2012/08/06
なるほど、そういうことか…。
サジタリウスがメインテーマをぶつけてきて、最終局面っぽい感じだなぁ、うん。
残り3話で終わってしまうだなんて…うぬぅ。
ホロスコープスの首領・サジタリウスの正体は蒲生理事長でした。
ついでにリブラとレオの正体もライダー部に明かされ、最後に残されていたうお座・ピスケスの資格者がライダー部仮部員の蘭であるとも分かりました。
ピスケスは名前的に入院していた生徒会長の壬生さんが近いのではないかと言われていただけに、蘭が変身するまでは「ホントかいな…?」と思いながら見ておりました。
ここに来てもそう易々とは信じられませんからね、あの校長は…。
オンドゥルルラギッタンディスカー!
「我が身を守る為なら何だってする」と、人としてどうかという台詞を堂々と言ってホロスコープスを裏切った校長。
しかし、内容がどんなものであれ、それが本心であれば受け止めるのが弦太朗。
きっと校長ともダチになれるはず…なのかな?
正直、生徒の夢を奪った事を後悔していると悔恨する校長を見ても信じきれない自分が居る。
弦太朗に及びもつきませんです。
理事長は友達の要らない人間だっているのだと弦太朗に話しました。
キミの価値観だけが全てではないのだと…。
自分の思う価値観だけが全てじゃない。
自分の知っている世界だけが宇宙の全てじゃない。
それは、「学校」という非常に狭い世界と「宇宙」という広大な世界を一緒に描く事で、自分の知っているコトだけが世界ではなく、もっと広い宇宙が世の中に存在することを描いてきた、この「仮面ライダーフォーゼ」という番組のテーマそのもの。
弦太朗はこれまで、自分と違うモノ、自分の知らないモノも受け入れて友達にするコトを正義としてきた。
なのに、その“多様な価値観の許容”という正義をラスボスは既に共有していて、しかも弦太朗の方が許容率として低いと言う。
本当にどんな価値観も受け入れるというのであれば、弦太朗の信念を否定する「友達が要らない」という価値観すらも受け入れなくてはならない。
しかし、それを否定するのは弦太朗自身の正義を否定することだし、逆に受け入れてしまえばそれは絶対に友達にはなれない事を意味している。
どちらを選んでも弦太朗の負けという恐ろしい問答ですよぅ…。
コレに対してどういった回答を示すのかが今後の気になるところ。
宇宙へは一人で行くか、みんなで行くか…そんなぶつかり合いだわね。
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仮面ライダー 各話レビュー