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快盗戦隊ルパンレンジャーvs警察戦隊パトレンジャー #12「魔法の腕輪」

足が速くなる魔法の腕輪を使って街を疾走するギャングラーからコレクションをあっさりと回収するも、男子中学生に奪われてしまい困惑のルパレン。
男子中学生は車椅子の女の子に徒競走での勝利を約束しており、その約束を果たすためにコレクションが欲しいのだとか。

コレクションである魔法の腕輪は、かつて透真の恋人が呼んでいた絵本に出てきたアイテム。魔法やフィクションを信じる事で現実を生きる糧になるという恋人の言葉がリフレイン。
そして、自分は速いのだと暗示をかけることで、コレクションの力は関係なく自己新記録を出す事となる少年。

まず、素直にほっこりとしたイイ話になっている。
その上で、あり得ない魔法を信じるコトで本当になるかもというストーリーは、そのまま透真自身にも還って来る。
死んだ人間が蘇るなんてコトはあり得ないコトで、コレクションを集めたら願いを叶えるなんてのは本当かどうかも怪しい話なのは透真達自身も分かっているはず。しかし、それでも透真たちは信じるしかない。
「ウソが本当になってほしい」という透真自身の願いが少年の走りに結びつく。

同時に、魔法は実際には無いけど自らの力で進むことが出来るという話でもある。
これは、死んだ人が蘇る話がウソであっても、透真たちが前へ進むことは出来るかもしれない…という示唆だと読み解く事も可能かな。

また、メタ好きおじさん的には、フィクションが現実の助けになるという話それ自体が凄く好きです。いいですよね。

ルパパト初の荒川回だったのですが、自作である「アクションヒロイン チアフルーツ」ネタ満載で、表向きイイ話の裏で遊びまくっているのがさすがだなぁと感心です。
まぁデカレンジャーの方でアキバレンジャーに言及させたりしているしなぁ。

スーパー戦隊 各話レビュー

仮面ライダービルド 第33話「最終兵器エボル」

東都首相を拉致したスタークから、エボルドライバーとの引き換えを言い渡される。
エボルドライバーはビルドドライバーの原型で、火星で発見されたそれを葛城巧の父が復元し、葛城巧がどこかに隠したのだという。
葛城巧時代の記憶も無いのにそんなん見つけられるかいなと思われた矢先、浄化装置の中からエボルドライバーが発見される。そんなご近所…。
こりゃスタークさんも悔しかろう…。

エボルドライバーを手に人質交換の現場へ赴く戦兎たち。
そこでまさかの手を貸す者は仮面ライダーローグ。闇落ちしてても父親は大事なんだなと思われたものの、実は仮面ライダーとなった際にパンドラボックスの狂暴化効果は消えており、元の優しい幻徳に戻っていたのだという。

仮面ライダーにそんな設定あったの?という気持ちは置いておいて、そうなるとこれは色々と話が違ってくるわけです。今まで悪役として信じていたモノがCRASHされてしまう。
赤羽を殺した時も、代表戦が終わった時も、既に綺麗な幻徳だったと…。おいおい、そっちの方が辛いだろ…。

幻徳は自ら行って来た非道の責任を感じ、国を一つにするための汚い仕事を自ら行う事としたのだろうと。だから東都に戻って来いと言われても戻るわけにはいかなかった。

ローグは悪の仮面ライダーと思いきや、ライダーになった時点で心が解放されていて、さらに難波重工による支配を脱したことで本来の意味での自由の戦士・仮面ライダーになったというコトになる。
今までやって来たことが充分酷いだけに、これから宜しくなとも言えませんが、その十字架を背負ったコトも含めて仮面ライダーなのである。

スタークさんはエボルドライバーを手にいれ、嬉々として変身。
そのままでもかなり強いのですが、フェーズ1と言われている通り、これからまた強くなっていく模様。ヤベーイなぁ…。
でもま、ハザードトリガーに付けた自爆装置を実は仕込んでいるのではないかという気はしないでもない。その場合、マスターの肉体と分離してくれてないと困るが。

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『映画 ドラえもん のび太の宝島』

今年の冒険はシンプルなタイトルの通り、宝探し。
財宝目指して大海原へと繰り出したのび太達は、この時代に何故か存在する海賊たちと衝突し、世界を滅ぼしかねない策謀の渦に巻き込まれていく。

