2015/08/21
本日放送は「ゾクゾク!おばけ線香」「うわさ花しが咲いちゃった!」でした。
「ゾクゾク~」は、オバケを作り出せる“おばけ線香”で生み出した幽霊で、みんなを怖がらせようというお話。
覚えていませんでしたが原作にあるんですね。プラスシリーズはどうしても印象が薄いのじゃ…。
基本的にドラえもん世界にオバケ幽霊の類は存在していないので(雪男やネッシーなどのUMA類は存在するが)、道具を使って自分たちでオバケを作りだす話は多い。
と今、原作を読んでみたら、話の前半部は全てオリジナルパートで、後半のゾクゾク線香の部分だけが原作付なのか。後半だけ原作付…そんなパターンもあるとは。
後半になると前半と似ているけど違う道具を出してきて、ちょっと話の筋付けとして強引ではなかろうかと思ったのですが、そういうことだったのか…。
なるほど…つまりゾクゾク線香だけで15分持たせるのは無理だと…そういう悲鳴なのですね…。
「うわさ花し~」は、噂話を綿毛に乗せて町中に広める花。
0点を10回連続で取ったという真実とは違う噂を広められて怒ったのび太は、真相は9回連続であると真実の噂を広める。
さらに、デマやクリスチーネ剛田の新刊情報もこれで拡散する。
真実もデモも関係なく町中に広めてしまうのか、さすが22世紀の倫理観…と思いましたが、これまんまツイッターそのものですね。
真実もデマも有益な情報もそうでない情報も、簡単に拡散することが出来る機能。信じるのか否か、拡散するのか否か、結局それを使う人間の意識一つなんですね。
22世紀の倫理観こわぁ…と思いましたが、既に倫理観を試されるツールを現代人は手に入れてしまっている。
別の時代の人から見て「うわ、21世紀初頭の人間こわ!」と思われるか否かは、各自の意識に委ねられているのだ…。
恐ろしい映し鏡だった…。