2013/02/04
ヒロムのデータを得てレッドバスターの姿までコピーする事が出来るようになったエンターさん。
マスクのクラッシャー部分がのっぺりしている本家より格好イイのがずるいです。
より多くのデータを集めて完璧になろうとするエンターさんは、この世界を自由に作り変えることすら出来るとも。
また、一人で動いたヒロムをリュウさんは叱責。
ヒロムの命を絶たねばならないというなら、その時は自分がやると。
今までに育んできた絆があるからこそ、仲間の手で決着をというのが重い…重いけど、ゴーバスらしい熱さでもある。
でなければ、家族の犠牲を出してでもヴァグラスのシャットダウンに使命をかけてきた事を否定することになる。
「ゴーバス」もシリーズ後半は戦隊らしいユルめのお話が多かったのですが、ラストは当初のハード路線を取り戻しての展開ですね。
消えてしまった家族も最後には戻ってくるのでは…という期待もどこかで抱いていたのですが、それをやるとバスターズや、自ら破壊しろと言った家族たちの思いや覚悟を無にするコトになるので、もう本当に戻ってこないようですね。
エンターさんも復活したエスケイプさんに対して「データの残りかす」だと言っていましたし。
どんなに悲しいことや辛いことがあったとしても、それを「元に戻す」なんてコトはやっぱり出来ないのでしょうかね。
それを受けると今回泣いていた子どもたちにヒロムが「元に戻すから」と言っていたのが気にかかる。
この一年の物語の中では「戻らない」コトを描いてきて、ヒロムもそれは分かっているとは思うのですが…うぅむ、どうなるのだろう…。
それでもまだ、元へ戻るものはあるのだろうか…。
何度倒しても復活して元へ戻るエンターさんとの対決やいかに…。
うーむ、大変面白い。
エンターさんをドック内部に連れ込んで転送というシーンは素直に盛り上がるし、今まで描かれてきた事を利用し収束してきている感じにワクワクします。
陣さんの残ったデータの事も気になっていましたが、ヒロムを助ける為に利用するときましたか。
カードに残っている陣さんのデータをぶつけて…と、正直いって現象としては何言ってるんだかサッパリ分からない理屈なのですが、天才エンジニアの陣さん曰くそれで何とかなるかもしれないというので、きっと理屈は通っているのでしょう。
自己犠牲的に見えないかという危険性もあるんだけど、最後だからやり切ろうという気概を感じる展開でもある。
本当にそれで解決するのかも分かりませんが。
次回最終回でどう終わるのか…。
エネトロンの存在意義は解消されるのだろうか…。
まぁ、されなくてもいいんだけど…。
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スーパー戦隊 各話レビュー