今回の劇場版、例年とはちょっと違った布陣の制作陣で固められていて、期待と同時にそこそこの不安もありましたが、お話は実に王道な冒険譚として描かれておりました。
冒険へのロマン、ミステリー、誰もが共感し得る父子のドラマ、どれを取っても教科書に載るような王道の冒険譚の組み合わせで出来上がっておりました。

いつものドラ映画フォーマットに則しつつ、しかし制作陣の変化なのか、端々の演出のそれからは若干ドラ映画っぽくない部分も見て取れたかなとも感じます。
具体的な何かではなく僅かな印象でしかないけれど、前半パートなんかはドラ映画というよりはジブリ映画みを感じさせるというか…。
ある意味では、それドラ映画でやること無いような気はしつつ、しかしジブリ映画から失われた、一般大衆が見たいであろうジブリ冒険映画的なそれが(実に曖昧な印象論)、「ドラえもん」という枠の中で息吹いているようにも感じました。
「王道冒険映画」を作るうえで、最もそれを許容出来る枠こそが「映画ドラえもん」にあったのではないか…という風にも感じる。

なので、今年の映画は例年以上に「王道」感が味わえる作りだと思います。
ただ本来の「ドラえもん」はもちょっとドライな印象の作風なので(私見)、「王道」感がある分「ドラえもん」感は抑えられたような気もするのだ。
まぁ、これはオリジナル作の場合には詮無い部分でもあるのだけど。

ドラマの主軸は父子のお話。
ゲストキャラの少年とその父親との確執から和解。
そこにのび太が自分の父との喧嘩を重ねる。
実にお手本にしたいような王道構成で、分かり易く出来ています。

普段のドラ映画との差異で言うと、ゲストキャラのドラマをきっちりと描くため、かなり回想シーンが多めに使用されていました。
正直これに関しては「多すぎでは…」という気もするのですが、その分、ドラマ面の補強に繋がっておるのです。

「ドラえもん」という作品は短編でも大長編でも、基本的に回想やイメージシーンはあまり使われておりません。物語が始まったら終わるまでは時間が一直線に進むように出来ているのが殆ど。

時系列が行ったり戻ったりするのは、幼少期の子ども向け作品においては分かり辛さの要因になりやすいのもあってか、「ドラえもん」は時系列の反転を使わずにストーリーテリング、構成されているのが殆どなのです(全てがとは言わんです)。

ドラマ重視の作品だと回想シーンはどうしても多くなりがちなのですが、はっきり言って「ドラえもん」はそこまでドラマ重視ではありませんし、どちらかというとドライな作風がベースです。
「泣かせ」のドラマだけならドラ映画でもよくありますけれど、のび太が介在しないドラマで泣かせるのは珍しい(だから回想を多用しなければならない)のです。

そのあたりでもって、今回の映画は娯楽映画として「王道」でありつつ、しかしドラ映画としては変化球の装いを味わえる作品になっているなぁと感じるわけです。

ついでに、音楽が今作では服部隆之さんというのも「なんか…絶妙に例年とはちょっと違う」感を補強しているのかもしれない。
服部さんだと知らなかったので、「なーんかゴジラ2000みたいな劇伴だなぁ…」と思いながら見てたんですよね。どおりでな…。

でもって来年は…またオリジナル?
だとしたら3作連続オリジナルになるのかしら。

今日のドラえもんは…危険動物乗動物

本日放送は「うら山危険生物パーク」「はいどうたづな」でした。

「うら山~」は、本の中から本物の動物が飛び出してくる“ほんもの図鑑”から危険な動物たちが町中に放たれてしまうお話。
カバはイメージより危険な動物だとか、ラーテルは怖いもの知らずだとか、動物豆知識に溢れたお話。けものフレンズに対するドラえもん的アンサー(ぇ)。ドラえもんはどんなヒット作も内包出来るキャパがある。恐ろしいなぁ。
危険動物を回収しながらその動物の豆知識を紹介していくという事で、まさにこのお話自体が「動物図鑑」になっている。シンプルなお話ながらメタ的な構造が仕込まれているのだなぁと。
オリジナルですが、オチは原作「ほんもの図鑑」と同じ。安心感。

