2011/08/05
本日放送は「のび太 ユーレイになる」と「水たまりのピラルク」でした。
「のび太~」は、ジャイアンに殴られた恨みをウラメシズキンで作ったユーレイによって果たすお話。
一度見た時にはボ~ッとしていて気付きませんでしたが、さらっと本物の幽霊が出てきちゃってるんですね。しかもそれでいてお話には一切絡まず…。
基本的に漫画の「ドラえもん」は完璧なSFなので、スピリテュアルも不思議パワーも全く描かれない作品です。幽霊とか妖怪が出てきても、それは道具の効果だったり人間のイタズラだったという説明なりオチが必ず付随する(ただしツチノコと雪男は実在する…)。
全て物理的に説明が付くように組み立てられていて、諸々の作品でよくある“信じる心が不思議な奇跡を呼んだ!”みたいな不思議パワーの現象も一切存在しないもんなぁ…ほんまドライやなぁ。まぁだからこそ好きなんですが。
何の話だっけか… あぁ、そうね、幽霊が出てきた話ね。要するに原作なら絶対に幽霊は出さないねって、それだけの話です(えー)。
アニメはアニメで漫画とはまた別物なので、この方法論で作った方が広がりもあるし話も映えるでしょうしね。
これまでもちょくちょく幽霊は出てきたしなー。まぁ、それでもあまりにガッツリと本物の幽霊が絡んでくるとアレだが…。
我ながらひどくどうでもイイコトをつらつら書いていやがるけど、いつもの事なのでよしとしよう(え)。
それにしても見世物小屋って発想が21世紀の子どもとは思えないぜ…。
「水たまり~」は、スネ夫に対抗して釣りにやって来たのび太が、しずかちゃんの為に大物を釣ろうと奮闘するお話。
このお話は展開がどんどん変わっていくボリューム感のある話だし、のび太としずかちゃんデート的な意味合いもあるお話なので、膨らませて30分にすればいいのに…と率直に思う。原作テンポが心地よいけど、ちょっと勿体無いなとも思うのね。
ポケットを使い慣れないのび太が出したおよそ役に立たなさそうなアイテムが、次々と役に立っていく展開が爽快で好きなくだりです。点と点がどんどん繋がっていく、構成の面白さですね。
今見ると「なんで有精卵なんだよ…」とも思いますが、まぁいいや。結果論からして有精卵だったのだから仕方ない。仕方ないんやで。上で書いていることとちょっと違う気がするけど、聞こえないんやで。
9月にオープンするミュージアムのCMもやっていましたが、動いているパーマンを見れたのがちょっとした感動。
これから他の作品キャラクターも出したりするのかしら。そういうのを見ると、他のF作品もアニメで見たいって思ってしまうのぅ…。