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今日のドラえもんは…巨大な人と長い家出

本日放送は「めいわくガリバー」「のび太のなが~い家出」でした。

「めいわく~」は、ガリバーの話に感化されたのび太が小人の住む星でヒーローになろうとするお話。
小人の為になりたいのび太ですが、やることなすこと小人にとっては迷惑でしかない。
実際に小人の国に巨人が現れたらどんなコトになるのかをシュミレーションするような話で、ウルトラマンが本当にいたらどうなるのかを考えるようでもあり、実に楽しい話です。ただ町を歩くだけでも大迷惑。怪獣でもいる時に巨大ヒーローがいるなら住民としては許容できるかもだけど、怪獣がいない時に居る巨大ヒーローはもはやそれ自体が怪獣と大差なくなる。
ガリバーモチーフの話で言うと、「小宇宙戦争」や「超兵器ガ壱號」なんかもあります。そちらが元居た世界ではさえない人間が別の星では超人として活躍するのに対し、今回のお話はページ数もあるでしょうが、ただ迷惑な存在というだけで終わる。
ガリバーやウルトラマンといった英雄譚に対し、得意の視点変化の話で切り返していて、「小宇宙」「超兵器」以上にF作品ぽさに詰まった話かもしれんなぁ。

「のび太の~」は、家出したいが夕飯までに帰宅したいのび太の目的を果たさせる一編。
10分を1時間に感じさせる“時間ナガナガ光線”でママには家出の時間を長く感じさせようという。
親の心子知らずをそのままテーマにしたような、歳を取ると親視点で見るコトになるのがよく分かるお話。
ママの親心やジャイアンとスネ夫の友情など、エモーショナルな作りでありつつ、「のび太が3時間ぶりに帰って来たんだ」というオチ台詞はちゃんと笑えるように構築されていて、SF人情喜劇とでも呼ぶべき一皿。

で、もう来週には新作映画が公開なのですね。
日曜日には「ひみつ道具博物館」、金曜日に「南極カチコチ大冒険」を放送する体制。
日曜の午前ドラマ枠もそんな風に活用できるのかという感心であります。

快盗戦隊ルパンレンジャーvs警察戦隊パトレンジャー #02「国際警察、追跡せよ」

パトレンジャーが参戦する事でギャングラーからのコレクション争奪戦は激化する。これまでのようにあっさりと奪うことは出来なくなっただろうと。

ルパンレンジャー3人が何故コレクションを集めるのかが語られる。
氷漬けになって消えた…死んだ?人たちを蘇らせる為、コレクションを全て集めればそれが叶うのだとぬっくんことコグレさんから教えられたから。
その時に氷漬けにならなかった適格者を集めた…みたいな理由もあるんでしょうかね…。どうにせよルパンレンジャーは失った人を取り戻す事と、人々を氷漬けにしたギャングラー怪人を見つける事にある。
早速もってコグレさんが怪しいと誰もが感じてしまうのですが…はて。

過去の哀しい事件を無かった事にしたい、氷漬け、名前が「夜」モチーフということで、ルパンレンジャー側は過去に囚われて時間が止まってしまっている人たちなのだと描かれる。
パトレン側のバックボーンはこれからですが、その対比としての「朝」ネーミングでしょうから、未来志向なのかなと推測されます。

今回は1号が被害者に対してしていた約束に、ルパンレッドが配慮して花を持たせるという展開。快盗側は警察側の変身前を知ることが出来るアドバンテージを活かした、怪盗モノらしいお話。
とはいえ、このパターンばかりというワケにもいかないだけに、話作りが非常に難しそう。毎回VSメインは厳しそうなので、この回は快盗、次回は警察といった配分が考えやすい…かな。

2戦隊を立たせるのであれば、等身大と巨大戦は別スーツというゴーバス方式もありかと思いますが、巨大化方式なのですね。そうすると常にどちらかが余りそうな気もしますが、どう見せていくのかしら。

今回はパイロット回だからか、巨大戦も今までにない映像でとびきり驚きでした。街並みの3Dがえらいリアルになっておる…。
CGモデルでのアクロバティックなバトルはキョウリュウジャーブレイブで描かれていたので、本家でもやれよーと思っていたのですが、それが実現したような印象。
毎度見れるなどとは思っていませんが、こんなコト出来るのかという驚きは大きいし、円谷にアドバンテージを取るような映像だったのでホントびっくりです。