「はいどう~」は、自転車に乗れないのび太が馬に乗る為の練習として出してもらう道具。
この手綱を動物に着ければ、大小関係なく人間を乗せてくれるようになるとのコト。まずは野良猫、次に野良犬と試すも、すぐに振り落とされるのび太。
スネ夫たちにサイクリングを自慢され、その悔しさから乗馬しようと決意するのび太。いや、もうこの時点で色々おかしさが凄い。
そのおかしさを埋める屁理屈が、「自転車はタイヤが2本だけど、馬は足が四本だから転ばない」という、実に落語的というかのび太的な理屈で面白い。普通に話作りすれば、スネ夫が乗馬した自慢話から始まりそうなモノなのに。
こういう、始点と終点…どころか始点と中間点が既に全然違うという話は結構「ドラえもん」にも多くて、読んでいる分には意外と素直に読めるんだけど、冷静に考えるとかなりおかしい理屈だと気付かされたりする。
その辺はギャグ漫画としての面白さでもあり、ウソの上手さでもあるのかもしれぬなぁ。

快盗戦隊ルパンレンジャーvs警察戦隊パトレンジャー #10「まだ終わってない」/#11「撮影は続くよどこまでも」

コレクションを奪う前にパトレンにギャングラー怪人のブレッツを爆散されてしまい、意気消沈の一同。これでもう願いは叶わないのかと。
この意気消沈ぶりからすると、コレクションを全て集めないと願いは叶えて貰えないらしいです。コレクションの総数も分からないのに…どうしても叶えたい願いとはいえ、かなりアンフェアな契約に手を出してしまったもんだ。

ところが、怪人はやられたら巨大化する法則が適用されていないからまだ生きているのではと、一種メタ的な推察によって再び怪人を追う。たまにはそういう日もあるのかなと温い事は思わず、スポンサーの意向の強さをしっかり汲み取るヒーローの鑑。

かたや魁利は全ての元凶たる氷の怪人ザミーゴを探す。
復讐か、あるいは失われた人を取り戻す手を探る為か。
いづれにせよ過去への呪縛はより強固になる。

ブレッツを追うルートとザミーゴを追うルート、どちらも警察からの情報によって道を開く。快盗を救えるのは警察なのではという風にまた見える。
また、ルパレンは約束が果たされなくても仲間が別のやり方でフォローするという話で、助け合いの精神を若干取り入れて来ているようにも見える。このまま王道的戦隊像に寄っていくのかしら。


打って変わって撮影所編。
パトレンジャーは広報の為に映画に出演することに。
前々回からの3話中澤組なので、撮りやすい撮影所編が入るのだなと思ったり。

撮影所編らしく、ひたすらドタバタと悪ふざけする回ですが、メインは咲也。
ただひとり映画に乗り気なのは先輩二人の格好いい所を世間に知ってほしいからだという。なおモテたいからという気持ちもそこそこある。

モテたいとか、性別逆転してもあっさりと受け入れてたりだとか、過去への執着が無く「今」を楽しむという姿が最も分かり易いのが咲也なのだなぁ。

スーパー戦隊 各話レビュー

仮面ライダービルド 第31話「ほとばしれマグマ!」/第32話「プログラムされた悲劇」

パンドラタワーに乗り込んだ3人。
万丈はローグから、恋人が死んだのは万丈の能力を覚醒させるためにスタークが計略したことだと教えられる。ホンマ、だいたい全部、劇場版以外、アイツのせい。悪いでぇ。

恋人も戦兎も、大切な人間を誰も守れないのだとスタークから煽られる。目の前で大切なモノが破壊されそうになる中、万丈はパンドラボックスの力を経てクローズマグマへ変わる。
破壊ではなく、今まで積み重ねてきたモノを守る為に覚醒する。

パンドラボックスを回収するや、万丈が地球人ではないのではという調査結果を聞かされる。
火星から帰還した探査船から火星人の遺伝子を埋め込まれたのではないかと考えられるとのこと。
あっさりと結果を万丈に伝える戦兎。ここ、アバンの寸劇が前振りになっている笑いで、またひとつアバンのあらすじ紹介の使い方がレベルアップしています。

自分が普通の人間でないと知って困惑の万丈。いつも通りの戦兎。
火星の力を持ち、破壊者となる運命だという万丈とスタークは似ている…と。
戦兎と幻徳、万丈とスタークが似た者同士の対になっているというコトですね。

