2015/12/31
今日のドラえもんは…大みそか、売って食べて誤魔化し温まる
本日放送は「大みそかだよ!ドラえもん1時間スペシャル」。「初売りドライ・ライト」は、石油枯渇の話を聞いて新しいエネルギーの必要性に気付いたのび太の為、太陽エネルギーから作られた未来のエネルギー“ドライ・ライト”を取りだすドラえもん。暖房にも使えるし、水に入れればすぐに湯が沸く便利なエネルギー。そしてこれを利用して一儲けしようと考えるのであった。
ドライ・ライトを売り込むためにまずは試供品を配り歩き、便利さに気付いた客を作る。需要が高まるとすかさず値段を上昇させる。さらに価格を吊り上げるために供給を絞る。しかしドライ・ライトのエネルギーが流出すると、価格は暴落し値がつかなくなる…。
資源エネルギーの重要さ貴重さなどを説きつつ、市場経済の仕組みが非常に分かり易く説明されているお話で楽しい。
金が関わるエピソードは総じて面白いとはよく言ったもんでな。
「百人一首にアンキパン」は、町内かるた大会優勝の為にアンキパンで百人一首を全て暗記して挑もうというお話。
しかしそれは百人一首なので百枚のパンを食べなければならない! という苦行でもある。アンキパンの裏表で百人一首の札なら8枚ぐらいまではいけるだろうと思えてしまいますが…いや仮に表面しか効果が無いにしても札を小さくしてとか…そんな無粋な事をアンキパンの話では毎度思ってしまう。別のアイテムとの併用は出来ないのかな…。
「オンボロ旅館をたて直せ」は、家出をしたのび太がやってきたホテルつづれ屋はひどくオンボロで、何とかそこにお客を呼び込もうと奮闘するお話。
「21エモン」とのクロスオーバー(?)なお話でもありますが、よく考えたらもうとっくに21世紀なんですよね。21エモンが21世紀の後半のお話ならギリいけるか…。原作では数年後が舞台らしいですが。
クロスオーバーなスペシャル感があって結構好きなエピソードなんですが、ソウナル錠を飲ませてお風呂に入らせた気にさせたり、ご馳走を食べた気にさせたり、今見るとなかなかひどい話で楽しい。
よほど安くない限り詐欺に近いのでは…恐ろしいなぁ。
お客が満足しさえすればいいという意味では、サービスというモノの究極を描いているのかもしれないが…。
「雪でもポカポカ! エアコンフォト」は、シャツ一枚で防寒トレーニングをするというジャイアンの無茶ぶりにこたえるため、エアコンフォトで撮った写真を毛布に忍ばせて、ひとり身体を冷やさないようにしおく一編。
これはなかなか便利…かと思いましたが、逆に写真が過酷な環境下にさらされた場合には当人が何をしても効果をなさないという危険性があるのです。
これは…怖い。もう怖い道具しかない、いつものことだけど…。
どうしてお風呂では服を着て、外では脱いでるの!? には我慢できませんでした。ほんまそれ。
そんなこんなで大みそか。次回は15日という事で「お正月だよ」は特にない。
では。よいおとしを。