スーパー戦隊 各話レビュー

仮面ライダービルド 第23話「西のファントム」

東都と北都の代表選が行われている隙に、北斗を制圧することに成功した西都。さらに東都にも宣戦布告を出して、東都の戦時はまだ続くコトに。
一海たちの農場スタッフを人質に軍門へ下れと迫る西都。戦兎たちが北斗に行くことは出来ないが、東都まで連れてきてくれたら一緒に戦えると一海に伝える。

今のビルドは東都政府の管理下にある為、行動には常に政治的意味が付随されてしまうので自由に動くことが出来ない。仮面ライダーは自由の戦士のはずが、今はそれを奪われている状態なのだ。

リモコンブロスとエンジンブロスの兄弟にやられてしまう一海達。黄羽散華。
戦兎と万丈が戦いを引き継ぐも、更にやって来た仮面ライダーローグが圧倒的なパワーを見せつけて勝利。

「ビルド」はテンポの早さの中でどんどんインフレーションが進んでゆきますね。ついこの前まで最強だった奴がもう下位に落とされてる。
予想通りにライダーとなって帰還した幻徳さん、以前敗北したスパークリングをボコにしてまずは面目躍如。

一海らのコトを考えると、西都の兄弟も敵ではあるけど悪ではないという話へ繋がってゆくのかな。
エグゼイド同様、敵がどんどん仲間になるドラゴンボールスタイルでもあるのなぁ。

仮面ライダー 各話レビュー

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今日のドラえもんは…メカジャイアンと人の世の狐

本日放送は「ジャイアンVSメカジャイアン」「きつねにつままれた話」でした。

「ジャイアン~」は、横暴なジャイアンに対抗すべく“メカメラ”で生み出されたメカジャイアン。ジャイアンを倒せるのはジャイアンだけ!という発想のもと建造が急がれたが、その精神までもジャイアンをトレースしているメカジャイアンは人類に牙をむいたのである。そして、暴走したメカイジャイアンを止める為に本物のジャイアンをぶつけようと試みるスネ夫…。
終始、怪獣映画的なノリでバカバカしい話が繰り広げられる、とても楽しいお話。さっきまで悪役だったモノを都合よく味方に仕立て上げるみたいなトコロは、人間の傲慢さが如実に感じ取れる実に怪獣映画らしいシーンである。
ラストは互いの歌をぶつけ合わせるという、ゴジラとメカゴジラが熱線ぶつけあう例のあれっぽい戦い。その後に和解。ジャイアンとメカジャイアンのユニットが結成され、人類は終局へ向かう。
「勝った方が我々の敵になるだけです」とは「ゴジラvsビオランテ」のセリフですが、両方生き残るという最悪の展開のラストとなり、終末的な怪獣映画感があって楽しかったです。

「きつねに~」は、のび太が“具象化鏡”で色んな比喩表現・慣用句を見せつけられるお話。
時の流れ、心が暗い、狐に抓まれたような、耳が痛い、真っ赤な嘘etc...といった表現を具象化して目に見せてくれるアイテム。
この話、幼少期読んだ記憶ではちょっと重い印象とよう知らん慣用句などでピンと来ませんでしたが、今見るとそういうコトかと実感できる。やや説教臭いといえばそうなんだけど、「ドラえもん」でもたまにはこういう話を描けるんだという懐の広さも感じる。
大人になってからの方が意味が分かる、だからこそその言葉の意味が重いんだけど、最後の温かさもまた感じ取れるようになるのだと思います。正しいと思った答えがいつも違っている、そんなコトばかりだけども…。

快盗戦隊ルパンレンジャーvs警察戦隊パトレンジャー #01「世間を騒がす快盗さ」

シリーズ42作目「快盗戦隊ルパンレンジャーvs警察戦隊パトレンジャー」。

9人ベースだった前作もトリッキーな企画でしたが、今作はそれに輪をかけて企画自体がトリッキーです。主役の戦隊とは別チームが存在するコトはハリケンやゴーオンでもありましたが、今作では初めから2チームの対決構図になっているのが肝であるとのコト。
プロデューサー氏のインタビュー記事を読むには、「VS」である事が前提で何と何のモチーフにしようかと考えられていたとのコトで、両者は並列的存在として描かれるのかなとも思える。

といったワケでの第1話。

アルセーヌ・ルパンが集めていたというルパンコレクションを回収する為に集められたルパンレンジャーが、ギャングラーなる悪党組織と対峙しつつ、同時に警察であるパトレンジャーからも逃げなくてはならない。

始めから三つ巴ありきという、やや複雑な構造。
1話はルパンレンジャー視点といった感じで、何故快盗などやっているのかという目的こそ明らかではないものの、同じ目的があるからこそ助け合わないというルパンレンジャー内の約束が描かれる。
原典のアルセーヌ・ルパンというよりかは、ルパン三世一味に近いように感じる。
義賊とはいえ泥棒だし、助け合いはしないと公言するしで、かなりアンチヒーロー的な存在なのだなと感じます。となれば、パトレンジャーの方には王道過ぎるほどのヒーロー像が当てはめられるのかもしれない。

