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仮面ライダー鎧武 第35話「ミッチの箱舟」

戦略ミサイルすら効果を成さない圧倒的パワーを持つロシュオさんを前に、ミッチは自分が人間の管理者となってオーバーロードと共存する道を歩く。
人間を燃料にロシュオの想い人を復活させようとするレデュエさんに対し、自分の選んだ人間は助けるようにと忠告する。生かすも殺すもミッチ次第。「人間の自由の為に闘う」のが仮面ライダーなのだが…。

ミッチは舞にも助かる道を提示して自分の元へ来るようと言うものの、舞はこれを拒否。舞は紘太と同じ希望を信じているから。
ミッチが一番近くにいてほしい人こそが全く志向を逆にした人だから、お前の考えは間違っているとコテンパンにされてズタボロになる。
このシーンで発狂しててもおかしくないと思えただけに凄くドキドキでした。

そして紘太ごと希望というモノを打ち砕こうと対決する。
遂にこの日が来たか…。この時ばかりは後ろからではなく真正面から殴りかかっている。もはや後ろ暗いと思う事すら無くなったか。

溜めに溜めてきた分だけあって、この対決はドラマ的にも面白い。
主人公が周囲の人間を変えていくのが物語の基本だけど、それは見方を変えれば破壊者なんだものなぁ。お前がみんなを変えたのが悪い!と殴りかかるけど、視聴者からしたらミッチが一番影響を受けて変わっているように見える(悪い方に)。

本物の貴虎は死んだ!と叫んでいる横で本人がこっそり聞いているのは笑いが込み上げる。湊さんがプロフェッサーに裏切られた事も知らないので、この警戒感がアンジャッシュに見えてシリアスな笑いに…。

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烈車戦隊トッキュウジャー 第18駅「君の名を呼べば」

ザラムさんをトッキュウ6号として迎え入れようとするライトに対し、元シャドーの一員を信用しかねるヒカリ。
一度裏切っているのならまた裏切るかも…。
そんな折に現れるは名前のリングで相手を苦しめるリングシャドーさん。三宅さんがオカマの役ってのは鉄板過ぎてずるいな。

シャドーとしての過去を捨てたザラムにとって名前など無きが如く。
ヒカリ達はライトを信じてザラムを受け入れ、その証としてザラムの新しい名前を考える。
新たな名前、虹野明。

前回は何でこの人が6号でなければならないのかがピンと来ない印象でしたが、今回こんなに思い込みの激しい奴は他にいない、というコトで一応納得。思い込み…それもまたイマジネーションなのか…。

本人は特に6号になりたいとか新しい名前が欲しいとか何も言ってないんだけど、周りがどんどん引き込んでいっている。ザラム…虹野さん自身は本当はどうしたいのか分からないまま進んでいるのは今後描く予定だからなのかしら。

元クライナーだったものがドリルレッシャーになってトッキュウオーに装備される。
てことはクライナーもレッシャーも連結システムは同じで、殆ど大差ない代物だって事なんですね。
レインボーラインかシャドーラインか、良いも悪いも操縦次第、みたいなもんで。扱う方のちょっとした心持ちで善にも悪にもなるのだという意味がこもってるのかしら…。
光が善で闇が悪で…というシンプルな解決ではなさそう…。

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『ゴジラ(60周年記念デジタルリマスター版)』


レジェンダリー版「GODZILLA ゴジラ」公開に合わせて、各地で初代「ゴジラ」のデジタルリマスター版がリバイバル公開されています。
初ゴジは何度も見ているし、初代原理主義でもないのでそこまで強い思い入れも無いのですが、「初代ゴジラを映画館で見る」という体験自体はそうそう出来るものでもないので行ってまいりました。
見終わってから気づきましたが、映画館でゴジラを見るのは「ファイナルウォーズ」以来なので、ついぞ10年ぶりということになるのですね。ちょっと感慨深い…。

