2013/11/26
仮面ライダー鎧武 第07話「大玉スイカ、ビッグバン!」
突如としてライダーバトルに参戦する事となったパティシエにして元軍人のピエールさん。ダンスチームの縄張り争いもユグドラシルの思惑も関係なく、イレギュラーに動き回ってライダーやインベス狩りをしていく。
ユグドラシルの作った箱庭の中で思惑通りに動かされている若者たちとは対照的に、ひとり箱庭の外からやって来てぶち壊す存在ってのは、どちらかというと主人公的なポジションのようにも感じるピエールさん。
ピエールさんにとってはルールで守られ縛られたバトルゲームはただの遊びであって、本物の戦闘ではない。
それをぶち壊して、本物の戦闘を見せつける為に参戦しているとのこと。
より自由に動いて大きな思惑を破壊していくその構図は痛快ではあるけれど、自由すぎるが故に厄介な方でもある。
ブラーボさんは奪ったロックシードからインベスを召喚するも、それらを操るでもなくただ自由に暴れさせる。自由放任主義だなー。
さらに街の人が襲われていても特にお構いなし。
特に言及ありませんでしたが、ピエールさんからしたら本物のバトルにおいてはステージという縛られた空間は無いも同じワケだから、バトルステージと観客席の境も、兵士と観客の違いも存在しないという解釈なのかもしれない。
だからインベスが人を襲うのならば、それもそれで戦闘行為の中で当たり前のことだと容認しているのかも。
襲われる覚悟もなしで見に来るなというコトかなと。
そういうスタイルとなると、自由すぎるってのも面倒くさくなってきますね。
ルールがあるからこそ、ライダーゲームもインベスゲームもある程度安全安心に対戦者と観客が参加出来るっという事実もある。
ルールが無くなった途端にそれは本当の戦国時代というか、ただの殺し合いになる。
インベスさんの森での鎧武VS斬月はまさにそれで、本当の殺し合いだった。
錠前は「閉じる」だけでなく、「守る」ために使う物でもあるもんなぁ…ただ壊すだけじゃダメなのかもしれない。
今回初登場は大玉スイカ。
遂に巨大戦も出来るようになりました。
パワーアップした割に特に紘太に変化のある話ではなかったという気もしますが…。
そしてグリドンと黒影が誰かに勝てる日は来るのだろうか…。
⇒仮面ライダー 各話レビュー