ルパンレンジャーの方が謎が多いので話をけん引する力は強そうですが、世のため人のためといった風でもないので、パトレンジャーとのヒーロー像としての住み分けはなるほど出来そう。

快盗と警察、更にギャングラーを描かねばならないとあって、1話はとても情報量が多い。2戦隊というこれまでの戦隊フォーマットが通用しなさそうな企画なので、こりゃあお話作るの大変そうだぞぅ…というのが伝わる。
怪人の身体に金庫が埋まってるのはその中においての上手いアイディアですねぇ。怪人を倒すことがコレクションを盗むor保護するに直結する。盗む事と倒す事を別々に目標立ててたら取っ散らかるもんなぁ。うまい。

警察組がパトレンジャーになったトコロで以下次回へ。
かなりスーパー戦隊シリーズとしてのフォーマット崩しな企画なので、どうなっていくのかが予想できない。その予想出来なさを今は楽しんでおります。

スーパー戦隊 各話レビュー

仮面ライダービルド 第22話「涙のビクトリー」

東都と北都の戦争は、ビルドとグリスの一騎打ちにて決する事となった。
能力自体はグリスの方が上ながら、スタークから渡された北都や西都のフルボトルを使ってトリッキーに戦って翻弄するビルド。
それでもままならず、再びハザードトリガーに手を伸ばす。

戦兎はハザードフォームが暴走した時の保険として、停止装置を美空に渡しておく。しかし、スイッチを押せば戦兎自身も消滅する装置であるとの事。
案の定ビルドは暴走し(しなかったコトは無いのだが)、美空はスイッチを押せずにいると、万丈が身体を張ってビルドを止めようとする。
「俺しか止められねえ!」という熱意のもと、クラッシュドライバーのビリビリを克服し、殻を破った万丈。バディモノすなぁ…。
万丈がクローズに初めて変身した時も戦兎を助けるためだったし、戦兎を助けたいと思う度にコイツは成長していくのかな。

一海は仲間に余計な心配をかけたくないので記憶を失ったというコトにしていたとのコト。戦兎との共通点による対比かと思われていましたが、そういうワケではありませんでしたか。実は美空と身内なのではとすら推察されていたが、それもないかな。

ずっとバトル漬けの熱い話が展開する裏ではスタークさんが相変わらず暗躍。東都政府とつるんでいたスタークさんは、実は北都と繋がっていた…かと思いきや、本当は西都の協力者だったんだ!という誰もが予想した通りの流れ。悪いやっちゃなぁ。

仮面ライダー 各話レビュー

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今日のドラえもんは…こびととストロー

本日放送は「こびとロボット」「宇宙たんけん!?ウラヤマ星」でした。

「こびと~」は、寝ている間に仕事を代わりにこなしてくれる童話をモチーフにした便利なロボット。
昼寝世界最速記録保持者ののび太にとって、夢を見ているだけで仕事がはかどるという夢のアイテム。
人間が活動を停止すればするほどロボットが代わりに作業してくれるのだから、これこそ技術の勝利であり、あと人類は滅びるだけでイイって感じだ(ぇ)。人類が滅びた後もせっせと仕事をし続けるこびとロボットたち…。
実際あるとしたら、絶対に人間が管理・監視出来ないロボットという意味では面倒くさいだろうなぁとも思える。でもほしい。

「宇宙~」は、吐いた息を何倍にも協力にする“ロケットストロー”のお話。
手作りの風船スペースシャトルを破壊された復讐に、ロケットストローでジャイアン達を吹き飛ばすのび太。さらに、出木杉の提案でストローを用いた実物大シャトルを作ることに。
さきほどまで暴力に使われていた道具が、出木杉が加わることで平和利用される。イイも悪いも人間次第なのだなぁ。
この話の、紙で作ったシャトルが本物になるとか、飛行原理自体は子どもでも分かるようになってるとか、凄くニンテンドーラボみを感じる(向こうがドラえもん感あるのだが)。
今回見ていて、珍しく出木杉がドラえもんたちの冗談に乗っかって、子どもっぽい一面を見せている話でもあるのだなぁと感じられた。尊い。