大きなスクリーンで初代「ゴジラ」を見るのは初めてでしたが、リマスターのおかげもあって、肌や衣服の質感すら感じ取れるクオリティ。
今回のリマスターは最新4K技術を駆使し、これまで黒く潰れていた暗部もクリアになったというのが売りの一つ。
以前の映像を明確に覚えているわけでもないのですが、確かに昔のVHSで感じた「え…暗すぎて何やってんのかよく分かんないだけど…」という見辛い印象は最後まで受けなかったです。
おそらく実際に比較すると結構違うんだろうな…。

映像が見やすくなったことで話に集中できるというのはあるんでしょうね。
見ていて「え、こんなカットあったっけ…」と思う事が多々で、テレビで見ている時ってどうしても集中できないのかなぁと思い知らされる。

何度も見ている映画なので今更新しい発見などは求めていませんでしたが、大きいスクリーンと映像が綺麗になったおかげでか、結構新しい発見が多くて自分でも驚きでした。
大戸島でのヘリの壊れ方がミニチュア的過ぎて撮り直した方がイイ気がする…とか、戦闘機のミサイルにめっちゃクリアにピアノ線見えてる…とか(ぇ)。

特に驚いたのは、高圧電線でゴジラを攻撃しようとする作戦。
鉄塔が幾つも立ち並ぶ風景カット。


このカット、これまでは何とはなし~に見ていたんですが、今回初めて鉄塔が若干背景と浮いているのだと気付いて「え!?」となりました。
つまり鉄塔の部分は全部合成だったんですね。これまで撮り切りの実景で、こういう場所が実際に存在するとしか思っていませんでしたので、かなり驚きました。60年前の合成技術にこれまでまんまと騙されていたのかと思うと、ホント悔しいです!(えー)
他にもこういった一見何とも無さそうなカットが実は合成だったというのが幾つか見つけられて、合成は怪獣や破壊絡みのカットだけかと思っていただけに悔しいです。

60年前の特撮ですが、合成による実景とのマッチングは結構ナチュラルに見えるんですよね。
モノクロと当時のフィルムの質が今より荒いことのおかげでもあるんでしょうが。
いやー…悔しいわ…。


冒頭には「GODZILLA ゴジラ」の告知映像もあって、新作への期待感がさらに募ります。
新作の前売りチケットがあると鑑賞券500円というコトですが、もうすぐ終了だそうですのでお気をつけて。

今日のドラえもんは…風雲ドラえもん城

本日放送は「裏山のドラえもん城」と「『真実の旗印』はつねに正しい」でした。

「裏山の~」は、“飛び出す建物シリーズ”から日本の天守閣を出すもののジャイアンに乗っ取られ、それを奪還するべく忍者セットで忍び込むお話。
風雲ドラえもん城…というわけではなく、からくり屋敷ののび太城。次々としかけられた罠にひっかかったり避けたりしながら天守閣の最上階を目指す。
子どものアトラクション用の罠といった趣で楽しそう…ですが、最後の自爆装置だけはちょっと危ない…。安全に自爆する装置が未来では開発されてるのかな…。

「『真実の旗印』~」を付けて喋ったことは、どんな嘘でも信じ込ませることが出来る。
せっかく考えた嘘がすぐにバレてがっかりしたのび太も、これで見事に人を騙せる。
次々と呼吸をするようにウソをつくのび太がなかなか凄い。あまりにナチュラルに嘘をつくので一瞬こっちも受け入れそうになってしまう。そうそう、ドラえもんはどら焼きが嫌い…う、怖い…。

仮面ライダー鎧武 第34話「王の力と王妃復活」

オーバーロードさん達に制圧された沢芽市。
レデュエさんはテレビ回線を乗っ取って人類に宣戦布告。
世界中から沢芽市に向かってミサイルが撃ち込まれるものの、知恵の実の力を得ているロシュオさんの前には無意味であった…。

沢芽市を守るチームと化した紘太達のもとに湊さんがいる時点でまずいまずいとは思われていましたが、真・斬月=ミッチの正体が危うくバレるか…といったところでミッチがナイスセーブを決めました。
ミッチは自分の居場所を守るためにこれまで画策していたというのに、結果として自分の居場所を失う事に。
「人を騙す人間は罰を受ける」というコトを子ども向け番組としてしっかり描くとぶっちーも言っているので、今後はもっとひどい目に合うのかもしれません。
しばらく龍玄も見ておらんで、偽のライダー(真・斬月)ばかりだものなぁ…。
搾取するベルトで偽の仮面に変身するとか、どうしようもないな…。

