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2012年11月23日
2012年 11月 23日
本日放送は「パパとのび太と酒の泳ぐ川」と「しかえしミサイルが飛んできた」でした。

「パパと~」は、パパの好きな高価なお酒を増やしてあげようとして、サケに卵を産ませて川に放すお話。
この原作はボクも大好きなお話なんですが、これ、ジャンル別文庫本の「感動編」に収められているんですよね。どう考えても一大ギャグエピソードだろうと思っていたボクとしては、その事実を知って驚きを禁じ得なかったものです。まさか世間的には感動エピソードの扱いだったのかと…。
確かにお話自体は、パパのためにお酒を増やそうという親子の愛情、頑張ってキレイな川にすることでサケが戻ってくるドラマチックさが詰まっていると思う。
でも、イイハナシの全編に「鮭じゃなくて酒」っていう、どうしようもないダジャレがまとわりついてくる。このボタンを掛け違えたような感覚のまま最後までまるでイイハナシかのように突き進むのが、最高に上品なナンセンスコメディだと思うんですけどねぇ。この話のどちらを重要視するのかは人によるってコトなんでしょうね。
イイハナシだけどダジャレなのか、ダジャレだけどイイハナシなのか…。
今回のアニメは割と後者。楠葉ドラらしく感動要素を強めに持ってきていました。
パパの描写多めで、たしかにジワッと来るね…。
もし次にアニメにする時はナンセンスギャグの方を強めでもいいんだぜ?

「しかえし~」はジャイアンにしかえしをしようとするのび太がミサイルを設置。いつでもどこでもスイッチひとつでミサイルをジャイアンとスネ夫に攻撃できるようにしたが、ジャイアンとスネ夫もまた同じミサイルを手に入れてしまうというお話。
米ソ冷戦を上手いこと盛り込んでいるお話です。凄く分かり易い。オチをちょっと忘れていたんですけど、そうだったそうだった。みんなが兵器を捨てればいいという、漫画らしく一種の人間の理想を見せつけたあとでの…あれだよ。
今回のアニメのラストでも、何も描かずにじんわりと終わっていたのが好かったです。
SFのショートショートっぽいオチが映えますね。

シニカルな話とエスプリの利いた話で今週はどちらも楽しかったのぅ。
冷戦はもう20年以上も前に集結しているとはいえ、分かり易い風刺はいつの世も新たな意味を得られて普遍性がありますなぁ。
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