一体化し易いし、感情の高ぶりで強くなれるというコトを原理的に説明可能になる。

変身出来ない筈の万丈はフルボトルを握って生身で立ち向かう。その中で、再び変身が可能になる。
エボルトの遺伝子が抜き取られたとはいえ、生まれる前から備わっているなら残っていてもおかしくない(というか『抜き取る』コトの方が分かりませんが)。
感情の閾値を超えたことによって変身が可能になった、というコトでもあるのかもしらんですな。

これによって万丈は、エボルトとは関係なく仮面ライダーという力を手に入れたコトになる。
桐生戦兎が葛城巧の影響を受けずにライダーの姿となったスパークリングと同様に、誰かの策略も思惑も関係なく、自らの意思と力で変身した姿がグレートクローズなのだと言える。
支配から逃れた、自由の戦士・仮面ライダーの姿。

誰の影響下になくといっても、正確にはグレートクローズはクローズドラゴンを利用している事とその赤と青の色合いから、万丈と戦兎のベストマッチを意味しているので、その二人の関係性の深化によって新生するコトが出来たのだとなる。

そんなこんなでエボルトさんはエボルトリガーをゲットし、戦兎は葛城巧の人格に戻ってしまう。本当に佐藤太郎じゃなかったんだな…。

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今日のドラえもんは…忍びと輪

本日放送は「ニニンジャ!からくり忍者屋敷」「友だちの輪」でした。

「ニニンジャ~」は、忍者型のロボットが野比家をからくり屋敷にしてしまって大騒動なお話。
誤って起動させてしまった不良品の忍者ロボットがジャイアンを成敗し、さらに野比家を好き勝手に改造する。
ドタバタわちゃわちゃするのみに特化したお話で非常にシンプル。パパの上司も久しぶりに登場。

「友だち~」は、神成さんの家にやって来ている美少女と友達になる為、誰とでも友達になれる“友だちの輪”を使おうというお話。
髪の毛のキューティクルが際立つほどに作画も頑張っている美少女ミズエさん。ミズエさんと仲良くなるためにまずジャイアンとスネ夫と友だちに、神成さんと友だちに、という流れは友だちの輪の広がりというテーマで悪くない気がする。
オチは、今の友達関係を蔑ろにした因果応報というトコロに落ち着きますが、それもちゃんと前半に布石を打っている構成なんですよね。ふむふむ。

快盗戦隊ルパンレンジャーvs警察戦隊パトレンジャー #14「はりめぐらされた罠」/#15「警察官の仕事」

幼稚園の遠足予定地の山中でギャングラーの存在が疑われるとのコトで調査に乗り出す国際警察。
ギャングラーに追われる一般市民からビークルを預かり、そのビークルで地中を捜査できるのではと考える。
しかし、それは国際警察を始末する為の罠であった。ビークルに乗り込んだ圭一郎は毒矢を打たれ重傷。
咲也と初美花もドグラニオ親分の攻撃で深手を負う。

無事に遠足できる約束を守るため奮闘する圭一郎。
「今」というよりは「未来を守る」テーマですね。どちらでも可能なのかな警察側は。
かたやギャングラー側は国際警察への恨み・復讐なので、「過去」「未来」の対立構図になっているのだと。いや、しかしあのやられ方は可哀そうよな。

国際警察は怪我を押してギャングラーに挑む。
街を守る為であり、怪人を倒せば毒が消えるはずという特撮でよくみるアレを信じる。

圭一郎は毒矢を受けても引き返さないし、病院から抜け出して戦いにも参加する。執念とか正義感でもあるけど、初美花の言うように今回は運良く生きていただけに過ぎず、次同じ事をすれば死ぬかもしれない。
つまり、「みんなを守るために自分は死んでも構わない」と圭一郎は思っている。ふむふむ。

快盗と警察の対立軸には、「過去指向」「未来指向(今?)」というのもあるけど、「自分の為」「みんなの為」という軸もある。
これまで快盗側のドラマが描かれる中で感じたのは、快盗側が警察と触れ合う中で「過去は変えられない」コトを受け入れて変化する物語…なのかなと予測していました。

とはいえ、それだけだと一方通行。

警察側も快盗から何らかの影響を受けて変化していく物語があるのでは…と考えていた中、今回の話がそれを提示してくれたようです。
警察側が快盗からの影響で「自分も大事にする」コトを受け入れる物語になることで、快盗と国際警察は対等になれるのです。

何となく見えてきた気はしますね。
勝利の法則は決まった。

スーパー戦隊 各話レビュー

仮面ライダービルド 第35話「破滅のタワー」/第36話「エボルトは星を狩る」

万丈の身体へ入ったエボルトはフェーズ2へと進化する。
パンドラボックスに全てのフルボトルをセットした時にタワーは完成するため、そうはさせじとボトルの争奪戦が繰り広げられる。
最後のフルボトルはフェニックス、不死の命を持つ火の鳥。