ロシュオさんの愛しい人を復活させる装置を稼働させるため、レデュエさんは燃料となる人間を集め始める。怪人がわんさか人さらいしているのが昭和っぽくて和む(ぇ)。
禁断の果実の力でも出来ないコトがそのマシンなら出来るのか…というそこそこの疑問もあるんですが…。
誰かの希望の為に誰かが絶望するという…これもその原理に則っているのか。

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烈車戦隊トッキュウジャー 第17駅「雨上がりの空に」

新たな戦士トッキュウ6号が登場。
元シャドウラインにして今はレインボーラインの整備士ザラムさんがアプリチェンジャーで6号に変身するぞ!

ザラムさんは元シャドウラインの一員。
いつも雨を降らせて人間を困らせて闇を発生させていたとのこと。
基本精神面へ悪事を行うシャドウラインの中でも抜群にゆるい悪事ですね…。むしろ喜んでいた農家の人とかいませんでしたかね…。

アプリチェンジャーが出て来て、ザラムさんをライトが気に入って、チェンジャーを渡して…と、如何にも手っ取り早く一番近くにいた人をたまたまチョイスした感があるような…。
どうしても、最初からアイツを6号にしようという目的でライトが行動しているように見えてしまいます。
ザラムさんが悪いわけではないけど、6号はこの人でなければならない!というハッキリとした理由付けは無い…ようなのが気にかかる。
あ、今思い出したけどザラム君も幼馴染の一人だったじゃーん! みたいのがあると分かり易いんですけどねぇ。
それなら車掌が6号でもいいわけで…。今回の為だけにチケット君6号Ver作ったのかしら…。

シュバルツ将軍はザラムさんと一緒に何かやろうとしている模様。
闇ではなく烈車の力で地上を制圧する…とか。
皇帝がキラキラを求めていることを考えても、シュバルツさんがラスボス…なのでしょうか。いや、見え見えのフラグをこんな早い段階で出すのもおかしいか…。

ザラムさんは自分の罪に苛まれ、死に場所を探しているという。
靖子にゃん戦隊的にはいかにも終盤で死にそうなキャラといえばそうなんだけど、トッキュウジャーの雰囲気からするとさすがに死な…いや…どうかな…。

6号の武器ユウドウブレイカー、レッシャーを入れて攻撃するのイイぞーと思ったんですが、どのレッシャーでも同じ音だと聞いてちょっと残念。
レッシャーによって変われば劇中での表現にも幅が出るんですがね…今年のアイテム、全体的にそういうのが気にかかる…。

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今日のドラえもんは…ちぇんじごーる

本日放送は「のび太イレブン」と「ぶつぶつ交換機」でした。

「のび太イレブン」は、鼻からスパゲッティーを賭けてジャイアンチームとのび太チームがサッカー勝負をするお話。
のび太チームは友達が集まらないので、立体コピー紙で作ったのび太にロボッターを付けてメンバーに。
しかし所詮はのび太のコピーということで動きもままならず、仕方無いので少しでも強く見えるようにブラジル人風メイクでごまかす(ぇ)。
W杯に合わせてのサッカー回でしたが、どう見てものび太チームの反則で終幕。あ、そこで終わるんだ…と何も収集付けていない感じがじわじわ来る。

「ぶつぶつ~」は、要らないモノを物々交換のオークションにかけられる道具。
結構しっかりしたシステムで面白い道具だなぁと感じる。お金だと調整が大変だけど、物々交換だとその辺がシンプルで子どもでも簡単にオークション出来そうというのが分かりイイ。ただ入札した三つのうちから必ず選ばなければいけないのだろうか…という疑問はちょっと残る。出品者のリスクもありそう。
実際のお金が動いていないとはいえ、どんどん価値の高いものにレベルアップさせていこうと欲をかくのび太。交換したものをまた交換、交換…。
悪かないけどゲスい感じが凄く楽しい。