仮面ライダービルド 第20話「悪魔のトリガー」/第21話「ハザードは止まらない」

石動から受け取ったハザードトリガー。
これを使えば強大なパワーが使えるので暴走した万丈を止めることも出来るだろうとのこと。ただし、トリガーを使えば自我を失う危険もあるという。欠陥が強すぎて兵器としても利用出来ない代物です。禁断のアイテムというか、ただの失敗作なんだろうなぁ…。

幻徳さんはお父さんが回復したことで臨時首相の座を追われる。ライダーの力に感心し、次はパワーアップして再登場するぞと匂わせて去っていく。次はライダーになってるんやろなぁ…。

万丈は戦争を早期終結させる為と信じて北都に侵攻しようとするも、スカイウォール目前でグリスたちと戦闘に。
線とは万丈を止める為、ハザードトリバーを使用しハザードフォームに。
そのあまりにも致命的すぎる欠陥のおかげで、ビルドは青羽を倒し、殺してしまう。
誰も死なせないために戦う、ハザードトリガーを使うに至ったのもそれを守る為だったはずなのに…。

これまでも救えない命、目の前で自害する者はいたけれど、自分で死なせてしまったのは初めて(ゲンムを除く)のコトで、戦兎はとてつもないショックを受ける。
生気が失われ、思い出すだけで吐き気を催す。

思い返すと、ライダーで主人公が明確に人を殺してしまうという描写は意外と少ない気がする…。敵が人間である場合では、大体において悪党に始末されるとか、もう人間ではなくなってしまった者とか、ヤバイ副作用で自滅とかいった描写がされることで、その罪業の部分はぼかして描かれるわけで。

今回は帰還兵のPTSDを思わせる描写で、その部分も逃げずに描こうというのに感心している。その分、見ていて非常に重い。面白いけど、販促と相性悪い部分でもあるから、難しいなぁ…。

戦局縮小の為、仮面ライダー同士の代表選で戦争の決着を着ける事に。急に少年漫画というか古代の戦争みたいな展開!

PTSDを患っている戦兎に対し、「それでも戦うしかないんだよ」とけし掛けて立ち上がらせる石動。負けたら死ぬ手術も、ハザードトリガー渡したのもお前だし、てゆか大体のコトはお前のせいだからな!と沸々と怒りが湧いてきますが、石動はビルドを鍛えるためにボトルを渡す。
石動さん、最終的にどうしたいんだろうな…急にイイ人にならないでほしい…。

これでまた、まんまと石動さんの手のひらの上で踊らされる結果になっている訳ですが、特訓で赤と緑のボトルばかり使っていたのは、スターク(赤と緑)にビルドが染められているというコトなのかもしらんなぁ。
第2章の戦兎はずっと転げ落ちている印象で、辛い展開が続くわい。

仮面ライダー 各話レビュー

宇宙戦隊キュウレンジャー Space.Final「宇宙に響け!ヨッシャ、ラッキー!」

全宇宙のプラネジュームやら人々を吸収したドン・アルマゲ。
たった一人の宇宙を作り上げようというラスボスに対し、宇宙はみんなのモノだと戦うキュウレンジャー。

ドン・アルマゲは宇宙の絶望から生まれた存在で、自身の力を更に大きくするため、絶望に支配された宇宙に作り替えようとしていたとのコト。何億年かかるんだそれ…。
それに対して、ドン・アルマゲに吸収された人々から希望を呼び起こさせるラッキーたち。

初めに地球に来た時の話と同様に、ただキュウレンジャーだけで戦えばいいってワケでもなく、その星・宇宙に住む人々の声を受ける事によって救世するというのが最後でも描かれている。
キュウレンジャーは願いを叶える存在なので、ちゃんと願う人々がいてこそ輝くのだ。

最後は宇宙中の星座の力を借りてドン・アルマゲを撃退する。
星が願いを叶えてくれる。星は命で、眩い星空は多様性の宇宙。
願いというのは希望の事であり、希望があれば前向きになれるし、前向きにいれば運を引き寄せられる。

素直にバトルとテーマを見せた最終回という印象。
パッと見トリッキーだけどやる事はシンプルで王道というキュウレンジャーらしい締めだったかと思います。

9人と聞いた時は不安もありましたが、終わってみると、12人になってもそんなにワチャワチャしている感も無く、上手いこと整理されているなと感じるシリーズでした。
常に12人いるわけではなく、ちょいちょい抜けているメンバーを作ることで整理していたんですね。結果、重要回でフルメンバー揃う希少性も出るし、1年間メンバーが流動するので飽きずに話が進んでいるのかなと受け取っていました。