どのような出生であっても、自分の信じた愛と平和の仮面ライダーで居続けると万丈。劇場版の話が効いてくる。
これまで信じてきた自分の存在が瓦解するも、積み重ねてきたモノを信じて守る。同様の状況に置かれた際、戦兎が今までそうして来たように、万丈もまた自分の理想のヒーロー像を守り抜く。
破壊されてもBuildする。万丈がもう完全に戦兎と同等、居並ぶヒーローになっている。

マグマは破壊にも創造にもなるモチーフなので、万丈の両面性を表しているのでしょうね。今後、それが破壊の方に向かうのかもという疑念を残しつつ。

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今日のドラえもんは…茶釜とコンピューター

本日分放送は「ぶんぶくドラ釜」「一生に一度は百点を…」でした。

「ぶんぶく~」は、タイムマシンの修理中による事故で過去へやって来たドラえもんが、ぶんぶく茶釜のタヌキとなるお話。
過去へ飛ばされたドラえもんは古い茶釜にすっぽりはまってしまい、糸の上を歩けるようになる“クモノイトン”以外の道具が使えなくなってしまう。またあまりにマイナーな道具縛り。
クモノイトンによる大道芸でお金を稼ぐドラえもんはさながら「ぶんぶく茶釜」のタヌキのよう。あの有名なおとぎ話に描かれていたタヌキはドラえもんだったのだというお話。
オリジナルエピソードなのですが、ファンタジー的な原典をSF的解釈で再構築するというのはF漫画の常套手段で、これもそこにしっかり則している。
一個だけ言うとしたら、原典の「ぶんぶく茶釜」のストーリーを話の中で紹介してくれてもいいかなーというコトでしょうか。漠然とタヌキが茶釜になるというコトだけ覚えているけど、物語の流れが記憶に無くて…いや、これはボク個人の知識の問題でもあるが。

「一生に~」は、どんな問題も鉛筆が回答を勝手に書いてくれる“コンピューターペンシル”のお話。
誰もが一本は欲しいコンピューターペンシル。宿題に苦闘するのび太に手っ取り早くそれを渡すドラえもん。しかし、それをテストに使うのはカンニングと同じだぞ!と怒り心頭。
そもそも何故宿題にはOKだったのかという、その基準がどうしても気になります。ドラえもんの倫理観は難しいのだ…。
のび太は葛藤の中でコンピューターペンシルは使わない決断をする。この原作、てんコミ1巻に収録されているというコトは、先生的にも大事な話として位置づけられているのかもしれないなぁ(話選びの段階で2巻目が出るという保証もなかろうし)。
ドラえもんの謎倫理観はともかくとして、のび太を立派な大人にするという本来の目的に珍しく沿ったお話だけに(ぇ)、優先的に収録されていたとしても納得なのであると。

レイフレ18新刊 ドライブ対HUGプリ 委託販売まとめ

去る4月15日レインボーフレーバー18、お越し頂いた皆様ありがとうございました。
軽く体調不良でしたが、ひとまず無事帰還となりました。

新刊につきましては以下委託ショップ等でもお取り扱い頂いております。
当日行けなかった、買い逃しなどはそちらでどうぞ。






『真・南海大決戦』 - とらのあな



メロンブックス
『真・南海大決戦』 - メロンブックス


■BOOTH
BOOTHでは自家通販もやっております。


『真・南海』通信販売受付所 - BOOTH



■電子書籍 追記

Melonbooks DL
メロンブックスDL



DLsite



DMM

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今日のドラえもんは…進化退化変身

本日放送は「動物変身ビスケット」「進化退化光線銃」でした。

「動物~」はその名の通り、食べるとそのカタチの動物に変身するビスケット。
お客さんにビスケットを食べさせてしまい、ママにばれないように何とかごまかそうと画策するのび太達。
動物になってその能力でどうこうする…ではなく、ママに怒られないように乗り切ろうというお茶の間スケールのみで展開する。
凄い道具を小さいスケールで使うというのは、とてもドラえもんらしい。動物に変身するアイテムは他にもあるけど、動物ビスケットという実在するお菓子モチーフなだけに、お茶の間スケールで繰り広げられるスラップスティックコメディとの統合性が取りやすくて、アイテムと話のスケール感が合っている。