ハピネスチャージプリキュア! #20「悲しい過去!!キュアフォーチュンの涙」


今週の歴代さんはサンシャインさん。
メイン回が恐ろしく少ないことでお馴染みの、あの(ちょ)。
共通項的なことでいうなら…お姉ちゃんの身代わりで重い責務を負っていた…みたいなコトかもしれません。
サンシャインさんの方はお姉ちゃんじゃなかったかもしれないけど、そうとしか見えなかったからまぁいいや。

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今日のドラえもんは…あまえんぼになったつもり

本日放送は「パパもあまえんぼ」と「たけしのズンドコ誕生日」でした。

「パパも~」は、酔っ払ってくだをまいたパパを叱ってもらうべく、タイムマシンでおばあちゃんに会わせるお話。
これ幼い時分に漫画を読んだ時はよく分からない話の筆頭だったんですけど、年取るほどに堪える話だなぁと感じられるようになる。
この手の泣きエピソードが十数分で成立できるというのがよく考えると凄いかもしれん。同じ運びで話を作ろうとすると、のび太やパパが経験した嫌な事まで描写しなければ…と思ってしまうもんなぁ。そこをバッサリ切って、母親に甘えたくなるという普遍性の部分の描写にだけ注力してる。
視聴者・読者は泣いているのび太やパパではなく、それを一歩引いて見ているドラえもんやのび太の視点なのが、泣きエピソードの作り方としては変化球にも思える。それはページ数の限られた中でテンポよく話運びするテクニックなんだけど、誰にでも経験あるでしょ?という普遍性の部分でちゃんと泣かしにかかっている。
映画で2時間出来そうな話でも十数分でまとめてますからね。このコストパフォーマンスの引き出し方に感心する。

「たけしの~」は、“日本標準カレンダー”で6月15日をジャイアン誕生記念日として国民あげてのお祭りにするお話。
この日はジャイアンシチューを食べてテレビで生中継されるリサイタルを視聴する。「視聴する国民の義務」というのが凄い…。
「きよしのズンドコ節」ならぬ「たけしのズンドコ節」をクライマックスで熱唱。カバー曲のキャラソンもあるのかよ…。てか、ジャイアンのBGMに歌詞が付いていた事の方が個人的には驚きでした。そんなものをいつのまに…。
リサイタル生中継の放送だけはなんとかして食い止めたものの、誰にも祝ってもらえないのかとうなだれたジャイアンを見て、ドラえもんは“ツモリガン”で誕生日リサイタルをしたつもりにさせてあげるのでした…。
最後がイイ話っぽいような、でもよく考えたらひどい話なのが如何にもドラえもんさんらしくて良いです。

仮面ライダー鎧武 第33話「ビートライダーズ大集結!」

インベスさん達の大侵攻で沢芽市は通信が遮断され孤立化。
かたや世界では60億人人口減少計画が漏れて騒動に。だいたいプロフェッサーのせい。

なんだか最終回辺りでやるような事態が既に起こっています。ビートライダーズの間だけのゲームだったはずが、いつのまにか地球規模の争いとして世界にも知らしめられてしまった。
ステージが大きくなって大変にはなりましたけど、ユグドラシルの悪役たる要素だった秘密主義は一つ崩され、計画が世界中に知れ渡った。
ただそれを紘太たちがやったのではなく、プロフェッサーが別の狙いの煙幕に利用しただけなのでテーマとしての勝利はまだない。

極アームズという禁断の果実へ近づく力を得た紘太ですが、欲しいのは禁断の果実ではなくみんなを守るための力。
しかし湊さんは守った後にどうするかと聞いてくる。何か一つ成し遂げた後にどうするかどうするかという繰り返し。ステージをランクアップしたらまたそこには新たな問題があって、それを解決してステージアップしてもまた…。

一応、希望の対価として絶望が支払われなければいけないという宇宙の原理をぶっ壊すという目標はありますが、誰に頼めばそんなコトが出来るのかまだ分かりませんしね。
禁断の果実を手にすれば宇宙の法則すら曲げられるよ、とサガラがQBさんみたいな事を言い出すのかもですが。