9~12人登場するという戦隊が史上初であるというのに、多人数の描き方、立たせ方というのが非常にこなれていて、「ほらみろ、12人なんて無理だったんだよぉ!」みたいに思う瞬間が一度もありませんでした。
1年間、ずっと当たり前のように見れました。まるで前にも12人制の戦隊やってましたかのような、安心感ある描かれ方をしていたのです。
この辺は感嘆が出るばかりです。初めての事をやっているのにそう感じさせない凄さ…。
今後もコレを手本に9人制出来るねと思えてしまうのです。うむむ。

個人的にも、戦隊にはハデハデでぶっ飛んだスタイルの方が好みだったりしますので、1年間とても楽しませて頂いたシリーズでした。
野球回はその頂点じゃないでしょうか。ホントに素晴らしかったな、あれは…。

てなわけで、スーパー戦隊41作目「宇宙戦隊キュウレンジャー」のレビューでした。1年間ありがとう。

スーパー戦隊 各話レビュー

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今日のドラえもんは…ロボ子とスネ夫の答案

本日放送は「ロボ子が愛してる」「大ピンチ!スネ夫の答案」でした。

「ロボ子~」は、女の子に冷たくされたのび太を哀れに思い、未来のガールフレンド用ロボットを連れてくるお話。
まず序盤ののび太が女の子にちょっと褒められたことで勘違いしてしまう様があまりに辛い。原作からして辛いですが、やはり辛いです。えぐってきます。
のび太が何をしても褒めてくれるロボ子。しかし、愛が重すぎる余り、その行為は度が過ぎる。未来ではこれをレンタルしているビジネスがあるというコトなので、世の中の嗜好は実に広大なのだ。
検索するとロボ子の話は05年以来で、ロボ子モチーフのオリジナルが09年にあったとのコト。放送する度、「ヤンデレ系ヒロイン需要を取り込んで時代を先取りしたF先生」みたいな評を見かけて楽しい。

「大ピンチ!~」は、100点の答案を自慢したいが直接見せると殴られそうなので…と策を練るスネ夫と、どうしてもスネ夫の答案を見たいのび太とジャイアンの一編。FBI開発の装置を普通に売ってる未来は夢がある。
いや、この話はほんと…よく出来てるよなぁ…。自慢したいが出来ないというスネ夫の気持ち、絶対に見てやろうというのび太とジャイアン。両者の狡い考えがぶつかり合って話が進んでいくのが実に見事で、さらに両者ともに上手く行かない様が面白い。どちらの狡い考えとも「分かるわ~…」と移入出来る。
そしてラスト、ドラえもんの説教で一転して友情に目覚めての爆発オチ。悪意と悪意のぶつかり合いで話が進んできて、急にそこへ善意が放り込まれるや一番の大迷惑になるという。
人の表の感情と裏の感情が描かれている心理戦として、実に見事な一本よなぁ。ええわぁ。

宇宙戦隊キュウレンジャー Space.47「救世主たちの約束」

ツルギや司令、地球のエネルギーを吸収したドン・アルマゲとの総力戦に挑むキュウレンジャー。
戦いの中、満身創痍で倒れ落ちる仲間達は次々にドン・アルマゲに吸収されていく。

残っているモノを全て出し尽くしてやろうという戦いぶりで、まるで来襲で最終回みたいだな…と感じてましたが、予告見てホントに最終回じゃんと気付いたり(把握してなかった)。

実はドン・アルマゲに吸収されたのは作戦のうち。何の保証もないけれど、ドン・アルマゲの体内でも動けると信じてあえて吸収されていたとのコト。これによって体内からの一寸法師攻撃を受け、キュウレンジャーはツルギと共に排出される。

命や星を吸収してしまおうとするドン・アルマゲは、いわばブラックホールのような存在でしょうか。全てを吸収してゆけば、最後に残るのは自分一人。宇宙という存在自体を自分と同化させてしまおうとする。

かたやキュウレンジャーは、一人一人がスーパースター、全員揃ってオールスター。それぞれが別々の輝きを放ちつつ、みんなが集まった時には銀河の如く眩く輝くことが出来るのです。それこそが「宇宙」。
星が一つしかないのでは宇宙とは呼べないのだと。

ドン・アルマゲは他の星からもエネルギーを吸い取り、自分自身が宇宙その物だと言い張ります。
キュウレンジャーもまた以前、イカーゲンに「お前たちは宇宙その物を相手にしている」とか言っていました。
キュウレンジャー対ドン・アルマゲ。オールスターの輝きを放つ宇宙か、ひとつの巨大な闇が覆う宇宙か。そんな対決なのである。

ツルギがちゃっかりプラネジュームのおかげで回復してしまったのも「星が願いを叶えてくれる」というコトのように見える。
えー、ずるーい!という感はありますが。

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