2017年 02月 10日
本日放送は「ココロチョコ」「独立!のび太国」でした。冒頭の超作画アニメは一体…。

「ココロ~」は、分け合って食べた人間が全員同じ思考に陥るという道具。
仲間内から裏切り者を出さないために使って一致団結をするが、だんだんみんなが同じ発想と行動をすることにうんざりしてくる。
みんなしてジャイアンを追い出そうとしている所も怖いのですが、町中の人間が同じ行動をするという所こそが恐ろしいお話。
SFお馴染みの、管理主義ディストピア世界の一端です。一致団結と全体主義は紙一重なわけで、団結時の高揚感も相まって、それが全体主義になっているのか否かの判断はなかなか自分ではし辛くなってしまう。
こういうテーマのお話だと、しずちゃんが言う「大勢が同じことを考えるなんて気持ち悪いわ」が肝なのですが、その台詞はさらっと流しつつ、のび太が酷い目にあうというオチで説教臭くなく見せるのが、日常ギャグ漫画としての上手さだなぁと感じる。
素直なギャグ漫画として出来ているけど、その一層向こう側にはSF的テーマがあって、そこには気付いても気付かなくても成立するようになっている。気付いた人間は多層的な楽しみが出来るだろうけど、最も重要なのは子どもが楽しめるギャグなんだなーと。
しかし、チョコが出てくるというだけでまるでバレンタインらしさは皆無なお話ですね。

「独立!~」は、外国人に憧れるのび太が新たに“のび太国”を作り、そこの国民となる一編。
しずちゃん達が外国人に憧れる姿を見て、自分も外国人になりたいと言い出すのび太。そこで、のび太の部屋を新たな領地“のび太国”とする、“おこのみ建国用品いろいろ”を出すドラえもん。本来の目的(チヤホヤされたい)と道具の用途が微妙にかみ合っていない、ドラえもんらしいチョイス。
のび太国の国民となったのび太は、日本国の法律に従う必要が無いと気付き、本来の目的はそこそこに、外交特権を駆使し始める。しかしある時、ジャイアンが亡命許可証を持ってのび太国に逃げ込んでくる。
このお話、幼い時に読んだ際は難しいことが多くて分からなかったんですが、今見るとようやく分かる気も。
亡命や難民の概念について前よりは分かって来たというのもあるけど、通貨である“ノビー”に全く信用が無いので、紙幣がどれだけあっても通貨としての価値が無いというのもようやく分かる。そもそも外国(日本国)でノビー紙幣使われても。
うわー、勉強になるお話だぁ。
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