今回は真・斬月さんの正体が貴虎お兄ちゃんではないことにとうとう紘太が気付く。まさかここで鶯蓮さんが役立つとは…。
ミッチはガードベントで極アームズの攻撃を交わし、「何故紘太さんばっかりが新たな力を…」と恨み節。
ミッチなんかロックシードもゲネシスドライバーもお兄ちゃんから盗んでパワーアップしてるってのに…。

戦極ドライバーの「切り開く」とゲネシスの「搾り取る」の違いを、紘太とミッチが地で表現している様子。

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烈車戦隊トッキュウジャー 第16駅「危険な臨時烈車」

シュバルツ将軍はハンマーシャドウさんの力を利用して、子どもたちの夢を一度叶えてから奪うという鬼畜な戦略で濃厚な闇を集める。
さらわれた弟を追って、姉のアオイはトッキュウジャーと共にクライナーの中に乗り込む。

そういえば1話でも人さらいをしていて、あの怖さを久しぶりに思い出した感じ。
お姉ちゃんは弟のようなイマジネーションを失っていて烈車を見ることは出来なくなっていたけれど、弟を助けたい一心で再びイマジネーションを取り戻す。

闇の中に失ったように見えても光はちゃんとあるというのが會川さん。っぽいかも。
闇堕ちの話の印象が強い會川さんですが、これはその対でもある光返りとでも言うか…。マイキーより會川節は強いかなという気はする。

クライマックス、弟くんにトッキュウジャーの勝利をイメージさせるというのは熱い。
視聴者の子ども達のイマジネーションでトッキュウジャーは毎週勝利しているのだというコトだものなぁ。視聴者を機能に取り込むメタ仕掛けっぽくて熱いです。

次回は6号が登場する模様。
金とか銀ではなくオレンジというのが以外過ぎる。
差し色でオレンジが入るのは時折ありますが、全体的にオレンジが使われるのはバトルコサック以来だとか。
キョウリュウジャーで言うシアンやグレーではなく、正規の6人目でその色とは…ちょっとしたボウケンだなぁ。

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スパイダーマンだけが日本でヒットする理由をマスクデザインからこじつけてみる。

ツイッターに書こうと思ったけど、つぶやくには多いのでこちらに。

近年アメコミヒーロー映画が軒並み日本でヒットしない中、何故スパイダーマンだけが突出してヒットしているのかという件について色々思案してました。
知名度やドラマなどは他のアメコミ映画と比較してもスパイディだけ突出してアドバンテージを持っているとは考えにくいわけで。知名度だけならスーパーマンやバットマンだって日本では負けていない。

そんな中なんとなく自分の中で納得出来る仮説として、“スパイディのデザインが日本人に受け入れられ易かったからではないか”という説。


アメコミヒーローで最も多く見られるマスクは(マスクしてない人の方が多いけど…)、目の周囲を隠して口元はオープンにしているタイプ。
バットマンとかキャップとかetc...



かたやスパイディのマスクは目の部分が大きくデザインされ、口元は隠されている。



ここで日本のヒーローマスクを思い出してみると、ウルトラマンもライダーも戦隊も、顔面積に対して目の部分が大きくデザインされているモノが多い。


特撮だけではなく日米のコミックを比較しても、日本人の描くキャラクターは目が大きくなりがちであることは通説です…よね?


これは日本人が「目」から相手の表情を読み取ろうとするのに対して、
アメリカ人は「口」から表情を読み取ることから来る相違ではと考えられる。
(参考:Americans and Japanese Read Faces Differently

顔文字においても、日本の顔文字は目のバリエーションが多くて、アメリカで使う顔文字は口のバリエーションが多いのだとか。
日... (´・ω・`) ( ゚Д゚) (;^ω^)
欧米... :-) :-P :-@ 
(参考:英語圏の顔文字