「進化退化~」は、光線を当てるとモノや動物を進化・退化させた姿に変えることが出来る。
原作では光線銃ではなく放射線源でした。カタチはドライヤーだったけど。
ラジカセをMP3プレイヤーに進化させたり、ネズミを古代爬虫類にまで退化させたりと出来る。
原作で登場する腕時計型プレイヤー、原作読んだ際は未来感ありましたが、今となるとスマートウォッチでしかないだけに未来感が失われてしまったのではと危惧されましたが、3Dホログラムを付ける事で原作にはない未来感を付与させることが出来ました。よかった。なにせ40年以上前の原作だ…。
狙いなのかどうか分かりませんが、人がお猿になる話が連続している。
Aパートから変わって、こちらはより科学考証が明確でSFらしいお話。ネズミのご先祖はこういう生き物なのかと古代へのロマンと、学術的興味が掻き立てられるのが楽しいです。まぁ、単純に恐竜的な生き物が出るだけで楽しいという気持ちだったりもする。

レインボーフレーバー18に参加予定の巻







てな感じです。

4/15(日)大田区産業プラザPiO、 F-22 『真・南海大決戦』。

よろしくお願いします。

快盗戦隊ルパンレンジャーvs警察戦隊パトレンジャー #08「快盗の正体」/#09「もう一度会うために」

パトレンから快盗ではないかと目を付けられるルパレン組。
ほぼ勘だけで真犯人に行きついてしまうつかさ、刑事として有能過ぎるかもしれない。
とはいえ、いかに勘が鋭くとも証拠が無ければ起訴も出来ないし、公判は維持できない。国際警察は3人の監視を始めるコトに。

国際警察は誰の許可を受ける事も無くギャングラーを処分出来るという、かなり超法規的権限が与えられているものの、快盗の逮捕に関してはやはり証拠が必要であるとのコト。
ギャングラーに関してだけは超法規的なのだろうか。であれば、気に入らない者は全てギャングラーであったとしてしまえば何でも出来るなぁと、ここでも天下の悪法・対バイオロン法の穴が透けて見える。

犯行現場にルパンレンジャーが現れたのと同じ時間、レストランにも3人がいる事が判明してアリバイは証明され、嫌疑は晴れる。
3人に分身出来るアレ、何の意味があるのかとしれっと疑問だったんですが、こういう使い方が出来るのだなぁと。
怪盗モノの定番ネタとして楽しい。


フランスから来日した宝石デザイナーさんが持っているペンダントがコレクションではないかという情報から、本物ならばそれを頂こうと計画するルパレン。
かたやデストラもそのペンダントを突け狙う。デストラさんは、このバンダイから発売されるビークル系コレクションに大きな興味を抱いている様子です。もしかしたら小さいお子さんがいるのかもしれない…。

デザイナーさんはお姉さんと仲違いして以来、会えていないという身の上話をし、そこにシンパシーを感じる魁利。
会いに行けるうちに会っておいた方がイイのだと。

魁利のドラマに触れる話であるだけに、今までの「結果的に人助けもする」というのでもなく、ゲストを精神面から救うという割と王道的な人助けにもなっている。
という風に見ると、助けた代償というか署名的な意味で貰った今回のコレクションは、これまでよりも重みがあるとも感じる。

てなことをやっていると、今回はギャングラーごとコレクションを破壊されてしまって意気消沈のルパレン。
ルパvsパトとはいえ、ルパレンは最終回まで逮捕起訴される事はないだろうから、それまでは負け知らずやろうなーと思っていたのだけど、こういうカタチでの負けがあるのね。

スーパー戦隊 各話レビュー

仮面ライダービルド 第29話「天才がタンクでやってくる」/第30話「パンドラボックスの真実」

代表戦の結果を捻じ曲げて攻め込んでくる西都。さらにパンドラボックスの謎パワーによってスカイウォールは変形し、パンドラタワーが出来る。それは火星が滅びたイメージの中にもあった、あの建造物。

代表戦も終わって北都に戻りたい一海だが、この争いを最速で終わらせたいという戦兎の計略に乗ることに。死んだ三羽カラスからも背中を押される。
死んだ人間の想いを受け継ぐコトで、想いだけでも生き続けることが出来る。三羽ガラスや、万丈の恋人、葛城巧(死んではいないが)といった今は亡き者たちの想いと共にあろうとするライダーたち。