先日「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」を見たので、宇宙から来た金尾ボイスで不死の命を巡る戦いをしているの、元ネタなんじゃないかと思えてきました。

最後のボトルも奪われてタワーが完成すると、出現したのはエボルトリガー。しかし、トリガーが発動するにはまだ何かが足らない。
火星の王妃ベルナージュさん曰く、ドライバーを破壊しエボルトを倒すも箱の中に逃げられ、地球に来た際にボトルを空っぽにしたのもベルナージュさんだという。
そのせいで10年近く眠らされたのだから、みーたんは怒ってもイイ。
だもんで、美空がボトルを元に戻すことも可能だったというコトになるのか。

パンドラパネルは更に箱の形となってドライバーの強化アイテムとなるとのコト。しかしそれは人体の限界を超えた力を呼び起こす為、非常に危険である。
戦争が起きた責任を感じる戦兎はその贖罪の気持ちもあってか、一人でキツイ役目を被うとする。
この、一人で何とかしようという自己犠牲的行動はテーマに反した行動なので、残念ながら上手くはいかんのですな。
違う者同士による協力が勝利の法則なので、戦兎は贖罪のあまりその法則を忘れていると言える。

戦争が起こる事でビルドはどんどん強化されていく。その開発が延いてはエボルトリガーの起動に繋がる。だからエボルトは戦争を引き起こしたのだという。また、戦兎を毒では殺さなかった理由。
戦争によって科学は進歩する。だが、その全ては結局もって破滅に繋がっているのだとエボルトは言うのです。エボルトがやったのはけしかけるだけで、それが無くとも人間のエゴイズムによって同じ結果になったろうと。

ま、人類側の諸悪の根源・難波会長はスカイウォールの光を浴びたという情報が無いので、元からあんなヤバイ人だった可能性ありますからね…。
やはり人類は滅びる運命なのか…。

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今日のドラえもんは…----------------------------------

本日放送は「のび太は世界にただ一匹」「地平線テープ」でした。

「のび太は~」は、絶滅危惧種への効果を疑似的に作り出す“国際動物保護スプレー”のお話。
スプレーをかければ、どんなに珍しくない動物でも絶滅危惧種の如く丁重に扱ってくれるとのこと。
のび太は不幸な境遇にいた動物を助けようとスプレーを使っていたが、自分が最も不幸ではないかと気付き、自分自身にスプレーをかける。そのおかげで世界に一匹ののび太は周囲から絶滅危惧種として丁重に扱われ始める。
原作では冒頭に紹介される動物はトキでしたっけかな。数十年の間に保護施策もかなわず実際に絶滅してしまった哀しみが溢れます。
絶滅危惧種側の視点になってみる話で、チヤホヤされつつも結局は周囲の人間の思惑に翻弄されてしまうコトが分かる。人間の都合で絶滅しかけ、人間の都合で保護されて閉じ込められる。SF短編「絶滅の島」では更に強烈にその理不尽さを描いていますねぇ。

「地平線テープ」は貼るだけで何処までも地平線が続く超空間に行ける道具。
土地を作り出す系のアイテムの一つなんですが、今になって思うとこれ、「背景描くの面倒くさい」という発想もかなりあったのではないかという風に思ったりもします。いや、この回のアシスタントさん達は大喜びでしょ…。
この原作、地平線の概念も知らない幼い頃に初めて読んだので、変な風景だなぁという印象だったのだけど、アニメで見てもやっぱり変な風景ですね。そしてアニメ美術においてもあまりにありがたい風景。直線にグラデかけるだけや…。
漫画としての実益とSFが融合する、素晴らしいアイディアじゃないか、うむ。

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今日のドラえもんは…客観視の寓話

本日放送は「ママをとりかえっこ」「ざぶとんにもたましいがある」でした。

「ママを~」は、こっぴどく叱られて家へ帰るのが嫌になった子ども達がそれぞれの親を交換してみるお話。
別の母親と接することで、母親と言う存在を客観的に判断し、また自分の事も見つめ直すことが出来る…という、なんとも教訓みの高い話です。
親の愛情という話を描く上で、変にイイ話にすると大人視点での押し付けになりやすいけれど、自分の親が変わったらどう感じるかと想像し、子ども視点で自分の結論を得られるのが良く出来ているなーと感じる。
「結局親だって人間だもんな」というのは好いセリフですよね。パパがおばあちゃんに甘える話でも、「おとなは甘える相手が居なくてかわいそうだ」と、子どもにとって絶対的な存在に映る大人を、子どもと同じ不完全な人間なのだと描いてくれている。結果共感しやすくなる。
同時に、いつも描いている価値観の変化、相手の立場で考えてみる様を見せているんだよなぁと。