そこに照らし合わせるとバットマンやキャップに比べ、日本人にとってスパイディは感情移入しやすいデザインだったのではないかと一節立ち上げられる。

逆に、「トランスフォーマー」の映画ではオプティマスプライムに“唇”が付け加えられていたりします。
日本人の感覚としては「何でわざわざロボットに唇を付ける…?」と思うところですが、アメリカ人の感覚としては「口」が見えないとキャラクターへの感情移入がし辛かったのだろうと考えられます。

勿論、元からあるスパイダーマンの知名度の高さこそが大きなヒット要因だとは思いますが、日本でも知名度の高いバットマンやスーパーマンに対しても圧勝している要因としては、この辺りが自分としては納得しやすい落としどころかなーと思う。

今日のドラえもんは…レスキューエビフライ

本日放送は「のび太のエビフライ」と「たすけて!助け船」でした。

「のび太の~」は、揚げたてのエビフライを前に現れたネズミ対策のため、“ルームガードセット”を台所に設置するものの不用意に発動させてしまって台所に入れなくなってしまうお話。早く台所に入らなければ、揚げたてエビフライが冷めてしまう!!
アニメオリジナルとはいえママがスモールライトで一緒に小さくなったりして冒険に参加しているのは珍しい。しかも「エビフライは揚げたてが美味しいのよ!」とかなり積極的。のびドラとは別に一人で被害に遭うことは多いけれど。
最後にパパで落とすのはベースに「ネズミとばくだん」の話があるからなのかもしれない。「ホームメイロ」的でもある。
本来「ドラえもん」の話は子どもの中だけの話なので、大人の介入によって終了するというのは一つのパターン。
いつもはママが勝手に道具を捨てたり片づけるのが定番ですが、時々はパパも担うのだと。

「たすけて!」は、人助けをして新聞に載った出木杉への対抗心から、自分も新聞に載るような大きな人助けをしたいと不純な動機から人助けをしたがるのび太のため、困っている人を探し出す“助け船”を使用するお話。
ただし困っている人の居場所を教えてくれるだけで、そこから先は自力で何とかするしかない。
コツコツと助けてるんだか不幸になっているんだか分からない人助けをしていく中、とうとう命に係わる人助けをすることに。
船が坂道でも割と簡単に進んでいたのは、クライマックスの為の伏線だったのだと…そんな気がする。一応どんな場所でも救助者のいる場所までは行けるように作られているのだろうて。

今週から8月公開の「STAND BY ME ドラえもん」の映像が流れました。

公式サイト予告編を見ると恋愛エピソードをベースに、「さようならドラえもん」も盛り込んでいるのかな…? どっちが主軸なのかな…ブレないかな…?
コピーにもある通り、明確に「泣き」をコンセプトにしているわけですね。おそらくレギュラーの映画よりハイターゲットを捉えたいのだろうと思う。
とはいえレギュラーの春映画も好調な中でそれとは別にわざわざ3Dで映画を作る意味ってあるのだろうか…と考えると、よく分からない部分もある。もともと山崎監督が、前に制作した3Dアニメのスタッフとまた仕事したい解散するのは惜しいという心意気から企画を出した映画だそうだので、F先生の生誕80周年にうまく噛み合ったかなり偶発的企画という印象があります。

これがヒットしてシリーズ化なんて話になったら、春はファミリー向け、夏はハイターゲット向けという住み分けなんてコトが出来たりするのかしら…。

仮面ライダー鎧武 第32話「最強の力!極アームズ」

デェムシュさんが暴れるだけでも大変な中、沢芽市にはレデュエさん率いるインベス軍団がクラックから侵攻。
ユグドラシルの部隊も歯が立たず、本社ビルも植物にからめとられる。

支配する者から支配される者へ。
ステージが変わる度に起こる連鎖により、今度は沢芽市を支配するユグドラシルがオーバーロードさんに力でねじ伏せられる。

これに対して沢芽市にいるライダーが結集してインベスと交戦する。
共通の敵が現れることで争いあっていた同士がやっと協力出来る…というのもこれまでと同様ですね。
ビートーライダーズのライダー、ユグドラシルのライダー、あとケーキ屋のライダーが円陣を組んで共闘する。
鶯蓮と城乃内も、いつぞやのメイン回があるからこそここで戦えるという印象。あの話が無いとここで来るのは違和感あるでしょうし、人気キャラだからと急遽こさえた話にしてはキッチリ繋がっていてありがたい。