二つのボトルで変身するビルドは、自分と他人の出会いによって変化する変身を表してもいるかと思いますので、同じ仮面ライダーでも、この3人と自分の野望の為に戦うローグとの違いが鮮明化します。
破壊ではなく、絆を構築していく者としての仮面ライダーたち。

でもって再びみーたんの中から登場した火星の人。
曰く、火星の王妃ベルナージュさんとのこと。
火星を滅ぼしたのはエボルトさんで、もしかしたら万丈が勝利の希望になるやもと。

万丈、火星人なん…? と思われる中、石動マスターもスタークの人格とは別に残っていることが明かされる。
そういうテーマとはいえ、どいつもこいつも一人の肉体に2人格入っていやがるのですなぁ。気付くと普通の人間が全然いない。

東都首相から金を奪った罪で国家反逆罪として手配される戦兎。
そうすることで西都に入っても政府は関係ないと強弁するコトが出来る。また、その手配犯を追うということで万丈と一海も戦兎と合流できる。
戦争編が始まってからこっち、しばらく政府の意向の元に動いてばかりだったので、久しぶりに“自由”を手に入れたコトになる。
しばらくぶりの「自由の戦士 仮面ライダー」帰還。

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今日のドラえもんは…ネコ!フクロウ!ツチノコ!

本日放送は「リモコンねこでとり返せ!」「フクロマンスーツ」「ツチノコみつけた!」の3本でした。

「リモコン~」は、動物にアンテナを付けてコントローラーで生体ラジコン化する“運動神経コントローラー”のお話。
動物の肉体を操作してしまう道具は他にも幾つか登場するのですが、今回のお話との差異を言うならば、この話ではちゃんと動物に対して事前交渉してラジコンになってくれることの許可を得ているコト。
倫理観が崩壊してしまっている22世紀では、動物どころか人間を自在に操作する道具すらもデパートで普通に売られていますが、その殆どは無理やり肉体の自由を奪い取るモノで、それだけにちゃんと許可を得るこの話の初見時はそこに驚いたりしました。
おそらく、本人(動物)の意思ならざる動きまでは出来ないというコトなんでしょなぁ。他の生体ラジコンよりも支配力が低いので安全なのだろうと察しがつきますが、そも、動物と事前交渉できる手段を持っていなければ使えないのでハードルは高いなぁ。
まずはネコ語の習得から。

「フクロマンスーツ」は、ほんの少しだけスーパーパワーが使える道具。
正体を隠して人を助けるヒーローに憧れ、フクロマンとなったのび太。正直見た目はダサイ。
さりてて、とにもかくにもヒーロー活動を試みようとするも、町は平和そのもの。事件事故を期待しているも、変質者と見紛われるばかり。
ヒーローになりたいばかりに悪事を期待してしまう。F漫画で自らヒーローになりたいと思っているキャラクターは大体こういうモノとして描かれてますね。その最たるは勿論ウルトラスーパーデラックスマン。逆に、全然ヒーローとかやりたくないんですけどというパーマンなんかの方がヒーローしていたりする。積極的正義心に対してはシニカルに接しているのが分かる。
ヒーローの能力を持ちながら、町の人々からは怪人物と見られてしまうフクロマン。
古今東西、ヒーローとヴィランは紙一重なものとして描かれる通り、この話もヒーローを描く王道のお話と言える。

「ツチノコ~」は、ツチノコを発見した人間として歴史に名を残すべく、ツチノコ探しを始める話。
近所にツチノコが現れるはずという歴史証言から、当初は探索行為をしていたものの、あまりに見つからない為、未来からツチノコを買ってきて現代で発見したと装うコトにしようと計画。歴史犯罪。
歴史を改変しようと試みたはずなのに、その行動まで含めて歴史通りであったというドラえもんらしいオチ。アカシックレコードはそう簡単に変わらない。
でまた、未来から持ってきたツチノコが未来で増殖しているツチノコの先祖だという…タイムパラドックスを内包しているのもドラエモンらしいSFオチで楽しいです。フニャコ先生の話でもありましたが、考えだすとショートしそうな、SFというモノに思いを馳せつつ、その矛盾のままクスクスと笑えるのが実に「ドラえもん」らしいと思う。SFとギャグと日常が全部ある。

てなワケでも3本立てでしたが、若干作画が大変そうな雰囲気もありましたね。ABCパートで作画の上中下を全部内包していたような。高木さんにリソースを取られたのかもしれないなぁ。

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