「ざぶとんにも~」は、どんなモノにも魂を宿らせることが出来る“たましいステッキ”のお話。
SFなので実際の魂というよりかは、ロボット的な効果をもたらせるという解釈の方が近いのかもなぁ。
これまた、普段想像もしえないモノたちの身になって考えてみようという教訓性があったりして、実にF漫画らしい。
「せっかく魂が入ったのに戻させるか!」とモノたちから反乱が起きるのもSFの定番やなぁ…。

快盗戦隊ルパンレンジャーvs警察戦隊パトレンジャー #13「最高で最低な休日」

つかささんはお目当てのぬいぐるみが貰えるイベント目指して遊園地へ。そこでばったり遭遇した初美花と共にイベントを回ることに。
前のつかささん回でもそうでしたが、わざわざこの回の為にぬいぐるみを新造しているっぽいのが凄い…。

初美花はつかさと共にお化け屋敷へと入り、怖がっているつかさの姿から氷漬けにされた親友の事を思いだす。
初美花はつかさに亡き親友の姿を、魁利は圭一郎に兄の姿を、透真は咲也に恋人の姿を…ではなく陸上を頑張る少年に見る。咲也への矢印が足らない…。

ま、咲也の事はともかく、ルパレンの失ったモノをパトレンが補完してくれているという構図に見える。
あ、そう考えると恋人を失った透真と、いつも恋している咲也も補完関係(というか真逆?)にも見えるのか。いつか咲也が「死んだ人の事は忘れてナンパにでも行きましょう」と透真に言う、どうしようもない回があるかもしれない。

パトレンだけでは壊せないバーリアも、ルパレンと一緒なら破壊できるというのも示唆的ですなぁ。

今回つかさが、かつてギャングラーによって救えなかった多くの人間が居た旨を言及していますが、これはおそらく氷漬け事件ノコトでしょうから、国際警察にとってもアレは深い傷になっているコトが分かる。
同じ経験から、快盗は過去に起きたことを無かった事にしようとし、国際警察側は過去に起きたことを教訓に二度と起きないようにしようとしている。
過去へ戻るか、未来へ行くか。
アプローチは異なる。

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仮面ライダービルド 第34話「離れ離れのベストマッチ」

エボルトが復活し、東都首相が死に、さらに戦兎には毒を仕込まれる。悪事やりたい放題のエボルトさんは、戦兎の毒を消したいのならパンドラボックスと全てのボトルをよこせと言う。

交渉の中、エボルトさんは万丈の冤罪経緯について改めて解説。
そもそも万丈の中にはエボルトの分離した片割れが混じっていて、エボルトと万丈が一体化することで完全復活が成されるのだという。
今まで万丈の事を色々育ててきたのは、その為だったと。

ということで、戦兎とエボルトが万丈の相棒の座を巡って争うという三角関係が勃発です。
といっても、万丈を吸収しようと目論むエボルトと、並び立つ相棒というスタイルの戦兎で、その違いは大きい。
二つの要素を合わせるという意味では同じだけど、それが溶けあい融合するのか、それぞれの独自性を保ちつつ補佐し合うのかという違いを示しているようにも見える。ちょっとプリキュア的なテーマだけど。

葛城巧はエボルトが地球文明を滅ぼすために行おうとしているその計画を知り、両者を消しさろうとしたトコロを返り討ちにされ、顔を変えられ、佐藤太郎は殺された。
葛城巧は万丈も殺そうとしていたのだと教える事で関係を瓦解させようとするものの、万丈は戦兎を相棒だと信じる心に変わりがない。
並の地球人じゃないというトコロを乗り越えているので、もはやその程度ではクラッシュされませんね。

今回の説明で腑に落ちる点もいくつか。
以前の説明だと葛城巧がファウストに愛想をつかして抜けると言いだしたからみたいなコトでしたが、人体実験までしている科学者が、戦を争起こそうとしている秘密結社に対し愛想を尽かせる倫理観を持ち合わせているだろうかという疑問があったので、真の狙いが地球文明崩壊というとんでもねー大きさの話ならその疑問も解消されるなと。

エボルトとクローズの戦いの果て、万丈の体にエボルトが宿る。
マスターの肉体はどうなったのか…。

分割されていたモノが元に戻る、というのはこの世界の日本列島の状況を示唆しているようにも見える。
分割されてしまったが再び一つに戻りたい。その方法が、それぞれに手を組むという方法なのか、どちらかが相手を飲み込むという方法なのか…。

エボルトのそれは万丈の自我を消して飲み込むという方法。
そしてそれは、西都がやっている天下統一の方法でもあるのだ。

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