2014/06/30
仮面ライダー鎧武 第35話「ミッチの箱舟」
戦略ミサイルすら効果を成さない圧倒的パワーを持つロシュオさんを前に、ミッチは自分が人間の管理者となってオーバーロードと共存する道を歩く。人間を燃料にロシュオの想い人を復活させようとするレデュエさんに対し、自分の選んだ人間は助けるようにと忠告する。生かすも殺すもミッチ次第。「人間の自由の為に闘う」のが仮面ライダーなのだが…。
ミッチは舞にも助かる道を提示して自分の元へ来るようと言うものの、舞はこれを拒否。舞は紘太と同じ希望を信じているから。
ミッチが一番近くにいてほしい人こそが全く志向を逆にした人だから、お前の考えは間違っているとコテンパンにされてズタボロになる。
このシーンで発狂しててもおかしくないと思えただけに凄くドキドキでした。
そして紘太ごと希望というモノを打ち砕こうと対決する。
遂にこの日が来たか…。この時ばかりは後ろからではなく真正面から殴りかかっている。もはや後ろ暗いと思う事すら無くなったか。
溜めに溜めてきた分だけあって、この対決はドラマ的にも面白い。
主人公が周囲の人間を変えていくのが物語の基本だけど、それは見方を変えれば破壊者なんだものなぁ。お前がみんなを変えたのが悪い!と殴りかかるけど、視聴者からしたらミッチが一番影響を受けて変わっているように見える(悪い方に)。
本物の貴虎は死んだ!と叫んでいる横で本人がこっそり聞いているのは笑いが込み上げる。湊さんがプロフェッサーに裏切られた事も知らないので、この警戒感がアンジャッシュに見えてシリアスな笑いに…。
⇒仮面ライダー 各話レビュー