このライダー達をリードするのは何故か戒斗さん。
明確にデェムシュさんとは違う道を歩んでいるのがここで決定的でもある。
でもホント何故戒斗さん…グリドンの次ぐらいに負けてる印象しか無いのに…。

かたや紘太はぐっさんと話し合い。
オーバーロードなら世界を救えると思ったのに、あいつら全然話し合いすら出来ないじゃん! ならば紘太自身がオーバーロードになればイイのだとぐっさん。まさかそんな手が…。人間というステージすら越えろと…。
仮面ライダーは敵と同じ存在であるという石ノ森イズムがありますが、敵がどんどん変わっていく「鎧武」ではそれに合わせてライダーも変化しないといけないのかしら。
インベスならインベスと同じに、オーバーロードならオーバーロードに。

ぐっさんが紘太に渡した鍵のロックシード。
てっきりあれが黄金の果実なのかと思ってましたが、戦って蹴散らして奪い取れと言っていたので、あれを使ってロシュオさんの持つ果実のところまで行き着けという意味だったんですね。
鍵はあくまで果実が持つ力の一部なのか…。

紘太は世界を救うために人間ではない存在になろうとする…。
相変わらずパワーアップする度に孤独になっていきますよね。最近のライダーのベクトルとはホント真逆。
人ならざるものになろうとする紘太と対照的に、人間らしく協力し合って戦おうとする戒斗。
どういうことなの…主人公どうなってしまうのコレ…。

「まどかマギカ」のように主人公が最終的に神化してしまうのではと思えてくる…。そうなった後で人間のステージへ戒斗が引きずり落としてくれるのだろうか…?
そのぐらい戒斗はもう一人の主人公としての存在感が出て来ている。
あ、でもそうすると舞の存在とは…うぬぬ…。

新たな変身は鎧武・極アームズ。
全てのライダーの武器を扱えるというてんこもり仕様。
特殊エフェクトが無いからかちょっと地味に見えるのはボクだけでしょうか…。

プロフェッサー戦極はユグドラシルがやられるといち早く脱出。
この人やりたい放題過ぎだろう…。

仮面ライダー 各話レビュー

烈車戦隊トッキュウジャー 第15駅「心の中にあるもの」

心の中にある大切なものを具現化させてから破壊し、人の闇を生み出させるハンマーシャドウ。
ミオから出て来たのはシュウマイのゆるキャラ・マイッキー。
何で焼売…という疑問はそこそこに、聞かん坊のマイッキーを破壊されないようにと守ることに。

マイッキーはミオが子どもの頃、こっそり話しかけていたぬいぐるみの友達。しかし友達には恥ずかしくて言えなかった。
ミオが他のメンバーよりもイマジネーションが低いとされているのもそれと同じで、自らイマジネーションを抑え込んでいたからではないかと推理するヒカリ。前回より名探偵や…。

マイッキーを破壊されたミオがむしろイマジネーション爆発させて強くなっていたのは、その拘束が外されたというコトなのかな?
だとするとハンマーシャドウさん的には余計なことをしたのかもしれない。

今回思い出したのは学校に通っている場面で、これまでの何処だか分からない原っぱで遊ぶ漠然とした記憶よりは明確な生活感がある記憶。
トッキュウジャーは普通の人間ではない…という推測を立てているもんで、今回の普通の人間っぽい生活をする記憶はちょっと驚き。
何者なのか…。なぜシュウマイなのか…。

今回は戦隊ではゴーオンジャーぶりに會川さんのお話。
ゆるキャラが出て来たりして會川さんらしからぬ可愛いテイストの話でした(ぇ)。
マイッキーが邪悪な存在に変化する…ぐらいの事は想定していたんですが。

次回もまた會川さんのお話。
マイッキーを作ってしまった分、ハンマーシャドウさんは来週も登場する模様。

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